ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

松本へ~美術館と石屋さん~

2024-03-20 | ミュージアム

松本へ出かけました。3/7のことです。雪が降った後のことで、国道20号線は除雪してありましたが、塩尻峠の周辺では木々が雪に覆われたままでした。

     

     

     

 

東山山麓線も除雪してありましたが、周囲は一面の雪の原…北アルプスも雲の中でした。

     

     

 

松本に着きました。イオンモールの駐車場の梅の木が満開でした。近くで見かけたこれは早咲きのサクラでしょうか…

     

     

 

「松本市美術館」に行きました。中庭も雪の中でした。

     

     

 

この日の企画展は「夭折の画家 須藤康花 光と闇の記憶」で、「魂を塗りこめた絵と詩」が展示されていました。若くして亡くなられた「須藤康花」さんは晩年、麻績村に住まわれた縁で松本市にも小さな美術館があります。

     

     

     

     

 

その作品はその詩と相まって、まさに魂を揺さぶられるような心に響く作品の数々でした。麻績村の風景を描いた作品もありました。

     

     

     

 

今、松本市は地元出身の映画監督「山崎貴」さんのアカデミー賞受賞で盛り上がっています。この美術館でも前回企画展をしていたのですが、その時の作品がロビーに展示されていました。また7月から企画展があるようです。

     

 

ここではいつも「草間彌生」さんの作品が迎えてくれます。松本市出身の「草間彌生」さん…自販機もベンチも草間仕様で良く見たら自販機にはサインもありました。

     

     

     

     

     

 

この後、美術館から歩いて「源地の水源」を見ながら「伊藤石材店」に向かいました。

     

     

 

伊藤石材店の社長「伊藤博敏」さんは芸大で彫刻を学んだ石彫作家さんです。初めて作品に出会ったのはもう何年も前の「松本クラフトフェア」です。その後、何度もクラフトフェアで作品に出会って注目していた作家さんです。その作品が展示されているというので、この石材店を訪れました。このポスターのような作品展を各地で開き、ハードカバーの表紙になったり、中高の美術の教科書にも載っている作家さんです。

  

 

硬い石でできた柔らかい発想の作品はどれも注目でした。しかもちょうどご本人がいらして、丁寧に解説付きで作品を紹介して下さって、それも感激でした!作品に使われている石は梓川のの河原のものだそうです。建物などの基礎に使う栗(ぐり)の石の中からインスピレーションが湧くと作品にしているそうです。

     

     

     

 

ソケットから外されているのに石の上で明かりがついている電球や石のお雛様や素材感のあるTシャツやお花見弁当など、どれも注目でした。

     

     

     

     

 

別の作家さんの作品ですが、黒曜石で出来たナイフもありました。

     

 

松本の街は湧水が多く、水路もたくさんあります。この近くの水路にはクレソンでしょうか青々と茂っていました。

     

  

 

帰宅途中で知人の家に立ち寄りました。そのご近所で「紅梅」の花がみごとに咲いていました。まだ雪も残っていて美しかったです。

     

     

 

その場所から眺めた北アルプスです。雲をたなびかせる北アルプスも良い眺めでした。

     

     

 

最後は山麓線の東側の山々の雪景色です。山麓線を通ると北アルプスばかりに目がいきますが、この日は東側の山々も美しい雪景色でした。

     

     

     

 

「松本市美術館」と石彫作家「伊藤博敏」さんを訪ねたこの日、作品鑑賞と松本までの道中で雪の後の風景を楽しむことが出来ました…

     

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11 コメント

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松本 (tenten-3)
2024-03-20 20:25:36
こんばんは。tenten--3です
コメントありがとうございました
結婚式は済みましたが都会は疲れました・・・

さて松本美術館、この近くに5年ほど前まで
単身赴任で住んでいました
美術館は職場への通勤で歩いた道沿いです
山麓線も松本~塩尻インターまでよく利用していました
どちらも懐かしく拝見しました。
返信する
tenten-3さんへ (タッジーマッジー)
2024-03-20 22:38:10
こんばんは。
私も東京行きはいつも嬉しく、そして疲れます。
今回は結婚式でしたもの、大きな喜びと共に
お疲れも大きかったことでしょう。
ゆっくり一息ついてください。

松本市美術館のお近くに住んでいらしたのですか、
あの辺りは良く歩きますがいい所ですね。
山麓線もお馴染みの道でしたか、
この道もいい道ですよね。
景色も良く信号も少なく気持ちよく走れるので
松本行きの時はよく利用します。
懐かしく見ていただけて良かったです。
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-03-21 09:16:11
松本が寒そうですね。
一気に春めくかと思わせておいて、また冷える。
こちらもこちらなりに寒い日が続いています。
昨日も夕方仕事から戻る時は寒かったです。
風も強く、天気も悪く大変でした。

