今回の旅(11月)の目的は
長崎電気軌道に今も残る東京都電2018号車(現在は701号)に
乗りたいが為の旅行でした。
毎年「路面電車まつり」という催しが開かれ普段は走らない保存車が見られるのです。
過去に
荒川車庫の6086号の事を書いたが5.60年代の路面電車が好き。
しかし現在、昔懐かしい「赤帯の都電」のスタイルで今も走れるのは
遠い長崎の701号ただ一台のみ。
早めに廃止(昭和42年)されてしまった杉並線の車両で細いのが特徴。
東京から長崎に移り車体は塗り替えられたのだが
近年元の都電カラーとなっている。
通常営業は行わずイベントで走るのみとなっているが
どうしても車両が足りない時は通常営業を行うそうな(イベントでスタッフの方が
説明してくれました)
前から乗ってみたいと思っていたがそれだけの為に長崎に行くのかとか
夏休みの申請と11月の開催日判明が間に合わないので断念していた。
過去の開催日を調べると大体第二日曜日に開かれているが今年もそうとは限らない。
それに旧車天国の時期なのでクルマを取るか(特に今年はクラウンタクシーのその後が
気になっていたが展示されなかったようです)都電を取るか、かなり真剣に本気で悩んだ。
それに今年も元都電が走るとは限らない。別の保存車両かもしれないのだから。
されども賭けてみる事にして夏休みを申請したが運よく開催日が11日と決まり
遊覧電車も念願の元東京都電が充当される事が決まった。
大分二日目は一泊¥2160のカプセルホテルに泊まり翌朝04:20起床し
高速バスを乗り継ぎ長崎入りを果たしました。
いろんなトラブルもありそれを乗り越えて浦上車庫に着くと丁度遊覧電車として
発車をする所でした。
前照灯が灯り走り出す都電カラーの車体に万感の思いで出発を見送る。
長い間憧れてきた都電についに会えたんだなぁ…
昔の電車特有なモーター音は数年前に実家から発掘されたカセットテープにあった
昭和53年に家族で乗った都電荒川線の音と同じだった。余談だが8ミリフィルムもあるのだが
無知な私はyoutubeへの編集の仕方も分からない。
この日は天気が良過ぎて逆光となってしまい構内での撮影はあまり出来ませんでした。
横には職員さんかスタッフさんの車が留置されているし
旧車だったら面白かったんですが(笑)
それよりも動いて道路を走っている姿をこの目で見たい、と
遊覧電車に乗ったり
一本前の電車に乗り走る姿を電停から眺めたりしました。
電停で待っていると遠くからオレンジ色の前照灯を灯らせて近づいてくる姿を見て
20代の頃に都電6152号を高校からの親友と乗りに行った時に見た光景を思い出した。
荒川線の電停で待っていると近づいてきた旧型の都電と親友の事。
あいつ、今頃どうしているかな…
通常営業の電車はシールドビームかLED化されているようで前照灯が白いが
この電車は昔ながらの白熱灯?のようなのでオレンジの暖かい色。
もろに電球といった感じです。
遊覧電車は車庫と赤迫を往復して帰ってきます。
今回はスマホで動画を撮ったのですが編集無し(出来ない【笑】)で
YOUTUBEに載せてみました。
車内の様子
床が木の板
冷房装置のない天井
つり革
経歴書 これは他の営業車両にもありその車両の車齢等が分かり良かったです。
旧車天国を諦めてまで乗りたかった元都電。
道路を自動車と共に走る姿を見て
出来れば私もコルトで並走したい
しかしあまりに遠い。
それでも過去の映像ではなく自分の目で「道路を走る都電」を見られたというだけで満足だ。
そういえば父は母と結婚するまでは杉並区梅里に住んでいたので
青梅街道を走る杉並線を使う事もあったと思う。この電車にも乗ったのかな。
「路面電車まつり」は16時に終了し無料の「お帰り電車」が赤迫まで
701号が走りました。
帰りは客扱いするのかも?と期待しましたが貸し切り表示のまま車庫へ戻った。
古い電車を動態保存し検査も通すには大変な苦労があると思います。
長崎電気軌道さん ありがとうございました。
父が小田原の高校に通った時に市電にのったようなことを昔言ってたので、もしかしたら父も乗ったかもしれない電車・・・と改めて調べてみたら時代が合わない(笑)
父か私、どちらかの記憶違いなのでしょう。
小田原市内線の電車は庫内で車内見学が出来ました。
内部はシンプルでした。
稼働率が低いそうですが前日に本線を走ったそうです。
神奈川の電車なので親近感が湧きました。
お父さまは小田原に通学ですか。確かに年代は合わなそうですね