破李拳竜・日記

ここでは私・破李拳竜が行ってきた仕事やお遊びとかの日記を、つらつらと載せてあります。

電エース ~ハンケチ王子の秘密~

2007年04月18日 21時35分58秒 | Weblog
あいかわらずの河崎監督のライフワーク「電エース」が今年も作られた。劇中劇として「日本以外全部沈没」でも登場してるので、電エースはすっかりメジャーな映像化となる。そして今回はGyaoネット配信されたので、01年の「電エースTV」の時と同じスタイルだ。
  ・・・しかし今回のタイトル「電エース ~ハンケチ王子の秘密~」とは、甲子園大会で人気になった「ハンカチ王子」斉藤投手人気に便乗した、益々凶悪になったタイトルだなあ・・・。


  実は今回「電エース・シリーズ」初めての地方ロケを行う事となったので私も地方へ行けると楽しみにしていたが、私の出番はおなじみ東宝ビルドのみでの撮影なのが残念!トホホ・・・(涙)作品観たら、豪華なゲスト陣もそうですが、初めての地方ロケで、「電エース」には似つかわしくない(?)美しいロケーションも豪華です。

  朝7時からの撮影スタートなので、少し早めに現場到着。河崎監督やスタッフと挨拶もそこそこ、河崎監督から「ハイ、これやって。」と、怪獣の手踊り人形を渡されて即座に怪獣を演じる。そしてすぐさま電エースに着替える。
  ・・・しかし、東宝ビルドで撮影なので、ちゃんとセットを組んで撮影するものだろうと思ってやって来たら、「東宝ビルドを舞台にドラマが展開」して撮影されるワケだったので、結局いつものように何も写り込まない空抜けアオリでの撮影で、ミニチュアは東京タワーのプラモデルだけだった。電エースはいつまでもこうなのね(笑)・・・まあ、何年経っても相変わらずの「電エース」ですが、それが良いのでしょう・・・。
  で、電エースの光線発射などのポーズ単体撮影。
  怪獣役の岡田ゆういち君もやって来たので、続いて対決シーン。今回の敵は、イッシー、クッシー、ツチノコといった未知動物UMAだ!で、ツチノコがぴょンぴょンハネるシーンを糸で吊って操演するが、中々上手くいかない、メンドーなので監督、「そのまま吊り上げてりゃイイや!」ってな事になって、オイオイ、ツチノコ宙に浮かんでるぞ!ツチノコって、空が飛べるのかよ!(笑)おまけにツチノコ、死ぬ前に「ウルトラマン」最終回の星人の如く、断末魔に「マツドドン!」と叫び相棒の名前を呼んで絶命するが、ツチノコってしゃべれるのかよ!?(笑)
  また、怪獣マツドドンの造形は実は「恋身女子高生パティ」で7年前に造られた怪人「アブフロッグ」の改造・使い回しなのですよ。相変わらず物持ち良い河崎監督です(笑)

  ・・・が、事故も発生!電エースのマスクも演出上ワケあって操演したら何と!ワイヤーが切れてコンクリート上に落下!!!左側頭部損傷!電エースのマスクがこんなに壊れた事は初めてなんじゃないかな?・・・でも相変わらず強引にそのまま撮影は続行。おまけに雨が降ってきて、しかも降りが激しくなってきても、相変わらず強引にそのまま撮影は続行!!
    
  そしてゲストもやって来た。クラッシャーカズヨシ役の酒井一圭氏、悪のヒロイン役・鴻口可南ちゃん、「百獣戦隊ガオレンジャー」のガオブルー・鮫津海役/柴木丈瑠君。 UMA研究家で知られる天野ミチヒロ氏もUMA博士役で出演。ツチノコを見て、「わあ~おいしそう!」と言った、天野さんの奥さん役のボケっぷりもナイス!ですね(笑)警官役の石井のダンナの必死っぷりも笑えます!
柴木丈瑠君などは、「久しぶりにヒーローの芝居をした!」と満足げに感想を語る。

   この時、同じビルト撮影所内で[シルバー假面]の撮影もやっていたので、出演中の堀内正美さんらが挨拶にやって来た。[シルバー假面]には、常連仲間はみんな出てるのに、私と河崎監督は「電エース」の撮影とガチ合って出られませんでした~(まさか遺作となるとは思わなかったので、じゃあ次のチャンスに出ようかな、くらいに思っていたのですよ。涙)現場も同じ東宝ビルトなのに・・・それで後日、仲間内から「チンドン屋シーンに強引に電エースで出りゃよかったのに!」と言われたのだった。

  それから鴻口可南ちゃんの出番で,彼女の役は悪の宇宙人の役なのだが、これがこのミクシィ上で本当に起こった「ニセ原型師詐欺事件」がドラマで描かれ、彼女は「ニセ原型師詐欺女」役で、クラッシャーカズヨシがだまされるという、もうドキュメントのようなシャレにならない話なのだ。しっかりと本物の一流原型師の寒河江弘さんが登場し、原型師詐欺に注意と警鐘をうながす。
  
でも、この日雨が激しくなり、本来は撮影中止になるトコロだが、河崎組はおかまいなしに強引に撮影続行!イケメン俳優の斉藤工君もやって来て、新ヒーロー「雷エース」に変身する雷一(らい・はじめ)役で出演。「ハンカチ王子」斉藤投手と同じ「斉藤」繋がりで斉藤工君に出てもらッてのタイトル「~ハンケチ王子の秘密~」だったのかよ!?(笑)
                           
  撮影終了後、控え室で可南ちゃんが「以前お会いしませんでした?」と訊ねるので、色々話してみると、彼女は元おはガールで、TV東京の番組「おはスタ」で宇宙アンドロイド・KANAという役を演っていて、私はゴジラ役でしばしば「おはスタ」にゲスト出演していたのだが、彼女はシルバー・ボディにブルー・ウィッグの宇宙アンドロイド姿で、私はゴジラを被っていたのだから、面と向っての面識が少なく、お互い素面では中々気が付かなかったのだ!
  KANAちゃんとはイベントがらみで興行された「おはスタ・スペシャル」などの思い出話などで盛り上がりました。

    ・・・帰りは酒井一圭氏のクラッシャーカズヨシ・マシーンに搭乗させてもらい、駅まで送ってもらったのだった。「電エース ~ハンケチ王子の秘密~」は株式会社「TLIP」より発売!

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