スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

原子力に頼らないエネルギーを考える

2010-03-14 11:18:26 | 日記
昨日、八戸で、環境エネルギー政策研究所の竹村秀明さんの講演を聞いてきました。

六カ所ラプソディの上映から始まった、第二回六ラプ東日本サミットに向けて、
自然エネルギーについての勉強会という形で行われました。

もともとは、六カ所の再処理工場の稼働停止を求める、というものから、
一歩進んで、自然エネルギーが、代替エネルギーとなりえるかどうかを勉強し、
可能であれば、実現に向けて動きましょう、というもの。

自然エネルギーには、
・太陽光発電
・風力発電
・地熱発電
・少水力発電
・バイオマス発電
などがあります。

風力発電は、日本に建っている風車が全部稼働すれば、原発がいらなくなるほどの
発電量がある。

ただ、風力によって起きる電力は不安定だと言うことや、
建てるときの建築基準法が厳しいと言うこと、
山里に建てた風車から送電線は、建てた人がひかなければならない、
などのコスト面、

バードストライクや低周波による健康被害の問題、

さらにはせっかく発電しても、5%程度しか電力会社に買い取ってもらえない、
という状況があるので、思ったほど風力による発電量は増えていないのが現状です。

また、CO2をいちばん排出しているのはだれか?という問いでは、
電力会社が 33.8%
産業部門(鉄骨、セメントなど)が 29.7%
家庭はわずか 4.8%
です。電力会社が自然ええルギーを優先し、産業部門が削減努力をすれば、
それだけで原発なんていらなくなります。

それを、家庭で省エネしなさいと進めたところで微々たる物です。
(やらないよりはましですが)

ましてや、原発に問題が生じ稼働停止した場合、
火力発電で電力を補うシステムになっているため、
原発による発電では、かえってCO2が出るというデータもあります。

それなら、家庭や自治体が使うエネルギーを自然エネルギーに切り替える方法は
ないだろうか?

そこで紹介された、長野県飯田市の例が、非常に興味をひかれました。

飯田市は、電力会社ではなく、「おひさまシンポエネルギー」という事業者と契約し、
太陽光発電の電気を20年間22円/KWhで購入してもらうことが可能になり、
市民出資により、市の公共施設(設置可能な保育園や公民館の屋根など可能な限り)の屋根に太陽光パネルを取り付けることができ、成功している、というもの。

そして、これから、自然エネルギーによる発電についた環境付加価値を
東京都がグリーン電力証書としてかいとってくれる、
という話も出ました。

東京都は、事業所にCO2削減義務をもうけているので、自分達で削減できない分は、
グリーン電力証書や国内外の環境付加価値を買い取る制度(クレジット)により、
自社の削減目標を達成したと見なす、というもので、

グリーン電力証書の需要がたくさんあるにもかかわらず、
供給量が圧倒的に少ない、という話しで、
ここに地方で自然エネルギーにより発電して、グリーン電力証書を東京都に売る、という
大きな可能性が見えてきたわけです。

国が制度としてあくまで原発優先の立場を取るなら、
地方から、自然エネルギーによりCO2を削減していく事実を発信していく、
そんな動きがこれから必要になってくるのではないだろうか。


今回は、ちょっと堅い話になりましたが、
原発に反対するだけでなく、
かわりにどんな方法があるのか、情報を集め、知ることも大事だと思いました。

未来の子供達のために、私達が出来ることを考えたい。
そして、行動していかなければなりません。

私は見たことがないのですが、
コミックの「美味しんぼ」の(何巻か分かりませんが)中で、
六カ所の再処理工場について、提言しているそうです。

①再処理工場にかけるお金が高すぎる。(2兆8500億円)
②万が一の危険があまりにも大きすぎる。
③通常運転でも放射性物質を膨大に流してしまう。

あまりにもたくさんの内容だったので、ブログではかいつまんだ話ししか
出来ませんが、まだまだ勉強の余地があります。

友達レンタル?

2010-03-11 23:33:06 | 日記
今朝、職場へ向かう車の中で聞いていたラジオの中の話題。

アメリカで、友達レンタルという商売が始まり、好評だという話。
登録されている友達リストの中から、趣味や住んでいる地域などの情報をもとに
自分の求めている友達を選び、1時間千円からレンタルできるというものらしい。

それって友達なのか? 

友達が欲しいんだけど、出会いがない、自分からはなかなか声がかけられない・・・
そんな思いからのことであればまだしも・・・ 

関わりたくない、人と関われない人達・・・ 深く心を通わせることもしたくない、
必要なことだけ済ませることができれば、あとは相手がどんな人なのかその人となり
には感心を示さない、自分も出さない・・・そんな思いも感じられたりします・・・

都会?では、保育園に入れず待機児童がたくさんいる中で、保育園に入るための保活も
あるという。その後もお受験、就活、婚活・・・それに今度は友活?・・・

なんでもかんでもマニュアルと競争、競争・・・。こんな緊張感の中で生きていたら
本当に息がつまると思う・・・。

小さな頃から、遊び合う関わりをとおして、けんかして仲直りして、失敗して成功して
なんてのをたくさん繰り返し経験することが足りてないのではないかなあ。

春のドカ雪

2010-03-11 00:40:42 | 日記
ドロドロの地面が乾いてきたなあと思ったのもつかの間、
春のドカ雪が降りました。日本各地で、大荒れの天気だったようですね。

10日の朝にかけてもっさりと40cmくらい雪が積もりました。
今日は用事があって仕事を休んでいたので、助かりました。

まずは朝に雪かき。終わって家に入り、でかけようと外へでると、
もう同じくらい積もってる!


