夢のあと

sakuraと申します。ゲームのプレイ感想と読書感想を書いています。

「身代り伯爵と白薔薇の王子様」感想

2011年06月06日 | 読書感想・雑記

※ネタばれ感想になります。
未読の方は、ご注意下さい。
相変わらず、支離滅裂な感想になっております。
それでも構わないという方のみ、よろしければ本文をご覧下さい。


シリーズ15巻目ですが本編ではありません。
『身代わり伯爵と伝説の勇者』に続く、短編集第二弾となっております。


それでは、表紙の感想からです。

毎回言っている気がしますが、とにかくミレーユが可愛いです(笑)!
変に色っぽくなく、元気いっぱいな表情が良い!
同じ顔をしたフレッドが女装すると何故かやたらと色っぽくなるので、その違いに気付いた殿下がミレーユに一目惚れしたのだと思います。
何だかんだ言っても殿下はお兄ちゃんキャラだから、妹キャラに弱そうです。

お次は殿下。
優しそうな笑みが素敵です!
でも、やっぱり瞳の色は緑なんですね。(o・ω・o)
殿下の瞳の色は「鳶色」なんですから、髪の毛と同じ茶色の筈です。
少女漫画的技法なのでしょうか・・・。

フレッドは青好きなだけあって、青い衣装に身を包んでいます。
おかしい・・・。
ミレーユと同じ顔の筈なのに、何故かキラキラして見える(笑)!

ロジオンは真面目な顔付きで、手に手裏剣を持っています。
今となってはアルテマリスでひっそりと薔薇園の管理人をしていた頃の彼と、とても同一人物とは思えません(笑)。

残念だったのは、セシリアがいなかったことです。
ロジオンの場所にセシリアがいたら、カップル同士の表紙で素敵だと思いました!
いえ、勿論、ロジオンも良い味を出していますよ(笑)。

ほとんどの短編については、過去記事で感想を書いていますので割愛させて頂きます。




『身代わり伯爵と内緒の追跡』


『結婚』と『挑戦』の間の話で、ミレーユの「日常」が描かれているのだそうです(笑)。

殿下とフレッドの出会い記念日を知ったミレーユが、殿下に内緒でお祝いをしようと頑張ります。
偶然に街中でミレーユを見掛けた殿下とエドゥアルトが、ミレーユの大忙しな「日常」を垣間見てしまいます。

(番長って、一体・・・)

とにかく、殿下が「番長」という言葉に呆然とする姿が印象的でした(笑)。




『身代わり伯爵と白薔薇の王子様』


表紙のフレッドとセシリアが可愛いです!(*´ェ`*)

九歳のちびセシリアの可愛らしさと、十二歳のフレッドが女の子のようで可愛いです。

二人の記念すべき出会いの瞬間といった感じでしょうか。
周りに額が描かれ、肖像画風になっているのもまた良いです。

短編集のタイトルにもなっている表題作ですが、セシリアとフレッドの出会いが描かれています。
謎に満ちていた二人の賭けのやり取りが全て明かされます!

・・・そうか~。
セシリアは最初からフレッドを好きだった訳ではなかったのね。

一目見た時は王子様だと思ったけど、再会直後に賭けを持ち出され、セシリアにとって天敵となったのでした。

・・・でも、やっぱり一目惚れの威力って大きいと思う(笑)。
結局、またフレッドの心からの笑顔に傾いたんだもんね。

今作で『身代わり』世界の設定の謎がいくつか解明されました。


<解明一、>

どうやら殿下は寄宿学校に二年間通ったようです。
恐らく、寄宿学校は三年間だと思います。

<考察>

殿下は十二歳の六月に、寄宿学校に途中編入した。
(ちなみに、二ヶ月後の八月で十三歳になった)
そして、十五歳の夏に寄宿学校を卒業している。


<解明二、>

殿下は寄宿学校を卒業した後、午前は軍学校に通いながら、午後にセシリアの付きの騎士として出仕していた。

寄宿学校を卒業してすぐにセシリア付きの騎士となったようなので、殿下が軍学校に通ったのかどうかが今迄謎でした。
そういう仕掛けだったのですね。
謎が解けて良かったです!

