疼痛などの侵害刺激はミエリン鞘を持たない神経終末によって直接受容されると考えられていますが、この論文で著者らは表皮ー真皮の境界に存在し"extensive processes forming a mesh-like network"を有する特殊なシュワン細胞(PlpYFP+, SOX10+ , and S100b+cells with extensive radial processes into epidermis)が無髄神経(CGRP+, P2RX3+, and TRPV1+ nociceptive fibers)と緊密に連携して侵害刺激の受容に関与することをoptogenesisの手法を用いて明らかにしました。この特異に分化したシュワン細胞を標的にすることにより新たな疼痛コントロールが可能になる可能性があります。
Science. 2019 Aug 16;365(6454):695-699. doi: 10.1126/science.aax6452.
Specialized cutaneous Schwann cells initiate pain sensation.
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