伊藤石材店って普通の石屋さんというか
墓石工事をメインにしながらも、それ以外の
面白い石の商品を作っていますね。

https://www.itosekizaiten.net/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E5%A2%93%E7%9F%B3%E5%B7%A5%E4%BA%8B

社長は石の美術作家でもあるわけですね。
商品と芸術作品の境目が微妙なものも
ありそう。こういう楽しみ方っていいですね。
お客から注文があって、それを作っている
うちに、別の自身の芸術作品のアイデアが
湧いて来る。

帰り道の画像も寒そう~。
私は本日は終日在宅。何を作ろうかな~と
ランチ考え中。
返信する
Unknown (みさと64)
2024-03-21 11:50:49
こんにちは。
3月に入ってから、本当によく雪が降りますね。
大町も数日おきに、雪が積もったり消えたりの繰り返しです。
そして今朝も・・・
アメダスの記録では大町は16cmの積雪だけど、
昨日の雪は強風が飛ばしてくれたのか、我が家の庭は10cm程でした。

松本ではもう梅が満開で桜もちらほらですか?
伊那の春も早かったようですが、松本もじきに桜の季節ですね。
松本市美術館と言えば、やっぱり草間彌生さんのチューリップだけど、
自販機やベンチも草間仕様でしたっけ?
以前行った時には気付きませんでした・・・(もうだいぶ前ですけどね…)

ブログタイトルの「石屋さん」という言葉が気になっていたのですが・・・
石に用事があったわけではなく、やっぱり石アートだったのですね(笑)
もしかして、あの「一輪挿しの箸置き」もこの作家さんのものだったのでしょうか?
主人がブログの作品を見て、
「このチャック付きの石は岡谷酸素のテレビCMで使ってたぞ!」
…なんて言ってましたから調べてみたら、やっぱりそうでした。
「石に花咲く」というタイトルのテレビCM(動画と記事はこちら↓)です。
https://www.okayasanso.co.jp/blog/2016/09/post-186.php
主人は、その昔岡谷で開催された諏訪圏の工業メッセで、
「チャックストーンの実物を見た」と自慢げに言ってます(笑)

紅梅に雪・・・きれいですねぇ〜
雲をたなびかせる北アルプスの写真も素敵です♪
返信する
おちゃさんへ (タッジーマッジー)
2024-03-21 22:34:37
3月に入ってから雪が降ったり冷え込んだり…
真冬のような日が多いです。
この日もとっても寒かったですが、
お彼岸だというのに今日の最低気温−6℃、
なんと最高気温2℃とまるで真冬です!
そちらもいつものこの時期より寒いのですね。
どこも春の訪れは足踏み状態でしょうか。
桜の開花予想も修正されていますね。

クラフトフェアでこの方の作品に出会った時は
石屋さんとは全く知りませんでした。
芸大の彫刻科を出られた石彫作家さんですが、
本業は墓石などを扱う石屋さん(笑)
でも作家さんの方も忙しそうですし、
教えていただいたHPを拝見しますと、
いろいろ商品化していますね(笑)
仕事で扱う石をいろいろ見ているうちにアイデアが湧く…
おちゃさんがおっしゃる通りのことを
この社長さん言われていました。

寒い日は家に籠るのが何より…
そして美味しいものが出来たらもっと嬉しい!
さて、今日は何ができたのでしょう…
返信する
みさと64さんへ (タッジーマッジー)
2024-03-21 22:54:31
こんばんは。
本当に3月になってからのお天気には驚かされます。
雪も良く降りますし寒いですもの!
お彼岸のお墓参りに行ったら、我が家のお墓も実家のお墓も雪!
探しても春の気配がありませんでした(笑)
今朝は10㎝も積もったのですね、お彼岸にその雪はすごいですね。
こちらはうっすらでしたが−6℃の寒い朝、
日中も2℃と真冬並みの寒さでした…

松本へ行った日も寒かったですが、梅は満開でした。
桜はきっと早咲きのもの…本格的な桜の季節はまだまだ先でしょう。
松本市美術館前の草間彌生さんの作品は目を引きますね。
この作品の所から中庭に入る場所に自販機やベンチがあります。
松本ではバスをはじめ、あちこちでこの水玉模様を目にします。

「石屋さん」って何かしらと疑問だったかもしれませんね。
この作家さんの作品に出会ったのは随分前のことですが、
石屋さんの社長さんと知って訪ねてみました。
あの一輪挿しの箸置きは別の作家さんですが、
この作家さんもカトラリーレストを作っておられました。

旦那様、岡谷酸素のCMの作品をご存じだったのですね。
記事にそのことを入れようとしていたのですが載せず仕舞いでした…
「岡谷酸素~は ガス屋~さん♪」の歌が頭を巡ります(笑)
テレビCMの動画と記事もありがとうございました。
工業メッセで作品展示があって、
旦那様は私より先にチャックストーンに出会っていたのですね。
素人ですが工業メッセも行ってみたいイベントです(笑)