・・・しかし、新たな疑問が生じました。


<謎一、>

軍学校って何年制だったの(笑)?

<考察>

十五歳の殿下が秋から軍学校に入って、セシリアが十一歳の誕生日の時に正式に白百合騎士団が発足したのだから、この時の殿下は十七歳。
セシリアの誕生日はジークの発言から一月か二月頃と予想。
(ただ、『年が明けて十一回目の誕生日がやってきた。』という記述から、一月生まれの可能性が高い)
流石に軍学校を卒業してから騎士団に入るであろう事を考えると、軍学校は一年から二年制。
更に、フレッドが秋から大学に入ったようなので、軍学校を卒業してすぐに大学に入学したと考えると、軍学校は二年間と考えられる。


読み返しながら考察をしているのですが、今、寝ぼけた殿下がセシリアを抱き寄せるシーンを見て、泣きそうになりました。(ToT)

「・・・もう、一人でいなくなったらだめだよ」

これが、自分はセシリアの兄だと打ち明けられない殿下の本音なのですよね。(/_;)
徹底して見守る愛に泣けてきます!

あと、やっぱり殿下はセシリアの侍女達からも「冷たい」と思われていたことが分かりました(笑)。
セシリアとミレーユの前では全然そんなことはないですから、その差に戸惑います。

そうか。
殿下って実は、クーデレにも当てはまるのか~(笑)。

そして、そんな所が魅力的と近付いてきた女性達を、殿下は片っ端から振ってきたのですね。

クーデレ、万歳!\(^o^)/

ラストの椅子を持ち上げるセシリアを心配そうに見つめる殿下が大変可愛いです。(*´p`*)
フレッドとセシリアが森の中で一晩過ごした事件は、どうやら夏前の出来事だったらしいので、正確にはこの時の殿下はまだ十六歳なのです!!
可愛いな~。

あれ?
分かっていたけど、殿下の話ばかりになってしまいました(笑)。

今回の主役のフレッドの話に戻ります。

しかし、フレッドは白百合騎士団の結成を知っていたのに、大学に入る時にあえて別れを口にするあたりが意地悪ですよね~(笑)。

フレッドの「心を捧げる相手はもう決まってる」発言が気になります。
ご都合主義で、私にはセシリアの事しか思い浮かびません(笑)。
密かに国王陛下と約束されているというセシリアとの婚約話も、いつそんな話し合いがされたのかが気になります。
いつかフレッド視点で描かれた時に、色々な謎が解けるのかなとも思います。

とにかく、今作はセシリアがフレッドを好きになる課程が描かれており、とても少女小説していたと思います。

書きたいことが書き切れてないように思いますが、現時点で一番気になった事を書き連ねてみました。




『身代わり伯爵ともう一人の王子様』


初回限定で付いてくるらしいペーパーに、豪華書き下ろし掌編が載っていました。
読み終わった後、何だか原作者が書いた二次創作のように感じました(笑)。

内心は自分に自信がないヘタレ殿下が、小説の王子様に軽く嫉妬するという貴重なシーンが拝めます(笑)。
「呟く」じゃなく、殿下が「ぼやく」んですよ!

「おおっ!殿下がぼやいたよー!」

読みながら、一人でツッコミをしてしまいました(笑)!

そんな殿下に、ミレーユが無意識に「あなたの方が好み」と愛の告白をするという、相変わらず呼吸するようにいちゃいちゃ(※アレックス談)する二人の話でした!

『花嫁合宿』の序章でもそうでしたが、殿下ってミレーユに意地悪する時に頬杖をつきますよね~。
ミレーユに気を許している証拠なのだと思います!(*゜∀゜)=3

この後、実は二人のやり取りを団長が聞いていて、塩を舐める姿が浮かびました(笑)。

殿下とミレーユの仲睦まじい話が読めて癒されました!
ついでに、珍しく殿下が良い思いをしていて嬉しくなりました!


