庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

ポスト福田

2007-12-14 09:34:05 | Weblog
解散・総選挙が実施された場合、自民党の勝利なら福田内閣信任となり、福田氏が続投するだろう・・・
しかし、解散・総選挙により、自民党現有議席を大幅に下回ることになったら、福田辞任は確実となり、新総裁は誰になるだろう。
そんな折、中川昭一元政調会長が30人程度の派閥横断型勉強会を発足させた。中川昭一氏の父親である故中川一郎氏の意思を継いでか「保守再生」をモットーに勉強会を進めるらしい。要するに、福田氏のリベラル思想が合わないらしい。中川氏のバックには「麻生太郎」氏が控えているとのこと。麻生氏は福田氏の次の総理を狙い、中川氏は麻生氏の次を狙う構図らしいが・・・
ノラリクラリの福田内閣に代わって、麻生氏が総理になったら・・・・

解散・総選挙の民主党勝利の方程式?

2007-12-14 05:31:07 | Weblog
来年にも予想される「解散・総選挙」について、自民党の一部、民主党の一部から「仮に、解散・総選挙になった場合、自民党大敗、民主党勝利」になるのでは?との話があるらしい・・
理由は、共産党が300の選挙区に候補者を立てずに、140選挙区程度にとどまり、比例区に重点を置いた方針のため、共産党の候補者のいない選挙区では、共産党支持者が民主党候補者に投票し、民主党候補の当選、自民党候補者の落選・・・の方程式があるとのこと・・・
また、両党ともに、共産党支持者の「票」がそのまま、民主党に流れることは無いとの見方もあるとのこと。
しかし、共産党の出方によって一喜一憂する自民党も民主党も「自力で当選させるだけの候補者を出せ!」と言いたい・・・

食品偽装天国

2007-12-13 10:56:02 | Weblog
食品偽装天国
今年の世相を表す漢字は「偽」となった。京都「清水寺」の貫主・上田清範氏が大きな和紙に書きとめた・・・
今年、1年間に「食品偽装問題」が幾つあったのか?思い出せないくらい多い・・・1月から「不二家」問題に始まり、北海道のミートホープ、同じく白い恋人、三重県伊勢市の赤福、御福餅、名古屋コーチン、比内鶏、船場吉兆、明太子、崎陽軒と数多くの食品偽装があり、今年も終わりかなと思ったら、最後の最後に大物「マクドナルド」の偽装問題・・・
そして、中国の危険な食品は1年を通じて話題になった。我々一般庶民は何を信用したら良いのか・・・判らない時代である。「一流企業だから」と頭から信用せず、我々自身が食品の安全性に責任を持つ必要がある・・・
しかし、政治も信用できない、食品会社を含む企業も信用できない時代は悲しい・・・

5000万件の「宙に浮いた年金記録」

2007-12-13 09:15:12 | Weblog
先日、厚生労働省が宙に浮いた年金記録の名寄せが困難と思われる数字を発表した。年金名寄せ困難は1975万件と驚くべき数字である。
政府は、選挙公約として来年には「名寄せ」を終了すると明言していたが・・・
新聞に掲載された内訳は・・・
総合可能な年金 300万件、統合できそうな現役加入者記録 800万件、統合済みや統合の必要の無い記録 1550万件・・・ここからが問題である・・入力ミスや婚姻により氏名が不明になるなど今後、解明が必要な記録が1975万件、氏名が欠落した記録 470万件だったという。
何故、今まで、政府・自民党では、こんなデタラメ容認されてきたのか?政府は何をやっていたのか?

今年一年間の政治の話題

2007-12-11 09:20:26 | Weblog
今年は政治にとって激動の1年であった。宮崎県では、ただのタレント候補と思われていた「そのまんま東(東国原)」氏が当選し、保守王国と言われる地域に新しい風が吹いた・・そして、国会では松岡利勝氏、赤城徳彦氏(農林水産大臣)のスキャンダルや自殺騒動・・・
柳沢前厚生労働大臣の「子供を産む機械」発言・・・等々閣僚の問題発言
7月の参議院議員選挙では、まさかの自民党大敗、民主党の大勝利・・・そして、安部前総理の突然の辞任、福田政権の誕生・・・そして、自民党と民主党の大連立構想と民主党・小沢代表の辞任・辞任撤回騒動・・・
最後の最後に防衛省のスキャンダル・・・守屋前事務次官の逮捕・・・来年に向けて、防衛スキャンダルから「久間議員」逮捕??等々の噂もある。来年も激動の1年の予感が・・・

