ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

またまた松本の建物とアート

2023-02-26 | ミュージアム

2日にわたり「マツモト建築芸術祭」を巡ったのですが、両日ともに公開がお休みの会場があって見学できなかったので、別日に(辰野のお雛様を見た後、善知鳥峠越えで松本行き)見てきました。レトロな建物を見ながら上土通りへ行きました。会場は「割烹 松本館」です。

   

 

     

 

この「松本館」は明治時代から続く老舗料亭…この建物は昭和10年に建てられたものだそうです。ここの大広間に展示されていたのはアーティスト「福井江太郎」…ダチョウをテーマに数多くの作品を発表されていますが、ここでは会場の雰囲気と共に躍動するダチョウの姿に注目でした。

     

 

  

 

     

 

この大広間は豪華絢爛…目黒の雅叙園に倣って作ったそうです。床の間も天井も見ごたえありました。

  

 

   

 

書院も凝った造りになっていましたが、何故か雪見障子の上の欄間に諏訪大社のお札が挟まれていました…

  

 

こちらは格子窓…これもまた趣きある佇まいでした。

  

 

照明も当時のまま使っているそうです。レトロな雰囲気の素敵な照明でした。

      

 

大広間の舞台の背景は松の絵ですが、この絵の裏には梅の絵があって、入れ替えられるのだそうです。

   

 

廊下にあった「思う壺」と階段の縁にいた彫り物の亀にも注目でした。

    

 

歪みのあるガラス窓は当時のままだそうです。「葡萄の間」を見せていただきました。このお部屋も豪華な雰囲気でした。

     

 

  

 

     

 

ここのお手洗いは異国情緒あふれるものでした。この丸い窓は水を入れて金魚鉢として使ったのだそうです。

       

 

  

 

廊下にはお雛様や花が飾られ、おもてなしの雰囲気溢れる料亭の雰囲気でした。

  

 

見学を終えて外に出たら、夕暮れが迫るような空でした。街灯にも灯りがともっていました。老舗の「鯛萬」の前を通り、「縄手通り」を横に見て中町を通って帰ってきました。

  

 

  

 

これで「マツモト建築芸術祭」の全18ヶ所を巡ることが出来ました。建物とアートが素敵に出会っていた松本の街でした。この日は半日で辰野と松本を歩き、歩数は6451歩でした…

 

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6 コメント

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「またまた松本の建物とアート」 (take)
2023-02-27 00:38:27
ん?
またまた?

前回にも前々回のブログにも載っていなかったのは
「割烹 松本館」は「お休み」の日だったのですか~。

実はね「マツモト建築芸術祭」のホームぺージで
「松本館」の写真を見ていたので タッジ―マッジーさんは今回はここには行かれなかったのですか?とコメントにいれようとしていたのです。
ね、長女の結婚式場でしたもの。
内部のあれこれを見学できるのは 芸術祭時だからでしょうかしら。
絢爛豪華さには慣れない(目黒雅叙園にも!)私ですが「見てみたい」です。

18会場・・これでコンプリート!(使ってみたかった今風の表現

そして
老舗の「鯛萬」の前を通り、「縄手通り」を横に見て中町を通って帰ってこられたと。
その「鯛萬」(不思議な名前!)は 娘婿殿のご両親との初顔合わせのレストラン!
「繩手通り」「中町通り」・・4月に歩く予定です~
でもね、足弱組が多い女子会。てくてく散歩は無理かも。時計博物館からはかり博物館も遠く感じます。松本城のあの急階段‥無理だなぁ・・。私は市役所の展望台(先日のタッジ―マッジーさんのブログで初めて知りました!)に行ってみたいけれど それはまたの機会にしようとか・・いろいろ楽しみです。
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Unknown (おちゃ)
2023-02-27 13:06:45
この松本館は竣工した頃は、松本市内でも
有数の「夢のような建物」だったでしょうね。
絢爛豪華。
お手洗いの建物なんて見てたら、「なんでもあり」
みたいな。
人々はきっと目を奪われたことでしょうね。

階段の縁の彫り物の亀。
これは彫り物なんですか?
石を削ったかのようにツルツルしていますね。
立派です。こういうのを随所に配して、
来る人を楽しませたのでしょう。

全体的にこの芸術祭はいいですね。
街を盛り立てようとみんな頑張るし、
古い建物がイキイキして来るし、
地元の人の地元史への理解が深まるし、
ローカルなスポットしての一体感も出るし、
そとからも人を呼べる。
すばらしいですね。松本の街の魅力が
出て、そうなると街並みも美しくメンテされます。
もっともっと良さが引き出せればいいですね。

