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サフランの英語雑記帳

映画や本で出会った心に残るせりふ、旅先やおつきあいから拾った面白い言い回しなどを書き留めました。

着物、ハムレット、スカル、、、その③ オフィーリア

2016年07月02日 | 
図らずもイギリスのEU離脱問題で背景やこれからどうなるかについて関心の多い方多いと思います。EUの理念と現実の諸問題とのギャップ、イギリス人の不満指数が一定数を超えてしまったことなど、複雑な要因が少しづつテレビや新聞を通してわかってきましたが交渉も簡単にはいかないことと思います。長い期間、国際間のリスク問題を扱ってきたイギリス人からこういう状況は初めてではなく、ヘンリー八世のイギリスチューダー朝にも似たことがあったという話を聞きました。

さて先月、後から触れるということで一言書いてないことがありました。三輪さんの”シェイクスピアの戯曲で使われている言葉が面白い、英語がわかるともっと面白い。”というお話が面白かったのです。

*" To be, or not to be"について

「生きるべきか、死ぬべきか。」という訳があまりにも有名ですが、彼女は別の訳もいろいろ紹介してくれました。その中ですとんと納得できたのが「現状維持か否か。」目からうろこが落ちました。

*オフィーリアについて

ハムレットに拒絶され、父も殺され、気がふれたオフィーリアは花輪を作り小川で溺死してしまいます。その時の花というのが、 buttercup(キンポウゲ)、nettle(イラクサ)、daisy(ひなぎく)、、、キンポウゲは毒性のある植物、イラクサはとげがあり、このような草で花輪を作ったら手は傷で血だらけになってしまうことでしょう。
原文ではハムレットの母、ガートルードは彼女のことをcreatureと呼んでいます。単なる生き物という意味ではなく元々は、怖い不気味な生き物という意味だったそうです。

などなど、今までのイメージと異なることを教えてもらいました。

*上のミレイの絵をモチーフにした広告記事を宝島社が一月に出したのをご存知ですか?樹木希林さんがオフィーリアになっているのです。お正月、知人に教えてもらい感動しました。この広告は大変話題になりなんと広告賞もとったということです。ご興味のある方はぜひ下の記事をご覧ください。宝島社のセンスに脱帽です。

Withnewsより
http://withnews.jp/article/f0160227001qq000000000000000W00o0601qq000013059A





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