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スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

八甲田でスキーしてきました

2010-03-14 22:44:47 | 自然の中で
週末に東京から友人夫妻がスノーボードを持って遊びにきました。
土曜日は朝から雨が降るなど天気が悪かったため、温泉に行ったり
のんびりすごし、日曜日に朝から八甲田へ。

ところが、山頂付近が強風のためロープウェーは運転見合わせ。
下のスキー場で滑りながら待つこと数時間で運転開始。

山頂はそれでもすごい風。気温は-10.3℃。体感温度はもっと寒い!

写真をとるために手袋を脱ぐと、すぐに手がかじかんでシャッターが
まともに押せないくらい。それでもぐるっと360度景色が見渡せてながめは良好!


数日前の大雪のおかげか、なんとか樹氷もどきはできていました。









帰り道。輝く八甲田。

原子力に頼らないエネルギーを考える

2010-03-14 11:18:26 | 日記
昨日、八戸で、環境エネルギー政策研究所の竹村秀明さんの講演を聞いてきました。

六カ所ラプソディの上映から始まった、第二回六ラプ東日本サミットに向けて、
自然エネルギーについての勉強会という形で行われました。

もともとは、六カ所の再処理工場の稼働停止を求める、というものから、
一歩進んで、自然エネルギーが、代替エネルギーとなりえるかどうかを勉強し、
可能であれば、実現に向けて動きましょう、というもの。

自然エネルギーには、
・太陽光発電
・風力発電
・地熱発電
・少水力発電
・バイオマス発電
などがあります。

風力発電は、日本に建っている風車が全部稼働すれば、原発がいらなくなるほどの
発電量がある。

ただ、風力によって起きる電力は不安定だと言うことや、
建てるときの建築基準法が厳しいと言うこと、
山里に建てた風車から送電線は、建てた人がひかなければならない、
などのコスト面、

バードストライクや低周波による健康被害の問題、

さらにはせっかく発電しても、5%程度しか電力会社に買い取ってもらえない、
という状況があるので、思ったほど風力による発電量は増えていないのが現状です。

また、CO2をいちばん排出しているのはだれか?という問いでは、
電力会社が 33.8%
産業部門(鉄骨、セメントなど)が 29.7%
家庭はわずか 4.8%
です。電力会社が自然ええルギーを優先し、産業部門が削減努力をすれば、
それだけで原発なんていらなくなります。

それを、家庭で省エネしなさいと進めたところで微々たる物です。
(やらないよりはましですが)

ましてや、原発に問題が生じ稼働停止した場合、
火力発電で電力を補うシステムになっているため、
原発による発電では、かえってCO2が出るというデータもあります。

それなら、家庭や自治体が使うエネルギーを自然エネルギーに切り替える方法は
ないだろうか?

そこで紹介された、長野県飯田市の例が、非常に興味をひかれました。

飯田市は、電力会社ではなく、「おひさまシンポエネルギー」という事業者と契約し、
太陽光発電の電気を20年間22円/KWhで購入してもらうことが可能になり、
市民出資により、市の公共施設(設置可能な保育園や公民館の屋根など可能な限り)の屋根に太陽光パネルを取り付けることができ、成功している、というもの。

そして、これから、自然エネルギーによる発電についた環境付加価値を
東京都がグリーン電力証書としてかいとってくれる、
という話も出ました。

東京都は、事業所にCO2削減義務をもうけているので、自分達で削減できない分は、
グリーン電力証書や国内外の環境付加価値を買い取る制度(クレジット)により、
自社の削減目標を達成したと見なす、というもので、

グリーン電力証書の需要がたくさんあるにもかかわらず、
供給量が圧倒的に少ない、という話しで、
ここに地方で自然エネルギーにより発電して、グリーン電力証書を東京都に売る、という
大きな可能性が見えてきたわけです。

国が制度としてあくまで原発優先の立場を取るなら、
地方から、自然エネルギーによりCO2を削減していく事実を発信していく、
そんな動きがこれから必要になってくるのではないだろうか。


今回は、ちょっと堅い話になりましたが、
原発に反対するだけでなく、
かわりにどんな方法があるのか、情報を集め、知ることも大事だと思いました。

未来の子供達のために、私達が出来ることを考えたい。
そして、行動していかなければなりません。

私は見たことがないのですが、
コミックの「美味しんぼ」の(何巻か分かりませんが)中で、
六カ所の再処理工場について、提言しているそうです。

①再処理工場にかけるお金が高すぎる。(2兆8500億円)
②万が一の危険があまりにも大きすぎる。
③通常運転でも放射性物質を膨大に流してしまう。

あまりにもたくさんの内容だったので、ブログではかいつまんだ話ししか
出来ませんが、まだまだ勉強の余地があります。