ベアリングの予圧量の測定はどのようにして行われるのか?まず予圧には、定圧予圧と定位置予圧がある。
・定圧予圧 ばね(皿ばね、コイルばね)による方法
・定位置予圧 締め付けナットによる方法、スペーサー(間座、シム)による方法
がある。 予圧量の測定には以下がある。
(1) アキシャル荷重自体を測る方法として
・ばねによって予圧を与える場合は、ばねの変位量を知れば予圧量を知ることができる。
・締め付けナットによる場合は、ナットの締め付けトルクと締め付け力の関係から予圧量を知ることができる。
(2) 軸方向の変位量を測る方法として
ベアリングにかかるアキシャル荷重と軸方向の変位量との関係性から予圧量を知ることができる。
(3) ベアリングの起動摩擦トルクを図る方法として
予め作成したベアリング単体の荷重と起動トルクとの関係性から予圧量を知ることができる。
・不二越 NACHIベアリング資料P85~86から