ヨットが私の書斎

ヨットを書斎代わりに毎週末海風とヨットでリラックスしています。

春だ。整備だ・・・

2013-04-01 20:52:39 | ヨット

春になると毎年恒例の上架整備作業をする。

近くの上架ヤード業者が廃業したので、オクムラボートが込み合っているらしく、朝一番に回航してきてほしいと聞いていた。

土曜日朝6時過ぎに出航し、8時前にはオクムラに到着。春の兆しとはいえ、10度を切る気温の中での回航は骨身(脂肪が多いが)にしみる。
 

ラダー、スケグに相当する部分(実際はないが)に海洋生物が多くついていたが、1年に1回の割にはきれいなものだ、とハーバースタッフの弁。


高圧洗浄機で船底の汚れを落とすと部分的にゲルコートが出ている。

レースのたびに潜って船底をこすりすぎたせいもあるのだろう。

ほとんど船底塗料がない状態なので、船底塗料剥離作業は、は水ペーパでなでるだけで完了。

ゲルコートまで見えているところはプライマーのタッチアップをし、キールの表面の整形にポリパテを何か所かに塗布。


この間ハル磨き部隊は徹底的にコンパウンド掛け。いつものことながら、孫悟空はハル磨きに命を懸ける。(船底より??)
ねえさんは船内の清掃といらないものの廃棄。フロンティアさんからいただいた船内収納棚の引き戸をすべてニスを塗りなおす。
すっかりリミティッド 仕様になって雰囲気も一新。



フォアステーのマスト側取付け部のピンロック用の割ピンとマストから出てきたハリヤードが干渉し、ハリヤードの被覆が痛む状態が起きている。
解消するためには、Iポイントの取り付け部分を180度回転させる必要がある。
まずマストをフォアレーキさせるために2本のジブハリをフォアステーに這わせて、ウィンチで力の限り引き、タフラフ(フォアステー)を弛ませた状況を作る。


Iポイントまでメインハリヤードを使って登り、スピンハリヤードを使ってフォアステーが落ちないように細工する。


ピンを抜きフォアステーを外し、180度回転させて入れるのだが、片手でフォアステーをつかみ、持ち上げ、もう一方の手でピンを差す、ということだがこれがなかな
か大変な作業である。

タフラフ付フォアステーは結構重い。全身攣りそうになりながらやっとのことでピンを差し込み作業完了。

ペラクリンが乾くのを待って今年の上架作業終了。

皆さん、お疲れ様でした。来週はクラブレース第一戦。

頑張りましょう