破李拳竜・日記

ここでは私・破李拳竜が行ってきた仕事やお遊びとかの日記を、つらつらと載せてあります。

ウルトラマンA登場!

2007年02月17日 23時51分48秒 | Weblog


   「ウルトラマンメビウス」で毎度恒例になったなつかしウルトラマンシリーズ、本日は「ウルトラマンA」登場。一部ファンの間では好き嫌いが分れるという「A」だが、私は好きだ。まあ、敵を怪獣以上の強敵「超獣」と設定し、強大な相手としてより大きく見せようとして、かといって大きな着グルミを造るワケにはいかないから、逆に「ウルトラマンを小さくしよう。」という事で、身長の低いスーツアクターを入れたものだから、結果一番チンチクリンなウルトラマンになっちゃったからかな?(笑)
 でも、アクションや光線技がよりダイナミックで派手になって、声はなにしろあの納屋悟朗さんだから、一番貫禄あるし、しかも当時のヌーバルバーグ派の映像の影響で、けっこうシュールな話も多かったし、また、特撮もあの川北紘一氏の監督デビュー作でもあるし!

  で、今回ちゃんと人間態の北斗星司も登場、単独変身をしっかり見せて、Aの「ダァッ!ムゥ~ン、テァッ!テェ~!!!」の気合も納屋さんの声を使っているし、なによりAを演じたスーツアクターが、ちゃんとオリジナルのAを演じた中西正氏、竹内正治氏らのアクションをしっかりトレースしていたのが素晴らしかったな!
   それにしても、あの荒廃した東京の姿は「ゴジラ ファイナルウォーズ」みたいだったので、ヤプールを倒した後、ガイガンやモンスターXや、北村一輝の若僧X星人が襲ってきたら大変だ?とヒヤヒヤしたぞ!(笑)
  そして戦い終了後しっかりと、分かれた女と再会(笑)・・・いや、南夕子と再会。北斗役の高峰さんと夕子役の星光子さんも、本当に数十年ぶりに逢ったんじゃないかな?前回の「80」の先生編同様、番組路線変更によって男女合体変身がボツとなって降板した南夕子の話をフォローする形にもなっていた。
  ・・・しかし、月へ帰った南夕子なのに、その月で怪獣ルナチクスが暴れていたのに、南夕子ナニしてたんでしょうね?

  最期にAが納屋さんの声で言い残した「やさしさを失わないでくれ。」を、高峰さんのセリフとして残したのも良かった。あれは脚本を書いた市川森一氏の名言である。

  ・・・また、サコっち隊長ことサコミズ隊長とゾフィー兄さんが出会っていたけど、ホントはゾフィーに憑依されてるんじゃないの?(笑)・・・それにしても「サコっち」の愛称、2ちゃんの特撮板の住人達が言っていたのだけど、円谷プロ公認になっちゃったね!。円谷プロら番組スタッフも、2ちゃん特撮板を観てるのでしょうな!(笑)

  さて来週は「帰ってきたウルトラマン」登場で、郷秀樹役・団時朗さんと、ウルトラマン・スーツアクターのきくち英一さんの揃い踏みだ!

写真は、親類の幼稚園のイベントで私が「ウルトラマンA」を演じた時のもの。
(C) 円谷プロ

1/350スケールプラモデル 「宇宙戦艦ヤマト」

2007年02月04日 23時09分13秒 | Weblog
全長約766mm1/350スケールプラモデル 「宇宙戦艦ヤマト」が1月27日発売 され話題になってる。・・・しかし、¥47250(税込). という価格はチトキビシイなァ・・・。でも、これをキッカケにまた「宇宙戦艦ヤマト」が盛り上がってもらいたい。
   ・・・なんか、著作権利でまたモメているみたいだけど、以前ファースト・ヤマトの企画書や設定書を読んだが、それを見る限り、「イスカンダル」という名前と、その星へ行って帰って来るというストーリーの骨子は豊田有恒先生が作ったが、それ以外の設定・キャラクターのデザインとネーミング、他、全ては松本零士先生が作ったものだった。
  だからファースト・ヤマトに関しては、松本零士先生が原作者でも良いのでは?と思いう。
  ちなみに、「さらば~」は舛田利雄監督のプロットで、「3」は豊田有恒先生のプロットがベースになっている。

