「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆朝晩の冷え込みが◆   3791

2017-10-08 16:04:38 | 日記

あ、こんちわ、義一さん。秋蕎麦が花盛りで綺麗だよ、出来も良さそうで楽しみだな、ハハハハ。来る途中の芝山さんのコスモス畑は毎年綺麗だよ、どうも今年は紅葉が早そうで、草津高原などは1週間早く紅葉だそうで、寒さも早いということかもね、肌着は昨日から長袖だわ。・・・・野暮用で隣町まで出かけようと思って、新聞広告で面白そうな本を見つけたので、本屋にも回って、ハハハハ』

あ、翁さん、関東も標高が高いところは紅葉が始まったかね?、朝晩はひんやりとして、テレビのニュースを見ると、歩く人の殆どが冬支度、明日は「寒露」だものな。夕方は5時半で真っ暗になるわ、ハハハハ。蕎麦の出来はまあまあだな、ただ、この辺りでは霧が巻かないし、気温差も高原とは違うから、産地とは味や香りが違うが蕎麦は蕎麦だよ、ファハハハ。・・・・翁さんも忙しい人だよ』

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本の暦のしきたりは先人の知恵だから、日常生活で暦を意識すると、景色や食べ物の季節の移ろいが楽しめるわ、ハハハハ。手打ちうどんは時々食べているが、そば粉が手に入らず収穫が待ち遠しいよ。・・・・今日はささら獅子舞の奉納があるな、五穀豊穣と悪魔払いだが、ささらの舞手の子どもが減って親類縁者の子どもを助っ人に、地域文化を残すように頑張ってはいるようで。この祭りが終わると秋たけなわだ』

晩は翁さんは見えなかったが、第4回目の囲碁の学習会、勘さんが井目風鈴(置き碁)で住職に勝って、皆さんが大喜びさ、ハハハハ。皆さんが何となく碁が分かり始めてきて、何でもそうだが数をこなすことだろうな。・・・・しかし、翁さんは本をよく読むね?、目が疲れないかね?。俺は老眼鏡が手放せなくなって、新聞の文字も読みにくく、文字が小さな本は駄目だな、ハハハハ』

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あとがき
==いつの間にかツバメの姿が見えなくなり、賓客の雁が川や沼地に、秋の深まりだよ、ガハハハ==放念の翁