今春、「有馬温泉癒しの森」がオープンしました。
有馬町自治協議会所有の里山を兵庫県神戸県民局に整備していただきました。
53ヘクタールの広大な区域に、遊歩道や休憩所、ベンチ、案内看板等が設置され、除間伐が行われ、多くの人に利用していただきやすい森が完成しました。
有馬温泉から少し歩くだけで、豊かな自然と触れ合えます。
今回、癒しの森のパトロール隊として、遊歩道に壊れている場所がないか、ゴミをひろいながら通常2時間のコースを歩いてきました。
まずは、北神連絡所有馬連絡所を出発です!
し~ちゃんが見送ってくれました。
「いってきま~す!」
今回は、かなりの長編で有馬ナビが1回出来るぐらいのボリュームです。
前・中・後の3編に分けて、ご紹介します。
(小さい画像はクリックすると、拡大表示されます。)
有馬連絡所を出発して温泉街を歩き、約15分で六甲有馬ロープウェイ有馬温泉駅に着きます。このあたりから、森のにおいがしてきます。
六甲山と有馬温泉を行き交うロープウェイを頭上に見ながら、紅葉谷方面へ約10分。「有馬温泉癒しの森」の看板が見えてきました。ここには、東屋風の休憩所もあります。
ここから、今回出来たという「炭屋道」を登り、「魚屋道」方面に向かいます。初めての道は楽しみですね♪
幻のアジサイ「シチダンカ」が、なんと3000株も植えられています!花が咲く頃にもう一度撮影しにやってきます。
~シチダンカ~
シチダンカはヤマアジサイの花が八重化したものです。江戸時代文政年間に来日したシーボルトの著書「フロラ・ヤポニカ」で紹介されたものの、その後見つからず、幻の花と言われていました。しかし昭和34年(1959年)に神戸市立六甲山小学校の職員により六甲山で再発見されました。
この辺りには、昭和戦前頃まで、多くの炭焼き窯がありました。ここにある石積みは、かつての炭焼き窯の跡です。ここから、この道は「炭屋道」と名付けられました。
炭焼きは、適度な伐採を繰り返す為、良好な森を守るという点から効果が見直されています。
炭屋道から魚屋道に抜ける道はホントに急勾配です。かなり息が切れました。
中編では、魚屋道から筆屋道をご紹介します。