  と言うか、あの当時、どう考えても「宇宙戦艦ヤマト」は松本零士先生が参加していなければ、あそこまでのすさまじいメカ物にはならなかっただろうし、戦場で戦う兵士の心情を描ける作家でもあったからこそ、キャラクターに血がかよっていたのだと思う。
  特に第二話に至っては、戦艦大和が宇宙戦艦ヤマトにリニューアルされて復活し、主砲を撃って宇宙空母を撃墜したまでを描いただけで丸々一本話を持たせてしまい、そこで描かれた描写は本物の戦艦の専門用語がバンバン飛び出して、当時のアニメとしては驚異的なものだった!それは松本零士先生が絵コンテも担当されていたので、藤川桂介氏の脚本を演出の段階で変更したり、セリフを専門用語に代えたりしてよりリアルなものへとクオリティを高め、まさに松本先生の面目躍如という作品だったと評価出来る。・・・だいいち主力兵器「波動砲」の発射機が「ガン・トリガー・タイプ」にデザインされているが、本物の戦艦大和の主力武器46サンチ主砲の射撃機が「ガン・トリガー・タイプ」だったので、あの当時、そんな参考資料、いったいどうやって調べたのだ?と言いたい!
   ・・・音楽面、主題歌等は宮川奏氏の力量によるが、初めて観た時は、オープニング冒頭で、いきなり地球を旅立つ姿からスタートしたのには、とてつもないインパクトがあった!。しかもイントロもなく低いコーラスで「さらば~地球よ~」と始る歌には、乗組員の悲壮なまでの必死の決意が伝わってきた。なんでも、作曲した宮川氏の話では本当は伴奏も出来ていたそうだが、西崎プロデューサーの発案で、あのコーラスになったそうだ。
  惑星間航行しか描かれていなかった当時の日本SF映像界において、初めて光速を突破し恒星間航行を描いた本作品は、本当にスケールが大きかった。
  ・・・本放送当時は、裏番組の「アルプスの少女ハイジ」にごっそり視聴者の子供達をもっていかれたそうで、だからむしろ再放送で視聴率を伸ばしていった番組だった・・・しかし本放送でも関西ではそんなに悪くはなかったようなので、今で言う同人活動は関西から起こったらしい。
  また、たしかに女子人気も凄かった!ただの宇宙戦争物にはしないで、星の海を航海するドラマだったのがロマンあったのだろう。しかし私は古代君がなんであんなに人気があったのか?良く分かりません。 ・・・ちなみにウチの妹は、真田さんのファンでした(笑)
  もう一つの「猿の軍団」もリキの入ったSF作品で、「ライオン丸」の潮哲也さんが良い味だした役を演じ、好きな作品だが、後にブレイクした「ヤマト」と違い、なんか報われない作品だな。

      私の「回想録」にも書いたが・・・・      http://ryuanddoll.blog37.fc2.com/

   当時はスマートな宇宙船が主流の宇宙SF界で、無骨な「戦艦」が巨大な大砲を宇宙空間に振りかざした姿は前代未門で、更に未来SFでありながら、沖田艦長のような古いタイプの「漢」を描いているのも異例の事だった。(当初の設定では『提督』と『艦長』が乗り込んで、単艦ながらヤマトが『旗艦』である事を意味させていたようだが、キャラクターを整理して、艦長一人だけにしたのだろう。また、第一話を観る限りでは、沖田艦長は最期の地球艦隊の司令長官でもあったし、松本先生の漫画でははっきりと『沖田提督』と呼ばれていたから、戦艦武蔵の猪口少将のように、艦長も兼任している『提督艦長』みたいなものなのだろうな。まあ、『提督艦長』は通称であって、正式にある役職ではないが。)
     松本先生が参加される以前の企画では、キャラがゴルゴ顔で、さいとうプロオファーのように見えるが、実はあの企画書の絵はスタッフだった山本英一氏だったようだ。(『剣持提督』と『和泉艦長』の姿も山本氏によって描かれている。)元々豊田先生のアイデアで「アステロイド・シップ」という原案を元に、ただ岩塊が宇宙を飛んでるだけじゃ面白くもナンともないので、その岩塊の中に戦艦を格納しているという発案になり、その岩塊をリング状にして艦を防御するアイデアも生まれ、それは実際の放送でも映像化された。
  ・・・しかし、ヤマトのデザインも、松本先生が参加されてからはさすがに洗練されたものになった。ただの岩の塊や、ダサいデザインのままの戦艦だったら、こんなに後世に残る作品にはならなかっただろう。
  そして岩塊は、常にヤマトの周りを回転しているアステロイドリングという設定で、放送当時のイラストでは、必ずアステロイドリングを回転させている姿でヤマトが描かれていたが、現場のアニメーターサイドから「そりゃカンベンしてくれ!」との声で、結局劇中では一度しか描かれなかったのが残念だった。(『2』でも一度、『永遠に』では旅立つシーンに描かれたが、)
  現在の技術ならそれもCGで描写可能だと思うので、ヤマト復活の際は是非ともアステロイドリングでの回転防御を描いてもらいたい!

