金太郎の 「か式」養蜂研究所ブログ

か式養蜂研究所の金太郎所長と店長が二人で投稿していきます。
ミツバチのあれこれを信州諏訪からお届けします。

鴨の恩返しは、来ない

2010年11月15日 | 舟渡川紀行
騒がしい音に、外へ出てみると、
鷹匠の人が、トレーニング(?)で舟渡川の鴨、狙わせていた。

逃げる鴨、
仕留め損ねて川辺にとどまる鷹。

その鴨、雄のマガモなんだけど、
普段から八味屋の前の舟渡川で、
一人ぼっちでフラフラしていた「はぐれ鴨」。
どんくさそーなの。


「おめー、とろくせえー」

どんくさ仲間のあたくちが、
冗談半分毒づいて、
心の慰みしてた鴨だったの。


あたくち「あの鴨、ここら辺にいつもいるの。。。」

鷹匠  「2度追って、2度ともダメだった。あの鴨、普段から可愛がってるの?」

あたくち「ううん。違う。」


その後、鷹匠は、鴨が逃げていった川下へと、
後から付いて来ていた車に乗り込んでいった。

鷹の鋭い目を見て、とっさに首を横に振ったこと、後悔した。
「あの鴨、普段から可愛がってるから、標的に使わないで!」って、言えなかった。

鴨、ごめん。。。

お前を仕留め損ねる鷹なんて。
お腹いっぱいで、やる気なかったにちがいない。

そんな鷹に、野生のお前が負けるな。
逃げろ。
逃げ切って!

そしてまた、八味屋の近くの舟渡川に来てよ。
待ってるから。

今度は、もう「とろくせえ」って言わないから。
お願いだから。