週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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雑行雑修

2012-05-15 23:28:06 | ひとりごと

お家でごはんを食べることがほとんどの我が家(←若住・私・龍)
外食は月に1回、多くて2回程度です。

普通の家庭なら、夫は会社に行っているから、お昼ごはんの用意をしなくてもいいのでしょう。
でも、うちは在宅勤務のようなもの。
必然的に、3食支度しなくちゃいけません……既に、定年後の生活です(笑)

だからといって、それが嫌というわけではないのが、自分の事ながら幸いだったなと思います。

ただ、作ったものはいっぱい食べてもらいたいという思いから、相手の好きなメニューを高い頻度で作ってしまうサイクルができてしまいました。

その際たるメニューは餃子。

若住職も龍くんもよく食べるので、メニューに困ったら「餃子だっ!」という安易な発想が定着しました。

    

この写真で35個。
ほとんどが若住職のお腹の中に入ります。

先日は坊守が不在だった夕飯で、住職を含めた4人分の餃子を50個作りました。
その光景を前に、住職が多すぎると驚いていたのですが、結局お皿は空っぽに。

それが嬉しくて、また餃子を作ってしまうという、無限のループの中にいるようです(笑)

でも、作りながら私が思い出しているのは、料理とは関係のない『領解文』に出てくるある言葉。

それは東京仏教学院生のころ、毎日『領解文』をお唱えしていたのですが、最初は全く読めなかったため、漢字に振り仮名を書きました。

「もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて」という御文から始まるので、耳にしたとおりの振り仮名を書いていると…。

     「雑行雑修」 → 「ぞうぎょうざっしゅ」 → 「ぞうぎょうざっしゅ」

………これで笑えていたのですから、平和な時代でしたね(笑)

ちなみに意味は、「お念仏以外の修行」ということで、それらも自力の計らいをもってお念仏を称える心も投げ捨てる、となります。

わたし的には「暮らしの中の仏教語」に入るのですが…どうでしょう?(笑)



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