明治安田生命保険は、英金融大手リーガル・アンド・ジェネラルの株式5%を取得したうえで、傘下の米生命保険子会社バナーライフを買収する。英リーガル・アンド・ジェネラルの株式取得額は約1300億円。米バナーライフの買収額は約3500億円。明治安田生命にとっては合わせて5000億円規模の投資となる。明治安田生命は2016年に米スタンコープを完全子会社化し、米国市場に本格参入している。
東京海上ホールディングスは、社長交代する。新社長は小池昌洋氏(現常務執行役員)(53)。2025年6月に就任する。若返りを図る。
日本生命は、米系生命保険会社レゾリューションライフを買収する。買収額は約1.2兆円。レゾリューションライフは、他の生命保険会社が保有する契約を買い取り、資産運用や事務の効率化で収益を確保するクローズドブック(CB)事業を展開する。これまで日本生命はレゾリューションに16.5億USドルを出資、出資比率は約23%で、持ち分適用会社であった。今回残りの株式を約1.2兆円で米投資ファンドBlackstoneなどから買い取り、2025年下半期までに完全子会社にする。