有馬温泉癒しの森パトロール隊・中編です。
ふぇ~~~もう無理っす!泣きそぅ(T_T)
なんだ、この急坂は・・・
頭上の木々の切れ間から光が見えてきました。
炭屋道から魚屋道に出ました!
そうか、ここに出てくるんや。
ここからは歩きなれた道なので、少し安心です。
魚屋道を六甲山上方面に少し歩くと珍しい「三本松」が右手に見えてきます。ここにも、ベンチがあるので、休憩できます。
モチツツジの花がきれいに咲いていました。
~モチツツジ~
主に低山地や丘陵地に自生し、明るい林(アカマツ林など)のなかで多くみられ、通常4~6月に開花する。しかし、散発的に年間を通して咲いているものも見られる。花びらは5枚あり、濃紅色の斑点などがみられる。葉は秋を迎えると紅葉し、芽を囲む一部を除き、大きく茂った葉は落葉する。また、樹皮は暗褐色または暗灰色をしている。
立派な建物が見えてきました。展望台かと思って周りを見渡しましたが、辺り一面、林でした。休憩所だったんですね。
ミツバツツジの葉っぱです。花はもう散っていました。
~ミツバツツジ~
ミツバツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木。また、近縁のミツバツツジ類の総称でもある。 関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。ミツバツツジ類は、4~5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名が付いた。
ここは、なんと、「六甲最古のトンネル跡」です。現在は崩れてしまっていますが、明治7年、大阪・神戸間に鉄道が開通し、六甲越えのこの道も交通量が増え、道も広がり、トンネルも出来たのです。荷物を積んだ馬や湯治客を運ぶ駕籠が石垣のトンネルをくぐっていました。
魚屋道から筆屋道に入っていきます。この道は瑞宝寺公園方面へ続いています。
有馬温泉は江戸時代、筆屋が軒を連ね、筆屋町という地名までありました。優れた竹と、筆の穂先になる鹿・狸・狐などの獣毛の入手が容易であったことや、湯治客などの需要が多かったことがその要因であり、有馬土産の代表的なものでした。その歴史を偲んでいただこうと「筆屋道」と名付けられました。
筆屋道も終盤。ここから、展望デッキ方面に登っていきます。ハイカーの人たちとよく出会います。皆さん新しく出来た道を楽しんでいらっしゃいました。
後編につづく。