  ・・・しかしシニア向けに精密な可動モデルが出来たものだ。
[3基の主砲と2基の副砲、側舷に配置される対空用のパルスレーザー砲は回転可動し、発射音が鳴ります。また、「ヤマト」の代名詞でもある波動砲はエネルギーが満ちていく様を音と光で段階的に再現(音と光で18秒)します。] (商品概要説明文より)

   番組放送当時に発売されたヤマトのプラモデルはナ、ナンと!子供向けに「遊べる玩具」という発想で発売されたので、デザインを無視して艦底部が箱型にされ、車輪が付けられていたのだった!
                   
  どうしてもTVのアニメで観るカッコイイ姿に手直ししたかったが、私のつたない造型技術では、第三艦橋をはじめ、アニメデザイン通りに艦底部を再現する事は不可能だった。で、ハテ、どうしたものか・・・?と思い悩んでいたら、「七色星団の決戦」が起こった!それでヤマトは敵将ドメル司令の旗艦の自爆によって艦底部が大きくエグられてしまうのであった!私は思わず「これだっ!」とヒラメキ、車輪が付いた艦底部の箱型部分をエグリ取り、ボロボロになったヤマトのダメージ・モデルを造ったのであった!!!
                    
  ・・・しかし、ボロボロになり船底が抜けて大穴が開いても平気なヤマトってスゲー頑丈!「七色星団の決戦」は勝ったというより、ヤマトだけが生き残ったという形でしたな!・・・これも「戦争」を表現した話でした。
.......そーいや近所の「ヤマト車検」に「大ヤマト零号」の模型立体看板も展示されているな。素晴らしい出来栄えの良さ!けっこう細かいディテールまで凝って立体化されて松本先生が拘って、色々ダメ出ししてここまでのクオリティにしたと想像出来る。これもレアモノだから販売して欲しいぞ!

ウルトラマン先生

2007年01月27日 23時24分55秒 | Weblog
   「ウルトラマンメビウス」で恒例になったなつかしウルトラマンシリーズで、今回はウルトラマン80登場!マジで80の後日談的なウルトラマン先生の話で良かった。
  「ウルトラマン80」は私にとっても、見る側から参加者側に移行した思い出の作品。簡単に言うと、初めてアトラクション・ショーでデビューした作品が「ウルトラマン80・ショー」であって、スーツアクターとしての道を歩み始めたのが本作であった。
                     
  劇画事務所「佐藤プロダクション」を辞めた時、友人の漫画家・千之ナイフ君に誘われ「白鳥座」や「早川プロ」といったエキストラ事務所に入り、そこで知り合ったアクション事務所「辻チーム」の社長にスカウトされ、「越企画」という催事会社へ出向し、この「ウルトラマン80・ショー」でスーツアクターとしてデビューしたというワケである。
  ・・・もちろん、当時は一番下っ端であったから、主役の80を演じられるワケもなく、怪獣ゴモラを演じたのであった。会場にはタリスマンが唄う80の主題歌が鳴り響き、カッコ良く80が登場したのだが、子供達から「なあんだ、ちいちゃいや!」と言われた言葉が脳裏に焼きついてる(笑)子供達にはTVで観る「ウルトラマンは巨人!」のイメージがあるから、等身大で現れた事のギャップを指摘したのだろう。それで平成ウルトラマンでは、こういったイメージ・ギャップをなくすため、ウルトラマン達がしばしば等身大でも活躍する様子も描いている。