3月とは思えない雪景色でしたが紅梅が彩りを添え、
たなびく雲もの北アルプスもまた良いものでした…
返信する
松本へ (take)
2024-03-22 00:24:40
「入力内容を確認してください」って。
何回かアタックしたけれど このメッセージが出てきて送信できない・・・。

もう一回 テスト送信のつもりで・・

☆☆☆

こんばんは。
塩尻峠の下りカーブも東山山麓線からの眺めも見慣れた景色で懐かしく・・3月5日の雪はこんなに降ったのですね~
松本からも雪で遊ぶ孫の様子がライン動画で送られてきていました。

その松本
松本市美術館で「夭折の画家 須藤康花 光と闇の記憶」展が開催中だったのですね。
須藤康花さんのお名前は知りませんでしたが「康花美術館」のHPに入ってみました。
この若さで タッジーマッジーさんをして 
「まさに魂を揺さぶられるような心に響く作品の数々でした」と言わしめる・・
私には絵画鑑賞にはうといのですが(すみません)
石の彫刻に目が行きます。
この作品の雰囲気はタッジーマッジーさんのブログで拝見していたゎ
紹介のあったHPに行ってみました
「道祖神から現代彫刻まで」
その作品の数々をみせていただきました。
あぁ これはオモシロい。興味津々 石でこういうものたちに・・
そう タッジーマッジーさんがおっしゃるように
「硬い石でできた柔らかい発想の作品はどれも注目でした」
です!

そして それぞれの住所を地図で見てみたら・・
「康花美術館」は娘の家にほど近く・・
「伊藤石材店」は かつての「定宿」からの散歩コース・・
「田園ベーカリー」「源智の水」「瑞松寺」・・から右に曲がればあったのですね~。
ふむふむと地図で遊んでおりました。

そして・・これは余計なことですが
タッジーマッジーさんのこのブログで「塩尻峠の雪」拝見し
私が以前にYou Tubeにアップしていた 塩尻峠でまさかの雪に出遭った時の記録が見つかりました。
孫がやるように「ゆうちゅうぶで 塩尻峠は雪だった」と入れてみましたら 即 出てきました~
おかげさま・・です。
ログイン用のアドレスを変更しなかったためか無効になったままでした。

↓ 一応・・35秒動画です。見てくださいな 『塩尻峠は雪だった』
まさかの雪道に峠を上がれない車たち
返信する
これは? (take)
2024-03-22 00:35:30
あらためて・・・

もしかしたら、と ユーチューブをはずしてみたら受け入れられました。

今 あらためて 
「ゆうちゅうぶで 塩尻峠は雪だった」と入れてみましたが 今回はダメ、私の動画はでてきませんでした。パソコンでもスマホでも・・ダメ。
(孫のように音声入力してみてもダメでした)

You Tube はお忘れくだされ・・
お邪魔いたしました。
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-03-22 20:40:57
私も石が好きなので、こういう石屋さんは
楽しいです。石積みや石をつかった作品は
大好きですよ。こんな会社に就職したかった
です。

お城の石垣や、英国の石積みの農場の境界なんて
見て興奮します(笑)

https://www.merchantandmakers.com/history-of-dry-stone-walls/
返信する
takeさんへ (タッジーマッジー)
2024-03-22 23:21:57
こんばんは。
コメントの送信にお手数おかけしたのですね、
スミマセンでした…
YouTubeが原因だったのでしょうか、
そうとなれば気になります!
どんな雪道だったのかしらと…あれこれ思い巡らせていました。
そしたらtakeさんのブログに載せてくださってあって、
早速見せていただきました!
本当に雪が降り続く現場だったのですね。
大変な状況、よくご無事で峠を越えられましたね。
今は予防的交通規制で早めに通行止めにして除雪するので、
この経験は貴重なものかと思います!

松本市美術館の企画展は初めて出会った作家さんでしたが、
絵と共に詩も展示されていて、
その二つの相乗効果と言いますか、とっても感銘を受けました。
若くして亡くなられた作家さんですが、
作品を大事にしてお父様が美術館を建てられています。

石の作品は随分前にクラフトフェアまつもとで出会いました。
その後何度もクラフトフェアで出会い、作家さんとお話もしていて、
ようやく今回尋ねることが出来ました。
ちょうど作家さん(石材店社長さん!)がいらして、
いろいろお話も伺えてとってもいい機会となりました。
本当に面白い作品がたくさんですね。

松本はよくご存じのtakeさん!
地図ですぐ特定できるのですからすごいです。
機会がありましたらまたこの辺りを歩いて見て下さい。
べラミ人形店も近いです…

改めてYouTubeの映像をありがとうございました!
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