巨大な美術館作って10億円かかって
その後毎年維持費に2億円かかって、
来場者は微々たるもので、ほぼ全部が赤字になり
20年経ったところで「どうしよう?」と
その結末に困るなんてよくある地方の図式より
よほどいいです。
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takeさんへ (タッジーマッジー)
2023-02-27 20:27:56
こんばんは。
この「マツモト建築芸術祭」でまず見たかったのが「割烹 松本館」!
でも2回ともお休みの日だったのです。
なので最終週に隙間時間を見つけて松本まで行ってきました。
目的の「松本館」だけ見てトンボ返りの松本行きでした…

ここは娘さんの結婚式の会場だったのですよね。
記念すべき場所ですし、素敵な思い出の場所でしょう!
こんな機会が無ければ内部を見学できませんので、
しっかり見せていただいてきました。
そしてこのダチョウの日本画の素敵なこと!
この大広間にひときわ映えていました。
これで18会場を全てコンプリートしました(笑)

「鯛萬」も老舗レストラン…大事な時に使われますね。
takeさんはさすが松本の街をよくご存じ!
4月の女子会は楽しみですね。
是非「繩手通り」と「中町通り」、歩いてみて下さい。
そしてやはり松本城でしょうか。
無理せず松本の雰囲気を感じていただければと思います。
市役所の展望台はエレベーターがあったらいいのですが、
思いの外、年季の入っている市役所の建物です…
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おちゃさんへ (タッジーマッジー)
2023-02-27 20:30:42
こんばんは。
目黒の雅叙園のようなおもてなしの場を松本に…
そんな思いで造られたこの松本館、
きっと完成時は「夢のような建物」だったでしょうね。
異国情緒あふれるお手洗い…
ここは何とも不思議な空間でした。
みなさん驚かれたことでしょう。

亀の彫り物…これは触っては見ませんでしたが、
木造の階段と同じ材料かと思いました。
良く磨き込まれていて、見事に艶が出ていました。
こうした細部の工夫にもおもてなしの心を感じたことでした。

この松本は古い建物を大事にする気風がありますね。
明治時代に存続の危機にあった松本城を守ったのも市民!
今でも古い建物を大事に使っているお店や企業もあります。
この芸術祭も多くの市民がボランティアで参加しているそう…
古い建物が生かされているのは嬉しいことです。
確かに莫大なお金をかけて建物を作っても、
維持できずに閉館のところもありますね。
最近は松本のようなこうした芸術祭があちこちであって、
地方の良さが引き出されているようにも感じます。
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Unknown (みさと64)
2023-02-27 20:51:47
こんばんは。
「マツモト建築芸術祭」、全作品を廻られたのですね。
建物やアートがお好きなんだなぁ…って、わかってはいるのですが、
それでも、改めてその行動力はすごいなぁ〜って思いました。

こうして拝見させていただくと、松本館は素晴らしいですねぇ〜
ため息しか出てきません(笑)
廊下の焼き物、『思う壺』というネーミングが、すごく気になって調べてみると、
「実際は壺ではないのに壺だと思うことから、そういう名前にした」ですって。
もうひとつ意外だったのは、
創業以来の名物料理は「鯉こく」なんだそうですよ!
このようなところで出される鯉こく、一度食べてみたくなりました(笑)
スミマセン、食べ物の話になってしまいました・・・
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みさと64さんへ (タッジーマッジー)
2023-02-27 23:28:58
こんばんは。
この芸術祭、去年は1日で回ったのに今年は2日かかり、
年々体力が衰えていることを実感しました。
そのうえ見たかった松本館が2日ともお休みで、
諦めきれずにもう1日行った次第です。

松本館は食事に訪れることはまず無いと思うので(笑)
内部を見学できる貴重な機会かと…
こだわって造られた天井絵や彫刻のあるお部屋に注目でした。
「思う壺」のネーミングはこんな意味があったのですね。
面白いものですね、大きな壺は存在感ありました。

ここの名物料理は「鯉こく」なんですか?!
本当に意外ですよね。
明治23年の操業だそうですから、
当時とすれば「鯉こく」は高級料理だったのでしょうか…
出産後に母が作ってくれた「鯉こく」の味が思い出されます。
母乳の出が良くなると言われていましたよね。
鯉の旨煮は時々食べますが、鯉こくはしばらく食べてないです。
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