NHKテレビ番組「すこぶるアガるビル」を見た。2023年6月25日に再放送されていたもの。パレスサイドビル、日生劇場、京王プラザホテル、新宿三井ビルが紹介されていた。今となっては古いビルながらも、建設当時はそれぞれ建物の設計においていかに工夫されていたのか?などあらためて見ることができて、おもしろい内容であった。他の回でいろいろなビル紹介されているようで、それをまだ見ていない。
(1) パレスサイドビル
東京都千代田区一ツ橋にある毎日新聞のビル。1964年7月着工、1966年9月竣工。地上9階地下6階の横広ビルである。設計は日建設計で、その設計者は林昌二氏。施工は大林組、竹中工務店。よく見ると当時としては斬新なビルだったのだ、とあらためて思う。
(2) 日生劇場
東京都千代田区有楽町にあるビル。現帝国ホテルの通り向かいにある。1963年9月竣工。座席数1300超の劇場を有する。貝殻を使用したり、曲線のディテールであったり。設計は村野・森建築事務所で、その設計者は村野藤吾氏。施工は大林組。地上8階地下5階。
(3) 京王プラザホテル
新宿副都心の超高層ビルの走りである。地上47階地下3階。1971年6月開業である。窓からの眺望を得られる客室の数を多く取れるように平面的に見るとZ形になっているとか。
(4) 新宿三井ビル
こちらも新宿副都心の超高層ビルの1つ。地上55階地下3階。1972年4月着工、1974年10月竣工。建築主は三井不動産。設計は三井不動産、日本設計事務所、武藤構造力学研究所。施工は鹿島三井建設。ビルの側面にX形の鉄骨がよく見えることからバッテンビルと呼ばれたり。屋外地下広場(55HIROBA)も工夫されたつくり。