庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

国民の豊かさの国際比較

2007-12-04 09:59:34 | Weblog
12月3日、社会経済性本部が発表した2007年の「国民の豊かさの国際比較」で日本は、昨年の6位から7位に後退した。我々、国民が一生懸命働き、努力しているにもかかわらず・・・こんな結果となった。
何故、7位に転落したのか?理由は、日本の財政悪化である。経済成長率や国民1人当りの政府累積債務は最悪の数字である。小泉前政権以降、財政再建を叫びながら日本の財政は悪化の一途をたどっている。国民に痛みだけを押し付け、政府は歳出削減に何の努力もしなかったのが大きな原因と思われる。
ちなみに、国際比較で第1位はルクセンブルグ、2位はノルウェー、3位はスウェーデン、4位はスイス5位はフィンランド、6位はオーストリアとヨーロッパが占めている。

日中外交と外務省

2007-12-04 04:00:29 | Weblog
高村外務大臣が中国・北京を訪問し、中国の外相と12月1日会談した。中国と日本の長年の懸案である「東シナ海ガス油田問題」「北朝鮮拉致問題」「環境問題」「食料品の輸入・輸出問題(食の安全)」について福田総理の訪中までに何らかの前進があるよう交渉した。
しかし、したたかな中国政府は日本の外務省を完全にナメきっている。東シナ海のガス油田問題では絶対に譲歩はしないだろうし、北朝鮮の拉致問題にしても日本に「金」を出させるだけが目的の中国は拉致問題解決に向けての努力はしないであろう。
環境問題で迷惑を受けるのは日本であって中国政府は自らの責任で解決しようとは思わないだろう。日本の環境技術の援助を求めるだけであろう。
最悪なのは、食料品の輸出・輸入だ。日本の「米」を輸出するために、食の安全を無視して中国から「農薬入りの野菜」の輸入に踏み切るだろう・・・日本の外務大臣・外務省は日本人のための外務省ではなく中国のための外務省に成り下がっている。