今夏から【清家未森フェスティバル】なる物がスタートするらしいです。

・・・すみません。
本音は、「何じゃそりゃ・・・」です(笑)。(´人`)


7/21 プレミアム・ザ・ビーンズ

『身代わり』が表紙のようです!
勿論、何らかの短編が載るんですよね!?


9/1 『身代わり伯爵』新章

ミレーユがアルテマリスへ帰る「里帰り編」が始まるようです!
ジークとのやり取りとか、白百合騎士団とのやり取りとか、セシリアとのやり取りとかが楽しみすぎるうぅっ!!!

・・・え、あれ?
殿下もアルテマリスに行って、剣の誓いを立てるんだよね?
え、え。
まさか、ミレーユだけ?Σ(゜Д゜≡゜Д゜)
あらすじにミレーユの名前しかないのが気になる・・・。


10/1 中華ファンタジーの新シリーズ発売

やはり『身代わり』が西洋設定だったから、次はアジアなのね・・・と思いました(笑)。
中華ファンタジーというと、「陰陽」とか「四神」とかそういうことでしょうか?
時代設定も気になります!
勿論、ファンタジーなので現実とは違うと思いますが、『身代わり』のようにモデルにする時代がある筈です。
『西遊記』の時代とかだったら面白そうだな~。


そして、実は一番気になっているのが、【豪華全員サービスプレゼント企画も検討中】の一文。

・・・あのー、まだ全サやるんですか。|ω・`)

全サ企画するんだったら、普通に市場で売る企画も出して欲しいです。
まあ、全サが発表されたら応募しちゃいますけどねっ(笑)!
何処迄も踊らされますよ!/(^o^)\

そういえば「全サ豆本」の発送は六月中でしたっけ。
相変わらず、内容が全く持ってさっぱり未知数で、「豆本って何?」という感じなのですが、楽しみに待ちたいと思います!



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2 コメント

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オハヨーございます!! (イエロー)
2011-06-07 10:02:13
私もリヒャルトの瞳の色に…ん(・◇・)?…と思っておりました。私が勘違いしていたのだと思って色見本で調べてみたり。瞳の色の表記が多いのでなんでかな?と思います。
セシリアを表紙で見たかったですね~それによってそれぞれがカップリングになるのまでは気付きませんでした!っていうか女子キャラはNGなんでしょうか…ロジオンも好きですけども。
クーデレというのはクール×デレデレという事なのでしょうか?だとしたら、ズバリのハマりように笑いました。そんなリヒャルトの心をとらえたミレーユは凄いですね☆
おっと!私も主役2人の感想に…(爆)
今回も楽しい感想ありがとうございます!!
☆イエロー さま (sakura)
2011-06-08 01:09:42
こんばんは。
コメントありがとうございます!

>リヒャルトの瞳の色に…ん(・◇・)?
殿下の瞳の色は頻繁に「鳶色」と表現されるのに不思議ですよね・・・。
全然関係ありませんが、「(・◇・)」の顔文字が物凄く可愛いと思います(笑)!

>女子キャラはNG
おおっ!確かに!
イエローさまに指摘されて、初めて気付きました!
そういえば、今迄の『身代わり』表紙にはミレーユ以外の女性が一人も描かれていません!

>クーデレ・クール×デレデレ
はい!
その通りです!
普段はクールな人が、好きな人(恋人)の前ではデレデレになることです(笑)!
クールな殿下も格好良いですが、ミレーユにはデレデレになる殿下が大変ツボですv

>主役2人の感想に…(爆)
・・・実は『白薔薇の王子様』の中で、殿下が寄宿学校を卒業して軍学校に入ったという事実が一番印象的でした(笑)。

こちらこそ、楽しいコメントをありがとうございました♪