原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

相対性のまとめ

2007-11-11 22:59:49 | 自然科学
特殊相対性との対比
しばらく一般相対性のことのみ続きましたので特殊相対性との比較をしてみたいと思います。特殊相対性は「任意の慣性系からみて光の速度が一定不変に観測されるので誰が運動状態にあるか決まらない。相互の相対的運動のみが観測できる」というものでした。図をご覧下さい。左側の部分でAもBも光の速度を同一の秒速30万キロに測定するので光の伝播していく空間にたいしては運動したことになっていません。お互いの相対速度のみが確認できます。慣性系について相対性が成り立つのです。では一般相対性はどのように確認されるのでしょうか。右側をご覧下さい。無重力空間に浮いていたロケットが発進加速します。するとロケットの床がリンゴに当たります。一方地球重力場にロケットがありこの中でリンゴを自由に解放するとロケットの床の方に落下します。この2つのロケットの光景は区別できません。重力場が存在する限り動いたのはリンゴなのかロケットなのか決まらないのです。リンゴとロケットの動きは相対的なのです。鰹節削りや大根おろしと同じなのです。こうして加速度系も相対的になりこの世の全ての運動が相対的となりました。重力場の存在が加速度系の相対性を定着させ一般相対性の扉を開いたのです。