『こんちわ、三郎さん、あちこちで大根やブロッコリーなどの収穫が始まって、間もなく１１月、暦は「立冬」、季語は「冬立つ」だわ、ハハハハ。いや１年の過ぎるのも早いが、格別に忙しい仕事をしていないのに、また日曜、もう日曜で１週間が過ぎるのがあっという間で。・・・・正直、人生をここまで元気で生きられれば全うができたと言うことよ、やり残したことはないわ、あれば欲だよ、ハハハハ』
『翁さん昨日の朝は外気温が６度だよ、太陽の気配も弱まって、昼夜の寒暖の差も激しくなってきて冬の準備だな。今年の夏は凌ぎやすかったが、冬の寒さがはどうなるかだ、ハハハハ。・・・・何だい、老後の人生かね？、まあもう野望はぬぐい去って、ストレスをためるような不満を持たないで過ごせれば、人生を悟れたと言うことだろう、個人差はあるだろうが。・・・・今日も歯科医に？、ご苦労さんだね、ハハハハ』
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『先日は、輝さんと「老害」のことが話題になって、要するに年寄りが「頑固」になり、理不尽な怒りや持論を曲げない、そして昔の価値観の押しつける話になったが、毎日ストレスを溜めながら生きているとね、ハハハハ。まあ、世の中の変動が激しく、まともに向き合っていてはストレスの権現にもなるから、世間の価値観に合わせないことだろう。世のしがらみをどう絶てることが出来るかで、ファハハハ』
『出来そうでいて、その変身が意外に難しいのだろうがな。自分なりのガス抜きの仕方も持ち合わせないと、ハハハハ。しかし、すっきりとしない秋だな、爽やかな秋空は何日あったか。八郎さんがゴルフの予定を組んでくれて、楽しい時間を過ごせるわ。・・・・話が戻るが、俺も新聞を止めて暮らし方が変わったな、料理や掃除の生活技術を身につけて新たな自立行動だよ、ギャハハハ』
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あとがき＝＝老後は好奇心を退化させないことだそうで、脳を老化させない、そしてエキサイトもね、ガハハハ＝＝放念の翁