破李拳竜・日記

ここでは私・破李拳竜が行ってきた仕事やお遊びとかの日記を、つらつらと載せてあります。

友人達の永遠の旅立ち

2007年01月16日 23時58分37秒 | Weblog
      実は正月明け早々に、たて続けに友人二人を亡くしてしまった。

  一人は高校時代からの友人で、メカ物が得意な人間だったので、様々な機材の設計者となっていた。時々飛行機玩具などの設計の仕事も入って来て、その時などとても楽しそうに設計の仕事をしていた様子が思い起こされる。私にもメカデザインの仕事が来た時は、しばしば彼にアドバイスを求めたものだった。
  そんな技術屋肌の彼が、配属変えで「管理科」へ移ってからは、慣れない接待だの人員からみの仕事だので、心労も耐えなかったのだろう。
  相手の奥さんの事も独身時代から知っていて、馴れ初めから結婚と全て見守り、子供が出来てからは、私がその子の好きなゴジラ映画の怪獣役を演じていた人間だからと遊び相手をしたり、家族ぐるみの付き合いだっただけに、残された奥さんと子供達が心配だ。
  ・・・ここ数年ご無沙汰で、ひさびさに見た顔が棺の中の死顔だったというのは、あまりにも悲しい・・・。

  この高校時代からの友人の葬儀の二日後、私のコミケデビューの頃からの仲間の女性の訃報が飛び込んできた。しかも葬儀の前日の夜11時すぎだったので、死亡した事も聞かされずいきなり葬儀の話として飛び込んできたので、まさに青天の霹靂だった。

  彼女は現在のコスプレイヤーの、コスプレ・クイーンの元祖の一人と言えるだろう。川村万梨阿ちゃんや一本木蛮ちゃんらとほぼ同時期に、数多くのコスプレで活躍していたので、御存知の方もいるかも知れない。
  私がコミケで開催したアトラクション・ショー、通称「破李拳竜ショー」にも出演してくれて、なによりその集大成とも云える「20周年記念コミケット・スペシャル」で行われた「破李拳竜ショー」でも活躍してくれた。
   思い起こせば彼女はよく、「ガルーダを倒すんだ!」(笑)とか言っていて、私はてっきりアニメ「コンバトラーV」の美形悪役の「ガルーダ」の事だと思いたが、実は梶原一騎のスポ根劇画「紅の挑戦者(チャレンジャー)」の宿敵ムエタイ選手・ガルーダの事で、彼女は梶原一騎スピリッツを継承した女性だったな!
  また、私の初監督作品「プリティエグゼクター」では、当時アニメでも少なかった「水着の女の子に武装パーツを付ける」というコンセプトを実写でやった、「X-1ハイパーテクター」役をも演じてくれた。続く監督二作目「印刷せよ!共信マン」にもちゃんと出てくれた。それらの恩義も大きい。
  少し前、体調を悪くしていると聞いていたのだが、それがまさかこんな結果になるとは思ってもみなかった。

  20代の頃から、こんな事を続けていたら、自分は早死にするだろうなと思いながら生きながらえ、こうやって友人達をどんどん失っていくのは、正直辛いものがある。
  今はひたすら二人の御冥福をお祈りするしかない。

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