スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

卒業式

2012-03-09 23:25:01 | PTAなど

3月8日は地元中学校の卒業式でした。

長男はまだ中2ですが、小学校PTA会長として出席してきました。

 

117名の生徒達が立派に巣立っていきました。

 

卒業生旅立ちの歌合唱を終え、卒業生退場が始まった瞬間、

担任の若い男性教諭2人が人目をはばからず泣きだしました。

そして巣立ちゆく子供達を見送っていました。

 

子供達と築いてきた温かい信頼関係がそこに見えた気がして、ジンときました。

 

 

廊下に飾られていた、文化祭で3年生女子5名が挑戦した「書道ガールズ」の作品です。



 

ところで、今回の卒業式の全校生徒合唱で歌われたのが

「旅立ちの日に」という歌。

 

在校生として歌ってきたうちの長男が、この歌にまつわるエピソードを教えてくれました。

 

ちょっと紹介したいと思います。

 

この歌は、1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の当時の校長先生が作詞し、音楽の先生が作曲した合唱曲だそうです。

 

校長先生が、荒れていた学校を矯正するために「歌声響く学校にしよう」と合唱に力をいれ、音楽の先生と協力して粘り強く努力を続け、やがて学校が明るくなっていったそうです。

 

活動を続けて3年目、「歌声響く学校」の集大成として、「卒業する生徒達のために何か記念になる世界にひとつしかないものを残したい」との思いで、音楽の先生が歌を作ることを考え、校長先生に作詞を依頼したところ、「私にはそんなセンスはない」と断られたそうです。

ところが、一夜明けて音楽の先生が自分の机をみると、そこには、校長先生の書いた詞があがっていました。

その歌詞を見て感動した音楽の先生が作曲にとりかかると、旋律がわき出るように浮かび、15分で作曲を終えたそうです。

 

この合唱は、3年生を送る会で先生達が生徒達へ歌うサプライズ曲でしたが、翌年からは生徒達が歌うようになり、それがやがて全国へと広がっていったということです。



愛情を持って接している先生方の思いが強く伝わってきます。



以下に歌詞を紹介します。

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白い光の中に 山並みは萌えて

はるかな空の果てまでも 君は飛び立つ

限りなく青い空に 心ふるわせ

自由をかける鳥よ 振り返ることもせず

 

勇気を翼に込めて 希望の風に乗り

この広い大空に 夢を託して

 

懐かしい友の声 ふとよみがえる

意味もないいさかいに 泣いたあの時

心通った嬉しさに 抱き合った日よ

みんな過ぎたけれど 思い出強くだいて

 

勇気を翼に込めて 希望の風に乗り

この広い大空に 夢を託して

 

今 別れの時 飛び立とう 未来信じて

はずむ 若い力 信じて

この広い この広い 大空に

 

今 別れの時 飛び立とう 未来信じて

はずむ 若い力 信じて

この広い この広い 大空に

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この先生方は、深い愛情をもって子供達に真剣に向き合っていたんだなあと感じます。

 

3月22日は、今度は小学校の卒業式です。

泣かずに祝辞しゃべれるかなあ・・・


PTA役員OB会

2011-02-03 22:37:12 | PTAなど

先週末、小学校のPTA役員OB会なるものに現役会長として出席してきました。

実は、うちの小学校にPTAOB会があることは今回の開催通知をもらって初めて知りました。

PTA役員のOB会がある学校なんてなかなかないんじゃないでしょうか。

うちの小学校は来年で開校40年目を迎えるので、周年行事どうするの? と気になってしょうがないというのが本音のようで、それで集まったようなものらしいです。ちなみに、OB会は開校20周年の時に記念手つくったらしいので、来年で発足20周年だそうです。

前会長はまだ子供が在学中なので、現役PTA会員ですが、その他の方達は、お子さんも大きくなり、直接的に小学校との関わりがある方は少ないわけです。お孫さんが在学中という方はおりましたが。

子供が卒業したあとでも、こうして時々集まりながら、常に学校のことを案じてくれているなんて本当にありがたく、感謝です。

会場に入って名簿をもらっておどろきました。

歴代のPTA会長が6名(ちなみに私で第14代目になります)、加えて歴代の校長先生5名、歴代の教頭先生2名、元教職員の方々が5名、それに元PTA役員が15名。こんなにたくさんの方達が小学校というつながりの下、集結していたのです!子供が卒業したらそれでおしまい、というのではなく、卒業後もつながりをもちながら、地域で子供達を見守り続けたいという温かい思いがとても伝わってきました。

何か困ったことがあったらいつでも力になるよと、歴代会長の方々から温かい励ましをいただきました。

歴代会長さんはパワフルな方達ばかりで、元気をチャージさせてもらいました。

歴代会長の中には、そのまま市連合PTA会長、県PTA連合会長、その上の日P理事まで務めた人がいたり、農協の理事、地元の水稲採種組合の組合長、農業委員会会長など要職を務めてきたような人もけっこういて、昔のPTA会長って、地域の要職というのか、けっこうなもんだったんだなあと改めて思いました。昔は、役員やりたい人がいっぱいいて、選挙できめたときもあったらしいです。

地域柄、私の先代会長までは、ほとんどが地元の篤農家。父が初めての県外出身者でサラリーマン。

雰囲気を変えるのに、ちょうど父みたいなのでちょうどいいのかもしれません。


伝わった思い

2011-01-23 23:46:08 | PTAなど

21日の朝は、前回のブログにも書いたとおりのすごい雪。おまけになぜか家の前の通りに除雪が来ていない!このままでは仕事に行けないので、車が通れる程度になるまで、もくもくとスノーダンプで雪かきをしました。早めに仕事に行こうと思い早く起きたのに、結局雪かきに時間を使ってしまいましたでも、いつもどおり起きてたら間違いなく遅刻でした・・・早起きしてよかった。

夜は、祭りの関係者で新年会をやるのでと誘われて参加してきました。参加しているのは、ほとんどが子供が通ってる小学校の保護者、PTA会員でもあるわけなので、このつながりは色々な波及効果がありそうです。

で、この会を企画した張本人が私の所にきて、こんなことを言ったのです。

「昨年のPTA懇親会に参加して、とても楽しくて小学校のPTAに対するイメージがガラッと変わった。それに、地元で育った訳でもない県外出身者(父のことですが)が会長になって頑張っているのに衝撃をうけた。地元で育ち、この小学校のOBでもある自分は学校からPTAの手紙が来ても、今までは関係ねーやと見もしないで捨てていたことが本当に恥ずかしいと思った。これからは、積極的に活動に協力したいし、学年委員とか役員だって引き受けるよ」

これは本当にうれしかった!

父と話しをして、そんな風に感じてくれていたなんて。正直、こんなことを言われたのは初めてなのでびっくりでした。

うれしい、うれしい。感謝です。

 

この新年会、とても盛り上がりまして、これからは2か月に1回、定期的に開催しよう! なんて話になってました・・・