解散総選挙の行方

2007-12-10 06:28:19 | Weblog
与野党ともに解散・総選挙が何時なのか?国会の仕事は疎かになっている。土曜、日曜は選挙区まわりで忙しいようだ。昨夜、与党の国会議員とお会いした。選挙はいつになると思うか?の質問に、冬の選挙(12月解散、1月選挙)の可能性が無くなり、春の選挙(1月解散、2月選挙)も可能性が低い。サミット終了後の夏の選挙の可能性が高い・・・とのこと!
しかし、国政になにがあるか分からない!今から選挙モードに突入しているようだ。
議員は、別れ際「でも、福田さんはサプライズも無ければ、パフォーマンスも無い人、解散・総選挙は無いかも・・・任期満了まで続けるかも」とのこと。確かに福田総理は支持率の急上昇の期待できる政治家ではない。福田政権は官僚主導の昔の政治に戻ったような感じがする・・・・

生活保護費の引き下げ

2007-12-09 12:50:46 | Weblog
厚生労働省では「生活保護」の引き下げを検討している。石油の高騰で消費者物価が上昇している中での生活保護の引き下げは受給者にとって死活問題である。厚生労働省では、最低賃金で働いている人たちに比べ、金額が高いから、勤労者の勤労意欲を削ぐ・・・との見解である。しかし、現在の最低賃金が低すぎることが原因であって、生活保護費が高いからではない。最低賃金は、世界的にも低く、ヨーロッパ等では1200円程度。アメリカでも数年後には850円程度になるといわれている。最低賃金法の改正が国会で審議されているが、法律が改正されても1000円以下であることは間違いない。今、政府がやらなければならないことは、憲法に書かれている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障することであり、生活保護の引き下げではない。パフォーマンス好きな枡添大臣も生活困窮者のことを考えてほしいものである。

5000万件の年金記録

2007-12-08 04:43:11 | Weblog
政府・自民党(最近は公明党の存在感は無い)は、夏の参議院選挙の公約として「年金の照合を来年の3月までに終了させる」と公約している。
しかし、5000万件にもおよぶ「宙に浮いた年金」の照合は不可能ではないだろうか?
そもそも1997年に年金番号の一元化を進め一人に一つの年金番号化を何の計画も無く進めたため、結婚や職場移動、住所変更に対応できるプログラムを組まず、社会保険庁の職員の怠慢などにより5000万件の宙に浮いた年金が発生したのである。
この問題について枡添厚生労働大臣は「どうしても統合できない記録が出てくる可能性がある」と一歩も二歩も後退した発言をしている。元国際政治学者の得意の言い訳発言である。参議院選挙の公約でもある「年金の照合・統合の2008年3月」の発言を重さを自覚して欲しいものである。

伊豆半島と景気回復

2007-12-07 05:48:41 | Weblog
先日、静岡県の伊豆半島を旅行した。熱海市、伊東市、下田市を回って帰ってきたが、全国の観光地と同じように、観光地には「景気回復」の文字はない・・・
タクシーの運転手に聞くと、「政府の偉いさんが、景気が回復しているといっても、この伊豆半島は関係ないネ。観光以外、産業がないから、当分の間、苦しい時代が続くと思う」とのこと・・・そして、運転手の方に聞くと、全国でタクシー料金が引き上げられているが静半島では引き上げはできないし、引き上げたとしても我々の賃金は上がりません・・とのこと。
高級店が並ぶ、東京銀座や自動車産業華やかな愛知県ばかりに「目」が向くが、我々は、地方の経済にも注目し、政治を見るべきだと感じた伊豆旅行であった。

党首会談の仲介者

2007-12-06 13:24:11 | Weblog
自民党と民主党の党首会談を持ちかけたのは、読売新聞グループ会長の「渡辺恒雄」氏であることは以前から知られていたが、昨日、自民党・中川昭一議員のパーテーで初めて本人から事実であることを認めた。渡辺氏は記者の質問に対し「ニュースソースとの信頼関係が大切だ。ばらして書いたら大変な迷惑を受ける人がいて、次の展開の邪魔になるから・・」「新聞記者だから書く、書くタイミングを探っている(べつに読みたくもないが・・・)」とのこと・・・
渡辺会長は、何様のつもりだろう・・・とても大企業の会長とも思えない「品格」、正しい報道姿勢を持った新聞記者とも思えない・・・
大企業の会長であり、主筆である渡辺氏には「黒幕」「フィクサー」といった暗い、怪しい感じがする。読売新聞は渡辺会長の行動をどう考えているのだろう。社説などで是非書いていただきたい。