半夏生ずの候となりました。
夏越の払いも終えて1年の折り返しに入りました。海、山開きもあっていよいよ夏の暑さの到来でしょう。
今月の花包の花を探しにお花屋さんを巡りましたがなかなか見つからず、庭のもちずりを包みました。
母に繋がる思い出もあって大事にしている花なので以前は華奢な花を踏まないように割り箸を立てたりして育みました。今では百本ほどにもなったでしょうか。
包みはオリジナルなので小さき花の包とでもしましょう。
芝中のもちずりを刈らないように芝刈をするのは「むずかしい」と言いつつ夫も大事にしてくれています。包んだ花を「どうかしら?」と見せましたら「やはり野に置けの花だ」とか。これももちずりを愛でているからこその言葉なのです。確かに… と思いました。
さて文月の呼び名ですが
孟秋 秋初月 女郎花月 文披月(ふみひろげつき) 七夕月 七夜月(ななよつき)新秋 蘭月 愛逢月(めであいつき) 夷則(いそく) など。
初秋のイメージと七夕の言葉が多いようですね。
新暦と旧暦では一月半ほどのずれがある時もありますから7月1日も8月半ばになったりします。
2006年の仲秋の名月は新暦では10月6日でした。これだと8月が秋の最中の感じがしますよね。
七夕や一五夜、重陽などは新暦だと昔のイメージとかけ離れてしまい味わいがありません。
本文の秋は初秋と書き換えておきましょう。