シャープは、堺工場を2024年9月末までに停止する。経営悪化の一因でもあり、大ナタを振るう。大型テレビ向け液晶ディスプレイは中国勢の躍進により競争が激化、販売価格の低下もあり、厳しい状況が続いた。シャープの液晶事業はここ数年は赤字続きであった。シャープは堺工場を子会社SDP（堺ディスプレイプロダクト）が運営していた。シャープはテレビ向け液晶パネルの製造から撤退する。スマホ向け液晶も三重県亀山工場などでの生産規模も縮小する。
シャープは、2024年3月期通年決算において売上高は2兆3219億円で前年比で減収、最終損益は1499億円の赤字であった。抜本的な構造改革が行われる。