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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:政策金利の利上げに関する賛否

2024年03月24日 11時55分02秒 | 社会全般
日銀が金融政策決定会合で、「マイナス金利政策」を解除し、金利を引き上げることを決めたとの事である。多くの経済学者や評論家がこれを批判している。その理由は利上げは時期尚早であり、銀行を利する目的であると…。この意見は半分理解できるが、賛成できない面もある。

このマイナス金利、またはゼロ金利はどの位続いているのだろうか?調べてみると1999年辺りから始まり、一時ゼロ金利を解除した時も有ったが、この25年間の殆どがこの状態である。海外ではUSやEUで数年程実施されていた様でもある。と云う事は、日本だけに起こった特異な事ではないらしい。しかし、25年は長すぎであろう。そして物価及び給料が上がらない状態も30年程続いていた。

ゼロまたはマイナス金利は一種の麻薬であろう。この金利と物価&給料と云う二つの麻薬付けの状態で25年~30年間事業をを行ってきている。出来るだけ早く麻薬付けから抜け出すベキであろう。中小企業にとって、給料を上げばければならない状況下での利上げはキツイだろうが、長年の薬漬けの状態でないと続けられない様であれば、事業を止めるベキであろう。

中小企業が儲かっていない理由の一つは、供給過多である事が原因であるが、これ意外に経営者の経営能力の欠如にある。それで政府が行う事は、供給過多の原因である暖簾分け的なビジネスの始め方の”非”推奨と、経営者が社会に出る前の適切な学校教育の醸成であろう。利上げのタイミングが早い、遅いなど小さな話しである。もっと大事な改善・改革を、行う必要がある。
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