旧町名 東浜町 の石碑が建つ、末広町に彫刻あり。
童謡「赤い靴」のモデルとされる少女「きみちゃん」の像。
2009年、母と別れた地といわれる函館に設置された。
赤い靴の少女 小寺眞知子
赤い帽子と赤いマフラーは手編みのようです。赤い靴に合わせて市民からの
プレゼントかと思います。
野口雨情作詞の童謡「赤い靴」のモデルとされる少女・きみちゃんの像が、
函館港の見える場所にあります。1903(明治36)年、きみちゃんは、お母さんの
かよさんと一緒に静岡県から函館へと移り住みました。
その後、母親は後志管内留寿都村の農場に入植しましたが、病弱だったきみちゃん
はアメリカ人宣教師に預けられ、函館が母子の別れの地になったといわれています。
像のすぐ近くには旧桟橋(東浜桟橋)があります。こちらは、きみちゃんとお母さん
のかよさんが初めて北海道に降り立った場所で、当時、北海道の玄関口となっていた
ところでもあります。
赤い靴の少女
函館市末広町23
函館市地域交流まちづくりセンター に彫刻あり。
ゴシケヴィッチは、初代駐日ロシア領事で東洋学者としても名高い。
胸像は1989年にお披露目、2019年3月に函館市地域交流まちづくりセンターに
移設され、常設展示中。
ゴシケヴィッチ胸像
製作者 オレグ・コンスタンチノヴィッチ・コモフ
ヨシフ・アントノヴィッチ・ゴシケヴィッチは、初代駐日ロシア領事。
1858(安政5)年に函館(当時は箱館)に着任し、仮領事館の置かれた実行寺で
箱館奉行らと交流。
ともに着任した海軍士官、医師、司祭らが写真術や西洋医学、天文学、気象学と
いった先進的な西洋文明や、ロシア語を日本人に教え、函館とロシアの交流の
基礎を築きました。
函館市地域交流まちづくりセンター
函館市末広町4−19