3月上旬に進水した倉敷のフロンティア 艇を表敬訪問した。
まず最初の印象は「軽く仕上がっている」 である。
もともと31Sはバウナックルが少しでるが、これだけ水線が上がっている艇は初めてお目にかかった。
決してシートメーカーのワークス艇ではなく、ハルの傷を隠すためにシールを貼ったとのこと。
また、マストカバーはマストから外側にリードされるハリヤードを保護するためのものだとか。
水線を歩く黒猫の親子がとてもオシャレな感じがする。
この艇は31S-Ltdのため、本来木目調となっている内装がまったくその形跡が見つからないほど変わってしまっている。
真っ先に目につくのは黄色のビニールレザーのシート。下部のシートは撤去されていた。シート材質も変わっていて、これがオリジナルの半分以下の重さになっている。おそらく、全部で数十キロは軽くなっているだろう。
マストステップ下部も同じようにカバー。オシャレ!!
収納扉は半透明のアクリル板に、床はノンスリップの材質に、トイレ内部の棚、仕切りは撤去。キャビンライトはLEDに変更。スピーカ、オーディオの類は撤去。スピーカらしく見える丸い黄色は目隠しのカバーだとか。
極めつけはセイル様が鎮座ましますお手製ハンモック。キャビン内の空間を目いっぱい有効利用している。
いろいろと参考にさせていただきました。
お譲りいただきました木目の部品類は大事に活用させていただきます。
本当に、速い艇に仕上がっていると思います。
これからのご活躍をお祈りいたします。 お手柔らかにね!!