「身代わり伯爵の失恋」感想

シリーズ9巻目。
『シアラン編』4巻目です。

表紙のピンク色が乙女していて良い感じです。(*´д｀*)
ミレーユの背景にリヒャルトともう一人の人物がいます。

(つд⊂)ゴシゴシ
(　゜д゜)！？

・・・誰っ(笑)！？

ちなみに、本編を読めばこの人物が誰なのかが分かります。

ついつい表紙のイラストを深読みしてしまう自分がいます。
ミレーユの足元にはアルテマリス国花の薔薇が、
そしてミレーユを取り囲むようにシアラン国花の百合が・・・！

これって・・・！
百合がこれからのミレーユを守ってくれるってことじゃ・・・！(*´д｀*)
ということは・・・。
近い将来、ミレーユはシアランで暮らすことになるんじゃ・・・！(*゜∀゜)=3

・・・はい。
夢見すぎですみません。
単に、シアラン編だから百合がバックに咲いているのですよね。
きっと。(/_;)

本編は、様々な本題に入ったという感じです。

シアラン大公ギルフォードの正体。
ウォルター伯爵の目的。

予告にあった通り、
ミレーユがエルミアーナを炎上する離宮から助け出し、
無事に宝剣と彼女の身の安全を確保することに成功します。
そして、ミレーユを助けに来たリヒャルトの、
壮絶に格好良いことと言ったら！(*゜∀゜)=3

神殿からミレーユの元へ駆け付ける為に、真冬の湖を泳いだり！

大公の親衛隊が取り囲んでいる離宮に単身乗り込んで、
事も無げにジャックと第五師団を味方に付けたり！
ジャックとの再会のシーンは格好良かった～！(ToT)
リヒャルトの立ち居振る舞いに、生粋の王子様を見た気がしました。

そして、最愛のお姫様の危機に駆け付けたり！(*ノノ)ポッ

本作では、いつものへたれリヒャルトじゃない、
格好良いリヒャルトが堪能出来て大満足です！
『失恋』というタイトルが不吉すぎて心配でしたが、
内容はそこまで暗くなくて安心しました。

そして本作の醍醐味はラスト近くの、
リヒャルトとミレーユのイチャラブでしょう！
これでもか！というくらい、リヒャルトが押しています！

何、これ？
読者に鼻血噴き過ぎて悶死しろと言ってるの（笑）？（*´д｀*）

今回は、ここの台詞が一押し！というのがないくらい、
二人のシーン全部が一押しです！
・・・とは言いつつ（笑）、特に印象に残ったシーンがあります。
神殿にいたリヒャルトが、離宮にいるミレーユの元へ向かうシーンです。

『神官が持ってきた剣を受け取ると、リヒャルトは身を翻した。この上なく愛しい無謀な少女のもとへと走るべく、王太子から一人の騎士へと戻って・・・。』

王太子から一人の騎士へ。
という表現が萌えツボを刺激しまくりでした！(>_<)
リヒャルトはミレーユの前では王太子ではなく、ただの騎士に戻るんですよね・・・。
キャーッ（笑）！(*ノノ)ジタバタ

あとは、今作中のミレーユの名言といえば、

「リヒャルトは・・・、・・・もしかして、あたしのことが好きなの？」

でしょう（笑）！

開き直ったリヒャルトが前巻でも散々口説いているのに、
今更この発言です（笑）！
さすが、ミレーユです！

対してリヒャルトの名言は、

「ミレーユ。俺のことを好きになって」

ミレーユじゃないけど、「のわあああっ！」と転げ回りたくなります！
攻めに転じるリヒャルトが素敵過ぎて、興奮し過ぎて死にそう・・・。orz

「遊び人だなんてとんでもない。不意打ちだと言われれば確かにそうですが、それは慣れてるからじゃなくて、俺に堪え性がなかっただけの話です。つい我慢できなくなって・・・」

ミレーユが初恋だから必死にもなるよね（笑）！

でも、ミレーユがキスをする時は「断わりを入れてから」って言ったら、
一応（笑）それを実行するリヒャルトは紳士だと思うよ。ほんと。(ｏ・ω・ｏ）

あと『おんぶ』シーンも必見です！
イラスト付きです！
酔っ払ったミレーユをおんぶした時とは違う、
甘々の雰囲気の二人を見て、
妄想が広がったくらいですからっ！

あとはロジオンでしょうか。
リヒャルトより先にミレーユに、
「結婚してください」
とプロポーズしちゃってます（笑）。

まあ、ミレーユの初恋の昔話じゃないけど、
「（若君と）結婚してください」
が言いたかったのだと思いますが。

この時、ロジオンが「似てる」と言ってますが、
ミレーユのまとう空気が誰に似ていると言いたかったのでしょうか？
「ご家族の面影を追って」と表現しているので、
サラではないと思うのですが・・・。
リヒャルトの父親か母親かしら？

そういえば今回、短編集で登場した人面犬が登場します！
フレッドがシアランに連れて来ていたのでした！
彼（？）もどんな活躍をするのか、これからが楽しみです！

ラストのミレーユは、
リヒャルトのことを考えて彼の傍から離れてしまいます。
アルテマリスを出国した時のリヒャルトの心境に似ていますね・・・。
互いを大切に想っているのに、すれ違う二人が哀しいです。
今度はお返しとばかりにミレーユを連れ戻そうとするリヒャルトに、
まだ救われる気がします。

ここでリヒャルトがミレーユの気持ちを尊重するあまり、
諦めてしまったら二人は終わりですからっ！Σ（￣□￣）

ようやく再開したのに、次巻も離れ離れの二人です。
・・・頼みます。
まだまだイチャラブを・・・！щ(゜ロ゜щ)
次巻でも二人が一緒にいるシーンを見たいです。

本当に、このシリーズは面白いので、
二人が結ばれてもまだまだ続いて欲しいです！

何だか、まだ書きたいことがグダグダとあるのですが、
上手くまとまらないので感想はこの辺りで終わらせたいと思います。
・・・読み返しながら感想を書いているのですが、
ついつい読み耽ってしまい進まないのが原因です（笑）。
本当に全てのシーンがクライマックスなんですもの～！

次巻も楽しみに待ちたいと思います。
年内には発売されるでしょうか？
その前に7月発売のビーンズエースとザ・ビーンズですね！
コミック版はそろそろラストが近いです。
ラストのミレーユのドレス姿シーンが早く見たい！(*´д｀*)
次号のザ・ビーンズでは応募者全員サービスのドラマCDが気になる！
前回のドラマCDは持っていないので、今回は手に入れたい！
そして、8月はキャラクターソングです！
こちらはもう予約済みです！

まだまだ『身代わり伯爵』が熱いです！