原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

重力場の関所

2007-02-25 23:48:30 | 自然科学
 重力場という関所
加速度系が相対的であるといわざるを得ない理由はいままで何回もお話しましたが、図で説明いたします。下手な図で申し訳ありません。地球上に箱があり林檎と軽いたんぽぽの綿毛は入っています。中は真空ですので林檎と綿毛はストンと同一の加速度で落ちていきます。一方無重力場にある車にやはり箱があり中は真空で、林檎と綿毛があります。この車は加速度中ですので林檎と綿毛は置いてきぼりを食い、すぐ箱の側面が林檎と綿毛に衝突します。しかし見方を変えると林檎と綿毛が同一の加速度で箱の側面にぶつかったようにも見えます。この2つの様子を見ていたひとは「2つの状況は同じであり見分けられない」と言います。このように加速度系を重力場も演じることができるので加速度系の唯一性がなくなり絶対性が崩れるのです。加速度系も重力場という関所を通過させられ相対的というレッテルを貼られるのです。

一言主相対論

2007-02-25 15:02:37 | 自然科学
 一言で相対論を云うと
この宇宙空間の中で、「貴方単独では、貴方が空間に対して動いているとか止まっているとか確認できない。ある相手に対してのみ動いているとか停止していると決めることができる」というものです。貴方の運動状態は相手の運動状態と抱き合わせでないと記述できないのです。空間そのものはあてにならないのです。その理由は次のとおりです。
加速度運動は空間の中で簡単に確認できると思われていました。例えばコップに水を8分目ぐらい入れて急に横方向に動かします(加速度運動)と水は慣性の法則によりその場に留まろうとするのでいくらかの水はコップの縁からあふれてこぼれます。ですから加速度運動は絶対的に検出できると思われたのです。ところが地球表面などの真の重力場ではコップに水を入れたまま自由落下させると水はこぼれないのです。自由落下ということは加速度運動です。見かけ上加速度運動なのに水がこぼれないということは重力場という舞台では加速系もそうでない系(慣性系)も同じだということになります。区別できないことになるのです。こうして加速系は重力場が存在するために単独で検出できるとは言えなくなりました。
そうして全ての系が「相手がいないと自分の運動状態が表現できない」ことになりました。確実なのは「相手にたいして自分は動いている」などという表現のみです。自分の運動状態の延長線上に相手の運動状態がないとまとまらないのです。