第40回阿波踊りヨットレースに今年も参加した。
全参加艇70艇DNC除く)のうち、今年もY-31Sは10艇参加しており、オレンジフィンさんの声掛けでY-31Sカップをかけてスクラッチレースをやることになっている。
どちらかというとこの10艇の上位に入ることが孫悟空の目標である。
当日は日本上空に寒気が入った例年にない不安定な天候のため、朝から雨。南西の風は徐々に強さを増してくる予報。
NO.1ミディアムをデッキ上に用意していたが、スタート海面ですでに14ノットの風が吹いていたので、スタート予告信号ギリギリまで待って、NO.2ジェノアを持たない孫悟空はNO.3を選択した。吉か凶か・・・。
スタート直前のセイル変更のドタバタもあり、スタートラインの場所取りから一歩遅れて第2列でスタートを切った。
セオリー通りなら岸べた狙い、と散々言われてきた。
第2列スタートのため、なかなかポートへのタックタイミングが取れないまま、意図せずかなり沖出しになってしまったが、風は安定して吹いており、なかなかいい感じで足を伸ばしている。とはいうものの、昨年は痛い目にあったため、岸沿いがやっぱり気になり、ポートに返して多くの艇が選択している岸よりに向かう。
艇速が伸びない。他艇も四苦八苦している様子。「今年はちょっと違うぞ」
孫悟空はヘッダーにたいしてまめにタックを入れながら、沖と岸の中間を狙う優柔不断コースを選択。
ところが、上がってくるはずの風が落ちてきている。ポジションとしては良いところにいるが、NO.1へのセイルチェンジを余儀なくされる。
そのまま岸からは一定の距離を置いて三ツ石を回るとトップ艇のサマーボーイとすれ違う。
前方のマーク付近では上位艇が団子状態になって完全に止まっている。そして我々もその団子の一員に加わることとなってしまった。
先行艇に追いついたものの、せっかく抜いた後続艇には逆に追いつかれ、新たに再スタートするようなものである。
ところで、回りで一緒に漂う艇はX-35やFarr-31,MUMM-30などの高速艇ばかりである、ということは、レーティングの低い孫悟空は上位を狙えるかも・・・といつもの淡い期待を抱きつつ、少し吹きだした風にスピンアップ。
Y-31Sカップ参加の上位艇もすぐ近くにいる。
三ツ石を廻るころにはるか沖合にクレージナナを発見。しばらくナナを目標にコース取りを行う。
昨年のようにこのままスピンでゴールできると思いきや、はるか前方の艇団はジブを揚げている・・・・・。前方では何がおきてるんや・・・?
岸よりのコースをとっている艇は速度が出ていない。なのに先行するナナは岸側にコースを取り、急にスピンが潰れた。
これを見てすかさず孫悟空はジャイブをしてさらに沖出しをする。ジブを揚げている艇団に100m位まで近づいてもこちらはスピンラン。バウマンにジブアップの用意をさせるうちに大きく風が変わり、こんどはいきなりクローズホールドで先行する31Sを追う。最後は一旦抜いたナナと一騎打ちの状態となり、ナナ、孫悟空と10秒差でゴール。
カンカ~ン♪♪ 阿波踊りヨットレースのゴールはホーンではなく、踊りでならす鐘。これがまたいい!!
今回は周りの艇の状態、ブローラインをしっかり見てくれたクルーの情報でマーク近辺でのカーム以外に捉まることなくゴールでき、クラスCで7位/23艇、総合で8位/70艇、31Sカップでは4位/10艇と満足できる結果となった。
表彰式のあとはいつものようにヨット連での阿波踊り。
今年は両国演舞場だけでの演舞であったが、まだ踊り足りないとねえさんだけは不満顔。6時間弱のレースに集中した私にとってはこれで十分。
須磨YCのクロスの福○夫妻とも合流し、一緒に徳島ラーメンを食べて宿に戻り、セイルキティとともに打ち上げ宴会。KIKIさんから頂いた大吟醸「米のささやき」で乾杯。
KIKIさんに感謝!!
今回のメンバーは浜○さん、長谷○さん、橋○さん、前ちゃん、琵琶湖のピックチームよりイノッチャン、ねえさん、と私Songoku でした。
総合成績
Cクラス成績