2016年の邦画。コメディ。家族もの。
『東京家族』の出演者や家族構成はほとんど同じですが、
役名や役名の漢字、設定や人物の性格が異なっています。
『東京家族』と異なっている設定は、
まず横浜で3世代同居になっているし、
富子(前作ではとみこ)は生きているし、
周造(前作では周吉)は亭主関白で怒りっぽいし、酒もよく飲みます。
次男の庄太(前作では昌次)はメガネをかけ、ピアノの調律師に。
長男の幸之助(前作では幸一)と、長女の成子(前作では滋子)と、
憲子(前作では紀子)の仕事も異なっている。
成子はヒステリックだし、幸之助と史枝はよく喧嘩します。
周吉と幸之助の仲が悪いという設定になっていたり。
幸之助の長男の謙一(前作では実)は、俳優も変更あり。
犬は「トト」という名前で、
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)に変わっています。
あと、ドタバタコメディになっていて、笑いどころが満載(≧∇≦)
『東京家族』との違いも楽しめるし、
『東京家族』とは別物として観るのもいいし、
『家族はつらいよ』から入るのもいいし。
富子が周造に「離婚したい」と言い出したことから、
物語はスタート。
成子も離婚したいと騒いでいましたが、
富子と周造の離婚騒動の方が話が大きくなります。
そして、庄太は憲子にプロポーズし、
憲子を家族に紹介しようと家に連れていきます。
しかし、富子と周造の離婚についての家族会議が
行われることになっていて・・・。
玄関を開けた時のメロディがなんでコンビニの入店音なんだろう(^-^* )フフ♪
家族で楽しめる映画ですが、結構言い争いをしたりと
エキサイティングなシーンが多いので、
個人的には落ち着かないなあと思ってしまいました。
『東京家族』がのんびりとした映画だったのに対し、
『家族はつらいよ』は少し慌ただしいですね。
それでも、吉行和子演じる富子は『東京家族』と変わらず
落ち着いていて、ホッと和みました。
蒼井優演じる憲子や、林家正蔵演じる泰蔵(前作では庫造)も
『東京家族』と特に変わらない性格でしたね。
相変わらず蒼井優は可愛い。
妻夫木聡はメガネだとイケメン度が増しますねえ。
それにしても、喜怒哀楽が激しい周造を演じる橋爪功は
さすがの名役者。ただ、血圧上がったりしないんですかね(;´Д`
風吹ジュンの出演シーンが増えています。
『東京家族』では周吉に対して嫌悪感を抱いていましたが、
今作では周造に対して好感を持っている女将を演じています。
小林稔侍演じる沼田は、周造の同級生で、探偵事務所の所長に。
さらに脇役に笑福亭鶴瓶、笹野高史、徳永ゆうき(演歌歌手)も。