ヨットが私の書斎

ヨットを書斎代わりに毎週末海風とヨットでリラックスしています。

スピンシステムの改造

2014-03-15 22:37:45 | ヨット

Y-31Sのスピンシステムの改造をやってみた。

オリジナルでは、スピンポールを付けるマスト側は3か所の固定のパッドアイとなっていたが、一世代前の孫悟空(Y-30R)や、他のレース艇はスピンポールのマスト側は可動式となっており、風域にあわせて高さを調整できていた。

じゃあ、付ければ!!というのは簡単であるが、ハーケンのスピンポールカーは日本で買うと3万、トラックが1.5万、その他ブロック類が1.0万と大枚が飛んでいくことになるので、懐がさびしい孫悟空は、ずうっと妄想だけですごしてきた。

ある日、ハーケンのアメリカのサイトを覗いてみるとスピンポールカーが新品でなんと$70で出ている。ただし、販売は米国内だけ。
えらいものを見つけてしまった。(Harken.comではクリアランスセールをやっていて、まだ$70.5 で販売されているようだ)

後先考えずさっそく米国の通販仲介業者を通して日本まで送ってもらっても1万ちょっとで手元にやってきた。

22mmX2100mmのトラックは長物になり米国で調達すると送料が高くつくので、日本で調達することにした。

 

サラリーマンセイラーゆえ、お金の話ばかりで恐縮m(_ _)m 

 

ああだこうだと悩みつつセイルキティさんから工具一式をお借りし、まずは既設のパッドアイをはずしてみた。

  

セイルキティさんの場合はこの部分が電食で大きく穴が開いていたが、どうやら問題ないようだ。

 

2100mmのトラックもマストにタップを切って、特に問題なく取り付けが完了した。

カーの高さを調整するためのカムクリート2個は、マストの側面に取り付ける必要があるが、平らな部分がないので、カムクリートの台座をFRP強化パテを使って作ってみた。実のところ一番悩み、時間を使ったところであった。

 

  

週末たびに悩みながら工事をすること3週間。ようやく完成。

バウマンの仕事がひとつ増えたことになるが、現在のバウマンたっての希望であるシステムなので、頑張ってもらおう。