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と、同時に当時、安室奈美恵がコギャルのカリスマと呼ばれており大ブレイクして、“アムラー現象”(茶髪ロングヘアー・ミニスカート・細眉・厚底ブーツなどのファッションで身を包み、1996年の流行語にもなった。)を起こしていたのだが、その安室奈美恵が結婚を機に一年間の芸能界休業宣言をした時、「芸能界は移り変わりの変動の激しいトコロだから、一年も休んでいると、代わりに誰かがコギャルのカリスマになってしまうんじゃないの?」と思ったら、見事にその通りになり、その座に着いたのが浜崎あゆみだった。・・・だから芸能界下克上の覇者でもあったんだね!
・・・しかし彼女がなぜコギャルのカリスマになり得たのか?その理由がイマイチ理解出来なかったが、自身の自伝的な事を歌にした「A Song for ××」を聞いたら、子役の頃やダメアイドル時代の辛かった頃などが、包み隠さず赤裸々に唄われていて、たしかに女子高生やコギャル達から共感が得られるものだと納得、女尾崎豊とも感じたものだった・・・。
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で、私が注目した部分は、彼女を売り出す宣伝プロデュース方法なのだが、普通アイドルを売り出す場合、キュートさや美しさを強調しても、当然ながら「人間」として売り出すものだが、浜崎あゆみの場合アーティスト性を強調するとしても、「無機質さ」「間」性を強調し、マネキンと一緒に「人形」的に演出されたり、CMでは機能停止した機械人形を演じたり、あるいはバーチャル電脳キャラになったりして、普通、アイドル・アーティストでも大抵「わたしはお人形なんかじゃないわっ!人間よ!」と自己主張するものとなるんだけど、それが率先して自分の人工的なイメージを売りにして、一時は「本当はCGタレントだろう。」とか「バーチャルアイドル」とまで揶揄されるまでに徹底して「人形」に成り切って、斬新な戦略は新鮮だったのが素晴らしい。
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内容は鈴木亜美をマネキンになぞらえて、人気マネキンが使い捨てられ倉庫に放置されたのち再利用されるという、例の事務所とのトラブルで業界干された事から現在の復活までを暗示させるストーリーで、意図的な狙いを感じさせるな。
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と、思っていた矢先の05年の夏「alterna」のPVを観たら・・・ひえ~っ!!前言撤回しますッ、ayuゴメンなさい。全国のayuファンの皆様、誠に申し訳ありませんでしたッワタクシ破李拳竜は心より謝罪します!
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05年過ぎ去る夏の思い出として、南国トロピカル・ムードたっぷりで撮影された新曲「fairyland」のPV-DVDを買う。歌声と曲調が相まって南国の島の踊りのムードも満喫出来る作品に仕上がっている。フト、最初の「モスラ」や「キングコング対ゴジラ」等の現地人の踊りのシーンを連想してしまうのは、「特撮人」としてのサガか。いや、最近は色々問題があって描けなくなってしまった現地人の踊りのシーンも、こんな形でスタイリッシュに描けばいいのにな・・・とか感想しつつ、オマケのもう一曲入っていたので続けて観る。・・・いわゆる昔のレコードでいうトコロの「B面」というやつだが・・・これがナンと!浜崎あゆみもしっかりと人形化されているではないかっ!
石膏固めから操り人形になって、それから歌手に憧れる女の子が「甘い囁き」に誘われて、入った場所で唄う自動機械人形「歌うマシーン」に改造されてサーカスの見世物になり、そして最期はバラされ物扱い、最期はゴミと一緒に捨てられ放置!・・・天下の歌姫が、自らこんな成れの果てをさらし演じてイイのでしょうか?と思っちゃう程だから、こんなバッド・エンドでイイのでしょうか?と思わず言いたくなるストーリーだ。
いや~凄いなあ・・・。
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・・・まあ、鈴木亜美のマネキン人形化とカブっていると云えばそうなのだが、同じエイベックスだし発売時期も同じという事で、同じアイデア・ソースで勝負したのかな?。しかしayuの方はメカ見せまでしているトコロが一枚上手で本家の強みという事でしょうか。
とにかくう~ん参りました。ayu、あなたはやはり最高の人形だっ!!
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