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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:表参道の都営住宅の愚かさ

2023年06月25日 10時17分07秒 | 社会全般
表参道に、月6.2万円で住める都営住宅が話題になっている。一見良い試みに見えるが、全く愚かな試みであろう。流石小池都知事である。

この物件は、2DK(42平方メートル)の広さで、入居の条件は「40歳未満のカップル」「世帯年収およそ350万円未満」との事であり、これには問題点が沢山ある。

世帯年収が350万と云うことは、かなり低い年収である。その様な人が、ワザワザ物価の高い都心に住む必要が何処にあるのだろうか?この辺りにはスーパーなどは少ないハズ。郊外のスーパーは低価格販売の競争をしており、物価は安いが、表参道はどうだろうか?

そしてそもそも42平方メートルは、子育てする環境として決して広くない。夫婦二人であれば十分であろうが、子供を育てる環境として、今の一般的な子育て世代のマンションと比較すると、かなり狭い。

40歳未満はこれから働き盛りである。その夫婦が年収350万円で安住したいのだろうか?上を目指したいハズである。そしてもし収入が上がれば、この都営住宅から出ていく事になる。それとも、ここに住みたい夫婦は、年収350万以下を維持して、ここに住み続けようとするのだろうか?

また最近、LGBTに関する愚かな法案が通った。場合によっては、同性愛者の夫婦(?)が認められたら、この物件に住みたいと言いだすのではないだろうか?

まあこの愚かな試みは、小池都知事の人気取りを意識した取り組みとしか見えない。

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