昨日は西本願寺の聞法会館にて、『メリシャカライブ2012』が開催されました。
メリシャカライブとは、若手僧侶が運営している「メリシャカ!」というサイトが、年に一度開催しているライブです。
テーマは仏教と音楽と未来。
今を感じて、未来を閃く。
私も主要メンバーの一人として、日帰りでスタッフ参加してきました。
リハーサルの模様です。
舞台にいるのは、音楽ゲストのASIAN KUNG-FU GNERATIONの後藤正文さんです。
後藤さんは去年の震災後、単身被災地へと入り、避難場所となっていた体育館で歌ったそうです。
若者なら誰もが知っている後藤さんの楽曲。
しかし、体育館にいるのは、おじいさん・おばあさん、親とはぐれた子供だけ。
自分のことなど誰も知らない空間で、いかに自分が名声に頼り胡坐を掻いていたのかを知ったそうです。
後藤さんは心をボキボキに折り尽くしたあと、マイクもなくギターだけで歌ったあのときの曲を、ふと思い出したようにマイクなしで歌ってくれました。
会場には400人の観客と、50名の関係者。
人は必ず死ぬ。
どんなに手に入れようとも、すべてを手放さなくてはならないのに、なぜ人は手に入れることをやめないのか。
パネルディスカッションで、僧侶のゲスト釋徹宗師・松本圭介師、そしてMCの木下名水師に尋ねた後藤さんの言葉が胸に突き刺さったままに聞いた歌は、会場にいたすべての人の心を揺さぶりました。
私の拙い文章では到底お伝えできないほど、素晴らしい時間を過ごしてきました。
本当に有り難いご縁に感謝です。