ふれるほどやさしくなる立谷沢川流域

山形県庄内町の観光スポットやイベント情報を紹介するサイトです。
四季折々の写真や流域の今をアップします♪

月山の絶景スポット!!

2015年07月23日 | 月山

前回投稿したお花の写真を撮った際に、実は月山の絶景スポットにも立ち寄ってきました。

その場所は「のぞき」と呼ばれている場所で、弥陀ヶ原湿原周辺では屈指の絶景が楽しめるところなんですが、意外と知られていないのか、めったにお客さんと会うことのない不思議なスポットです

今回はそんな「のぞき」をご紹介いたします 

 

月山八合目駐車場からの行き方ですが、まず中ノ宮を目指して歩き、「なで兎」を左に曲がり、弥陀ヶ原湿原の周遊コースに入ります

 

そのまま少し歩くと橋(?)の手前に分岐点があります。ロープが張ってあるため、つい見落としがちですが、ロープをまたいで左に曲がってください

そしてまたすぐに分岐があるので、ロープをくぐって今度は右に曲がってください。

↑写真の赤矢印の通りに進んでください

 

この分岐さえ間違わなければ、あとは一本道ですので、迷うこともないと思います

 

しばらく歩くと藪が出現します。上はボーボーでも、下はまあまあ整備されているので、気にせず突き進んでください

 

ここから先はしばらく灌木のトンネル(藪)を進むことになります

↑こんな感じの道が続きますので、暑くても長袖推奨です。

 

頭を下げ腰を曲げて、枝をかき分けながら虫に負けずに歩き続けると、突如眼前が明るくなります

ドーーーーン

「のぞき」です

左手奥に「鳥海山」、真正面に「藁田禿山」の鋭いピーク、そして右手には「御浜池」と、最高の景色が広がります

 

↑藁田禿山と御浜池

 

↑不思議な色の水を湛える御浜池にズーム

撮影の時にちょうど雲が日差しを遮ってしまいましが、本物はずっと綺麗です

 

中ノ宮から「のぞき」までは、道中お花の写真を撮りながらでも10分程度です

ここまでであれば、アップダウンもほとんどなく、体力に自信のない方でも余裕でたどり着けると思います

弥陀ヶ原湿原までお越しの際は、ぜひ「のぞき」まで寄り道をして、ご自身の目でこの景色をご覧になってください

その光景は一見の価値ありです

 

 

実は、この「のぞき」という場所は、修験の聖地「東普陀落」へ向かうルートの途中の地点となっており、まだまだこの先も道は続いています

ただし、お花見装備で気軽に来れるのは「のぞき」までで、ここから先は一気に難易度が跳ね上がりますので、きちんとした装備と覚悟がない方はここで引き返してください。そのまま進んでも、きっと後悔します(笑)

 

↑「のぞき」から少し先に進んで、弥陀ヶ原方面を振り返るとこんな感じです。

東普陀落までの道は、剣ヶ峰の急な坂を一気に降りることになります

普通の登山道と違い、基本的に登山客ではなく「修験者」が歩くための道なので、そこまで整備されていません。きっと、あえて整備していないんだと思います。

そのため、同じ月山の急坂下りでも、個人的には月光坂の方が気が楽です

 

↑一応、鉄梯子やロープもあるんですが、通常の登山道に比べると設置個所が少ないと思いますし、今の時期は草が繁茂しているため、あまり足元が見えません

それに普段の登山の場合は、行きに上って帰りに下るわけですが、このルートは逆です。行きよりも帰りの方が時間もかかります。

それでも、どうしても東普陀落まで行きたいという方は、秋の峰入りが終わって歩きやすくなってからか、草紅葉の頃をおすすめします。

 

↑最後に東普陀落のご神体にズーム

 

以上、「のぞき」のご紹介でした

興味のある方はぜひ、実際に足を運んでみてください

 

お問合せ先

≪庄内町商工観光課立川地域観光振興係≫TEL(0234)56-2213