あっという間に緑あふれる境内になりました。
見上げた先で、空が狭く感じると初夏の始まりです。
さて先日、映画『3月のライオン』の前編に続き、後編も観てきました。
原作漫画については、こちらのブログでも過去2回紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/saijoji/e/ff82c4f3a6a357428a1f83109a1c7d20
http://blog.goo.ne.jp/saijoji/e/d83885bac9d6b62d212c892efd832025
青年誌に連載されているのですが、将棋を題材にした映画だったせいか、意外にも周りは高年齢な方々が多かったです。
原作好きからの感想としては「真面目すぎだなぁ」。
どんなに切羽詰まっていても、どんなに悲しく苦しい思いをしていても、それでも日常は過ぎていてるわけで、どん底にいようとも、ふと日常に戻って笑ってしまうような緩急が、この原作の魅力だと思って読んでいました。
というわけで、個人的に『3月のライオン』は「ほのぼのシリアスコメディ」のくくりに入れていたのですが、同じ漫画を読んでも監督が伝えたかったことの中にコメディは入っていなかったんだと、捉え方の違いを面白く思いました。
ただ、宗谷名人が「将棋の国の神の子」であり「越えられない壁」として描かれていたため、彼の印象的なセリフが2つともカットされていたことが本当に本当に本当に残念。
まぁ「そういうもの」なのかもしれませんね。