SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

わらぞうり

2007-08-23 23:53:07 | 







 処暑となり綿の花しべ開く候となりました

処暑は暑さが収まる候なのですが暦通りやっと猛暑が鎮まったようです。毎夜膨らむ半月が美しく、秋の近いのを思わせます。

ずっと前から作ってみたかった草鞋の編み方をしてみました。
10年ほど前大工さんが入った折りに作ってもらった簡単な草鞋作り台を取り出しました。なんと反古になった座布団カバーを切り裂いて作ったものが手がけたままになっていました。
大人用を作るつもりでしたが、どうも可愛くないのでミニにしましたがこれもなかなか素材が合わなかったり、大きさがちぐはぐだったりで何度もやり直しでした。
何を作るのも何度もしている内に自然と形も決まってくるものですが俄かなものはそうはいきません。繰り返し作ることが重要なのだと思います。その点習うことは有難く、私のように本や切り抜きなどを手本にすると失敗ばかりでロスが多くなります。

さくらさんから送って頂いた薄のバッタさんを置いて草鞋の大きさが分かるようにしてみました。
草鞋は今健康にもよくて自然素材や再利用など利点が見直されて流行っているようですがこれもふるきよきものです。夏休みの体験に作ってみるのもよいと思います。



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11 コメント

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Unknown (浮羽)
2007-08-23 20:59:14
小さな小さな可愛らしい草履、風雅な草のバッタ、ほのぼのと心安らぎます。《繰り返しやることの大切さ》、今日思い当たる出来事があって、自分に言い聞かせています。
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Unknown (風花)
2007-08-24 01:15:21
前の記事の布ヨーヨーも可愛らしかったですけれど、この草鞋もほんとうに可愛らしいですね。
何度も繰り返して作る・・・根気のいることですよね。今の時代にはとても大切なことのように思います。
私も薄のバッタは適当な葉がないので紙でやってみていますが、難しいです。
根気よく挑戦していきます。
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Unknown (yaya)
2007-08-24 06:56:50
私も若い時は今ほど根気がなかった気がします。草鞋も作り方は分かっていても紐の太さや素材で形がずいぶん違い、片足だけ5.6足も作り、アップの前日にやっと出来ました。
私の根気も好きなことだけかもしれませんが、SAKURAのお陰かもしれません。
風花さん、バッタさん上手く出来るといいですね。
浮羽さんもバッタさん出来ましたか?
こうした皆さんの支えがあるので私も頑張れるようになったのだと思います。ありがとうございます。
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Unknown (さくら)
2007-08-24 09:28:09
お早うございます。
昨日は有り難うございました。
なんて可愛らしい草鞋でしょう。
難しいんでしょうね、編み上がった布製の草鞋は手仕事展等で見かけます。
小さい物のほうが編むのが大変でしょうね。
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Unknown (yaya)
2007-08-25 00:25:23
ミニの草鞋はそんなに難しくありません。でも面積が少ないので裏で余り紐の処置が奇麗にできません。その点工夫がいりますが今回はやっとアップの前日に間に合ったような綱渡でそこまでいっていませんの。さくらさん。
大人用の草鞋はかえって幅が出ずに難しい気がしました。

お送り頂いたバッタさんももう10日あまり経ちますのに冷蔵庫で保管したせいかみごとに緑色が残っていますでしょ。
私は薄の使い方を間違っていて根本で作っていたのですが先端の部分を使うのですね。
セロテープを見て気が付きました。ありがとうございました。
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Unknown (さくら)
2007-08-25 08:26:13
yayaさんのお蔭で私のススキのバッタも全国デビューをしました(^-^)
有り難うございます。
普通葉先の方から折りはじめると思いつきませんね、葉先から折るので足になる部分の太めの芯が残り上手く考えられていると思います。
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Unknown (passerby)
2007-09-19 12:45:47
検索からたどってこちらを拝見しました。
お作りになったのは「草履(ぞうり)」であって、「草鞋(わらじ)」ではありませんね。
草鞋とは以下のような形のもので、緒を足首に巻いて結ぶような形で履きます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/pehota02/equipment/foots/warazi00abcd.html

草鞋と草履を混同されている方がけっこういらっしゃることに最近気づきました。(「布わらじ」という商品名で布ぞうりを販売している業者さんもいるんですね)
古き良き美しきものは、是非正しい形で残していただきたいと思います。
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Unknown (yaya)
2007-09-19 22:36:32
草鞋からSAKURAへお越し頂いたとは遙かな道のりでございましたでしょう?passerbyさま、お通り頂きありがとうございます。またご指摘いたみいります。
実は私も最初は草履と書いたのですが草鞋に直しました。どうしようか迷いはありましたが私の草履のイメージはもう少し高級で台座がついた履物です。
これはミニでご覧頂けないかもしれませんが、ご指示の画像の草鞋と同じ編み方で作ったものです。確かに紐の掛け方は違うのですが、作り方や編んだ面が直接大地に触れると言う点で草履より草鞋に近いと考えました。
先月は夏休みと言うことで子供さんがたにも草鞋の作り方を知ってほしいと思い作ったのですが、紐の掛け方が草鞋とは異なる点を断った方が良かったですね。
≪草鞋の製法で作った見た目が草履≫でしょうか。

二宮金次郎ではありませんが、昔は草鞋は誰でもが作れる手技でした。その方法が見直されているのでやはり業者さんも>「布草鞋」と名付けたのでしょう。

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Unknown (passerby)
2007-09-20 15:52:59
yayaさん
お返事、ありがとうございます。以前は「草履」と表記されていたのですね。つい先日こちらのページを知ったばかりなため、存じませんでした。

草履と草鞋の違いについては、以下の説明が分かりやすいのではないかと思います。「日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館」のサイト内のページです。
http://www.footandtoy.jp/event/2006/kusanokutu/k001.html

上記サイトの説明にもありますが、わらを材料として、わらじと同様の製法で作るぞうりは「わらぞうり」といい、製法はわらじと同様でも、これはあくまでもぞうりであってわらじではありません。草履と草鞋の違いは作り方にあるのではなく、その構造と機能にあります。わらのかわりに布を作って編んだぞうりは、やはり「わらじ」ではなく「布草履(ぬのぞうり)」と呼ぶべきではないかと思う次第です。是非とも“正しい”伝承を…いまいちど御一考いただければ、と存じます。
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Unknown (yaya)
2007-09-21 06:38:42
はい。分かりました。passerbyさま、私も草鞋にはいささか抵抗がありましたから題名をわらぞうり と訂正いたしました。訂正のお知らせはこのコメントとさせて頂きます。
お教え頂いた サイトはよく分かるものでしたからSAKURAをご覧下さる方もがお立ちより下さるといいと思います。

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