ふれるほどやさしくなる立谷沢川流域

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月山開山祭に参加してきました

2015年07月03日 | 月山

7月1日に執り行われた「月山神社」の開山祭に参加してきました。

月山神社とは、日本百名山に数えらる月山の山頂に鎮座する、近代社格制度における東北唯一の旧官幣大社(最上位の社格)で、主祭神として月読命を祭っています。 

開山祭は、毎年この日にあるのですが、時期的に常に天候が不安定で、開山祭で山頂からすべてが見渡されるほどの快晴にあたる年はめったにありません。基本的に毎年雨具を着ながら参加します。

 

今年の天気予報もやはり雨、集合した時も雨、八合目駐車場に着いた時もずっと雨が降っていました

そのため、全員雨具を装着して登山スタート

 

雨とはいってもパラパラと小雨程度の雨が続きます。

「山頂に着くころには晴れればいいなぁ」なんて、淡い期待を抱きながら登り続けます

 

↑「なで兎」の前で記念写真を撮っている時も、心の中では「山頂から鳥海山が見えればいいなぁ」と思っていました。

この時までは・・・

しかし、今年の天気は本気でした

そう、悪い意味で

 

雨足自体は大したことはないんですが、風が強いのなんのって、本当に飛ばされてしまいそうな風なんです

体勢を低くして、雪渓に足を滑らせてしまわないように慎重に歩きますが、ただでさえスリッピーな雪の上なのに風が進むことを妨げます

当然、写真なんか撮る余裕も無く、道中の写真は全然ありません(笑)

休憩しても体温が奪われるだけなので、佛生池小屋以外ではほとんど休憩もしなかったため、例年に比べかなり早く山頂に着きました。

 

しかし、本当に大変だったのは開山祭の神事の最中でした

山頂の気温は12℃くらいあったようですが、風が強いため体感気温はせいぜい5℃くらい。

風雨に耐え、ガタガタと震えながらひたすら立ち続けること、およそ一時間

完全に体温が奪われました

同行者の中には唇が紫になっている人もいたくらいです。

 

でも、冷え切った体を温めてくれた山頂小屋の筍汁の味は最高でした

誰も下山を開始しようとしないので、いつもより長く山頂小屋で休憩していました。

きっと、「このまま山頂小屋に泊まりたい」とみんな思っていたと思います(笑)

 

そして、下山後に寄った「月の沢温泉北月山荘」のお風呂で、ようやく生き返ることができました

身体のコリが一気にほぐれ、身体中に血がめぐっていくのがわかりました。

 

 

結局、山頂からは景色は全然見えませんでしたが、「クロユリ」はちゃんと咲いていました

クロユリは東北地方では月山と飯豊山くらにしか自生せず、月山でも山頂周辺の限られたところに、6月中旬から7月始めくらいまでの短い間だけ花をつけます。そのため、なかなか目にする機会がありません。

 

今年もあとわずかな期間は見ることができると思いますので、興味のある方は今週末に月山登山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか

 

 

お問合せ先

≪月の沢温泉 北月山荘≫TEL&FAX(0234)59-2137

≪庄内町商工観光課立川地域観光振興係≫TEL(0234)56-2213


濁沢神社例大祭に参加してきました

2015年07月02日 | イベント報告

6月30日に濁沢神社の例大祭に参加してきました。

「濁沢神社」とは羽黒の手向地区にある「大聖坊」という宿坊で、ご神体「濁沢大聖不動瀧」としてあがめていた滝で、例年6月30日に例大祭が執り行われます。

 

昨年の例大祭は林道入り口付近での工事と大雨によりかなりハードな行程となり、おかげで翌日の月山開山祭での登山中も、ずっと前日の疲れでしんどかった記憶あるので、正直少々心配ではありました

しかし、今年は林道もある程度車で進めたし、最後まで雨に降られることもなく、すがすがしい気分で終えることができました

 

 

行けるところまで車で進んで、そこから林道を進みます

 

目指す先は、まだまだはるか遠く

 

林道は相変わらず復旧されておらず、ところどころに落石や路肩崩れがあります

 

↑去年は大雨でかなりの難所だった箇所(こんなに水が流れてますが、一応林道?)も、

 

↑今年は水量も少なく、それはど命の危険までは感じません(笑)

 

しばらく歩いて、ようやく沢登りの登り口に到着。

登り口なので、当然ここを登ります

 

 

頑張って藪をかき分け

 

ひたすら沢を登り続けていくと

 

 

眼前に突如滝が現れます

 

心配していた水量も問題なく、迫力十分

実際にその目で見て感じてみると、ご神体としてあがめられていることに納得してしまいます。

なんの予備知識がなくても、きっと手を合わせてしまうことでしょう。

 

神事も無事に執り行われました。

私は三年連続で参加させていただいておりますが、自然の大きさや神秘的な部分を強く感じられるため、個人的にはすごく好きな行事です。去年はハード過ぎたため同行者の賛同はあまり得られませんでしたが、今回の同行者は同じように感じてくれたようです。

機会があれば、ぜひまた参加したいと思います。

 

↑滝の近くにはまだツクシがいっぱいありました

この場所に夏が訪れるのは、もう少し先のようです

 

お問合せ先

≪庄内町商工観光課立川地域観光振興係≫TEL(0234)56-2213