「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆文明が堕落指向に◆   3794

2017-10-11 16:46:59 | 日記

う、翁さん何が始まったね?、車庫の屋根のペンキ塗りだな、倅さんが助っ人で、ハハハハ。その程度の錆のうちに塗っておけば日持ちがするわ。高いところでの作業は誰かと一緒でないと、転がり落ちた時に大変だよ。そう言えば、この車庫は親爺さんと二人で建てたそうで、確りと作ってあるわ。翁さんの器用さは親爺さんの血筋なのか、倅さんも受け継いでいけるようで結構だわ、ハハハハ』

や、次男さん、暫くだね。ささら獅子舞の行事が天気に恵まれ、無事に終えて良かったね、祭事は大変だよ、ハハハハ。塗装用具は用意をしてあったが、先送りになって。婆さんが留守の機会にやっとやる気になって、季節柄屋根も焼けないから楽だわ。取りあえずは半分だけ塗って、あとは後日の楽しみに残しておくわ。足腰が何とか動くからこんな作業も出来るし、いい運動になる、まあ健康のバロメーターよ、ハハハハ』

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日は婆さんと掃除機を見に行ったら、ロボット掃除機を奨められて。店員の話では、この頃の電化製品の三種の神器はロボットに乾燥機付きの洗濯機、自動食器洗い機だそうで、ファハハハ。人間の感性がどんどんと衰えるわ、掃除は目で確かめて、時間もあるし、これまでの掃除機を買ってきたが。自動車も程なくして全自動運転になるようだが、車を操縦することの面白さがなくなったら、楽しくなかろうな』

ンビニ弁当など、食器類を使わない食生活に食器洗い機か、洗濯物もお天道様で乾かした方が着心地がいいと思うがな、ハハハハ。手加減、匙加減ではないが、思考や刺激で心を老けさせない、頭を錆び付かせない、そんな生活習慣が人間らしく生きることだろうと思うがな。こんなペンキ塗りでも感性を働かせているよ、自分でやろうという拘りがね。これも人生の生き方だろうと思って』

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あとがき
==アナログな考えで、アナログ的に暮らす、アバウトに過ごすことだがね、ガハハハ==放念の翁