今回の手づくり絵本展
手づくり絵本展
亡き母が尊敬していたK先生のご指導のもと、今回も創作絵本を手づくりし、
展示会に参加させて戴きました。被災地へ送った本の原画も展示致しました。
被災地の子供たちと、いつも共にいたい一心で、創作し創画し作ったものです。
今回私は無謀にも『赤毛のアン』に挑戦。
アン11歳でプリンスエドワード島に来てそれから一年半後、
12歳のアンがマシュウからパフスリーブのドレスを贈られ、
その夜の暗唱会で、村民から大絶賛を受けた後、マリラから「男の子12人より、
アン一人のほうが私たちにとって、どんなに楽しく嬉しいか」と言われるまでの
ホンの少々の物語を絵本にしました。
アンの小さな胸に孤独さが遠のくまでのお話です。
私は恥かしながら女の子を描いたのは初めて。
当家の杏も大風も目を丸くしていました。
今回出品致しました「アンのクリスマス」の表紙
一時泣くことすら出来なかった被災地の殆どの子供たちは、
大雪コンコンになった現在、元気いっぱいです。
フイに下向きになり、しょげかえる大人たちに元気をあげています。
世界の内外に素晴らしい絵本があります。
私は会場で動物の鳴き声を演じました。
オオカミや、ナヌーク(白熊)や、カリブーや、アザラシや、鯨の泣き声です。
一所懸命にやったはずですが、当家の子供たち始め、
本当だと誰にも信用してくれません。しかたなく最後に、
ひょうきんな声で「オヨヨ」と言ったら大笑いされました。
当家で日々やっている手遊びもしましたが、
小さい子たちは長い時間には耐えられません。
でもキラキラした子供たちの目は明日に向かって輝いていました。
私はどんなに嬉しかったことでしょう。
私が描いた赤毛のアン 不思議と妻の顔に似てしまいました
A3判 全24ページ 多くの方々に見て戴きました
先生方が教えていらっしゃる生徒さんたち120名の絵本もあってか、
全部で800冊、大きな絵本展になりました。このクリスマス時期だったんです。
私のは絵も文も下手です。でも少ない時間の中で一所懸命に創作致しました。
世界中の民俗や、櫻行脚をしているためか、私は話題にはコト欠きません。
更に、今回の震災で出逢った多くの感動、数限りないものです。
これからも精魂こめて被災地へ贈る絵本づくりを頑張りたいと思っています。
子供たちのために、そして純粋に自分自身をみつめるために。
いつか星野道夫さんの写真文集「ナヌークの贈り物」のような作品を
描きたいのですが、多分星野さんの文章力の資質は、
オイソレと真似の出来るようなものではないでしょう。
(会員18名 そのうち3名がプロ 私は会員外で男性ただ一人参加 母のお蔭)
会場の雰囲気 コーナーには紙芝居や読み聞かせも