犬小屋もほとんど埋まってました。


3時頃、もう一度雪かき。60cmくらい積もってました。
庭に雪を積み上げたら大きな山ができました。



それにしてもよく降りました。夜、除雪車が家の前に固い雪を
どっさり残していったので、また雪かきです。

日に何回も雪かきしたのは久しぶりでした。


森をあそぶ

2010-03-08 00:35:08 | 子供達
私達家族が、四季をとおしてよく遊びに行くブナの森があります。
冬でも比較的手軽に入ることができます。

夏場は沼をめぐる遊歩道があり、雪のない季節なら駐車場から1つ目の沼まで
だったら5分もあれば行けるコースです。



子供達はコースのとおりになんて歩きません。



きつつきの真新しい採餌穴を発見。雪の上に木っ端がたくさん落ちていました。



斜面があれば必ず滑ります。



この辺りは、7月にはホタルが乱舞します。



思わず寝転びたくなる、居心地の良い森なのです。

小さい春みっけ!

2010-03-07 00:17:35 | 子供達
急速に雪溶けが進んでいます。

この時期、雪が溶けるといやなことがあります。
まず、土がぐちゃぐちゃになってどろどろになることです。
子供達が遊び回ったあと、服は泥はねだらけ、泥だらけの靴で
歩き回るので、玄関が泥だらけ・・・。

泥んこの所歩かないように遊んで! なんて言ったって無理です。
聞きやしません・・・。

掃除すればいいんだから、いいよ、と妻。さすがです。

もうひとつのいやなことは、路上に現れるゴミです。
今まで雪の下に隠れていたゴミがとても目につくようになります。
雪が降る前、こんなにゴミがあったんだっけ? と思うほど
春先はゴミが多いです。
本当に本当に不愉快です。

犬の散歩をしながら、見てしまったものをそのまま通り過ぎるわけにもいかず、
ひどいよーと言いながら子供達がゴミを拾い始めました。

多いのは空きカン、たばこの箱、たばこの包装フィルム、
たばこの吸い殻、ペットボトル、びん・・・。

ビールの空きカン、たばこは大人が捨てたものです。

子供達の手本となるべき大人が、本当に情けないことです。

小3の次男坊が、ゴミを拾いながら「ゴミを捨てた人って、
地球温暖化のこととかも興味ないんだろうなあ」ぽつりと言いました。

自分の子供達の未来を汚しているということが分かっているのだろうか。


道路脇の肉屋のおじさんが、「ゴミ袋いるか?」と声をかけてくれて、
店から袋をとってきてくれました。

6歳の娘が、「ゴミを拾ってきれいになると、地球は喜んでくれるかな?」
地域の人はきっとうれしい気持ちになるし、地球だって喜ぶと思うよ。
ありがとう。

そんな散歩道、子供達が素敵な、小さな春の息吹きを見つけてきました。
「ふきのとうがあるよ!」


春がすぐそこまでやってきています。
こちらでは、ふきのとうのことを「ばっけ」といいます。


子供のお友達が午前も午後も遊びに来ました。

空き地でしばらく遊んできてひと段落。やることはやってしまって、
次なにするーって感じ。

そこで、私達夫婦も出て行って、長縄飛びをしました。
気温は5℃以下だったけど、みんな汗をかくくらい体を動かしました。

のど乾いたー、みずー! 次々と外の蛇口へ向かいます。

うちでは、出来る限り、おやつは妻の作ったクッキーや味噌パンなど。飲み物は水。
素朴なおやつにただの水だけど、ほとんどの子がうれしくなるくらいおいしそうに
食べてくれます。

飛ぶのに飽きると、「今度はうえしたやらない?」うえした・・・?

どんなのだか、実際にやってみせてもらい、お友達に教えてもらいました。

2人が縄跳びをもってピンと張り、残りの子供達はうしろを向いて縄が見えない状態で
「とぶ!」とか「くぐる!」とか「そくてん!」と宣言をします。
縄を持つ2人は、ある高さに縄を張ります。せーので子供達は振り返り、
そこで初めて縄の高さを知ります。宣言したとおりの行為で縄を超えることができたら勝ち!
といった遊びのようです。


長縄飛びが終わると、裏の空き地で缶けりを始めました。

小さい頃から全身をつかって外遊びをしている子であればあるほど、
子供達で遊びをつくりだし関わり合って遊び合う力をきちんと持っているんだと
思います。