原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

慣性系と加速系

2007-04-22 02:07:49 | 自然科学
 慣性系と加速度系
慣性系と加速度系の違いは何でしょうか。今ここにAさんとBさんの2人がいます。この二人の間の距離の変化が時間に正比例するとき「この2人は慣性系にある」といいます。どちらが動いているかは関係ありません。では加速系とはどんなものでしょうか。2人の間の距離の変化が時間の2乗に比例するとき「この2人は加速系にある」といいます。ですから加速度系では2人の間の距離はあっという変化します。いま例えば2人が離れる時を考えます。1秒後に1m、2秒後は4m、3秒後は9m離れているようなときです。ところでこの加速度系はロケットなどの発進の時に見られる特別な現象であると思われていましたが、「重力場の自由落下」でも加速度系と同じ風景が見られることがわかりました。それでロケットの発射は本当の加速度現象であるとは云えなくなりました。 どれが本当の加速度現象であるかが決められなくなったのです。地球などの真の重力場が存在する限りどれが真の加速度系であるかの確認のしようがないのです。ですから最小限いえることは「相対的にAさんとBさんの間の距離は時間の2乗に比例して変化する」とだけいえるのです。こうして全ての系が「相対的」存在という看板でまとめられました。重力場はアリババの妻のようなものです。盗賊がつけた自分の家の印をそこいら中の家につけたので、あとから盗賊の本隊が来てアリババの家を襲おうとしてもどれがアリババの家かがわからなかったのです。重力場はどれが加速度系かをわからなくしたのです。このことで一般相対性が言えることになりました。