『おう、翁さん魂消たね、群馬県の高原(妻恋村)で雪だそうだし、東京都内を歩く人も真冬の支度だわ、これじゃあ、俺らは今年の冬にはおっ死じゃうかもな、ハハハハ。それでいて、大型台風が接近をしているらしいがどうなるのかな。・・・・先日ある会合に出たら「老害」のことが話題になって、要するに年寄りが「頑固」になると言うこと、理不尽な怒りや持論を曲げない、そして昔の価値観の押しつけだよ、ハハハハ』
『おや、輝さん、雨で外仕事が出来ないね。それにしても冷たいが、この時期に関東北部で初雪とは魂消たね、ファハハハ。婆さんが入院をしている看護師の話では、寒暖差疲労とかで体調を崩す人が多いらしいわ。・・・・老害の話しかね、自分が正しいとの思い込みで、自分の非を認めない絶対意識は、今更始まったことではなく、それが老人の所以だろうな。時々俺も意識をすることがあるが、ハハハハ』
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『ええ?、寒暖差疲労?、始めて聞いたね。要するに、こういう時期には、うろちょろ出歩かずに、熱燗を呑んでぬる湯に長湯して、毛布を被って早く寝ることでないかね、ギャハハハ。・・・・いやあ、自尊心の強い人は結構いるわ、裏を返せば我が儘で謙虚さがなのだが、実は小心者なのよ、さすがに “空っ茶会” の皆さんにはいないが。翁さんは体調は大丈夫かい?、人ごとより自分で気をつけないと』
『まあ、寒さは免疫力の低下だろうから、体を冷やさないことだろう。このところ俺は一人だから、この時期からは暖房効果に4時には雨戸はバタバタ閉めちゃうわ、ハハハハ。俺も本当は酒が嫌いではないので、晩酌はやりたいが、婆さんの体調の急変が気がかりで、もう10年来我慢だよ、自分で偉いと思うよ、ファハハハ。今日の夕飯は冷蔵庫にある物をぶち込んで雑炊、7時には寝床だ』
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あとがき==常識が非常識の時代になってきて、価値観の変化、あながち老害とも言い切れないのかもね、ガハハハ==放念の翁