   TVシリーズの「ウルトラマン80」は、80の人間態・矢的猛が学校の先生と、怪獣専門のチーム「UGM」の隊員を掛け持ちしているという設定だったが、「金八先生」などに合わせ、学園ドラマの面にウエイトが置かれていた。
   本作のメイン監督だった湯浅憲明監督に伺ったところ、浅野真弓氏が演じた女性体育教師・相原京子の役は大場久美子を予定していたそうで、前年、大場嬢が演じた「コメットさん」にウルトラマンタロウ達が登場していた関係から、本作では相原先生の正体がコメットさんだったという話にする予定だったそうだ。
  もし実現していたら、ウルトラの世界観とコメットさんの世界観がコラボレーションした画期的な作品になっていただろう!

    ・・・だが、番組は路線変更で、UGMのみの様子しか描かれなくなり、矢的猛も隊員としての姿だけで終わってしまった。
   だから今回の「メビウス」で、学校OBのクラス会を開き、なつかし怪獣ホーも80を呼ぶために出現したなんてニクイね!そんなお膳立ての中に長谷川初範氏が再び矢的猛役で出演したのだから、未完だった80「学園編」をこれでちゃんと完結出来たので良かったという思いは伝わった。
   さりげなく「ある日突然姿を消した」というセリフで路線変更もフォローしちゃうなんてスゲェー!(笑)

   それから、こないだウルトラの父も登場したが、声を西岡徳馬さんがアテていたな!昭和のウルトラでは「父」の人間態は、「シルバー仮面」のイヤミな「叔父さん」こと大原道雄役や、「レッドバロン」の自転車警部を演じた玉川伊佐男氏が演っていたが、こうなると、平成のウルトラの父の人間態は西岡さんで決定だな!是非とも観てみたいぞ!

Ps、   個人的には、最期にアンドロイドになった城野エミの、その後も観たかったゾ!・・・アンドロイド・エリーのプロトタイプとして活用されたのか、もう、廃棄処分にされたのか・・・?。

友人達の永遠の旅立ち

2007年01月16日 23時58分37秒 | Weblog
      実は正月明け早々に、たて続けに友人二人を亡くしてしまった。

  一人は高校時代からの友人で、メカ物が得意な人間だったので、様々な機材の設計者となっていた。時々飛行機玩具などの設計の仕事も入って来て、その時などとても楽しそうに設計の仕事をしていた様子が思い起こされる。私にもメカデザインの仕事が来た時は、しばしば彼にアドバイスを求めたものだった。
  そんな技術屋肌の彼が、配属変えで「管理科」へ移ってからは、慣れない接待だの人員からみの仕事だので、心労も耐えなかったのだろう。
  相手の奥さんの事も独身時代から知っていて、馴れ初めから結婚と全て見守り、子供が出来てからは、私がその子の好きなゴジラ映画の怪獣役を演じていた人間だからと遊び相手をしたり、家族ぐるみの付き合いだっただけに、残された奥さんと子供達が心配だ。
  ・・・ここ数年ご無沙汰で、ひさびさに見た顔が棺の中の死顔だったというのは、あまりにも悲しい・・・。

  この高校時代からの友人の葬儀の二日後、私のコミケデビューの頃からの仲間の女性の訃報が飛び込んできた。しかも葬儀の前日の夜11時すぎだったので、死亡した事も聞かされずいきなり葬儀の話として飛び込んできたので、まさに青天の霹靂だった。

  彼女は現在のコスプレイヤーの、コスプレ・クイーンの元祖の一人と言えるだろう。川村万梨阿ちゃんや一本木蛮ちゃんらとほぼ同時期に、数多くのコスプレで活躍していたので、御存知の方もいるかも知れない。
  私がコミケで開催したアトラクション・ショー、通称「破李拳竜ショー」にも出演してくれて、なによりその集大成とも云える「20周年記念コミケット・スペシャル」で行われた「破李拳竜ショー」でも活躍してくれた。
   思い起こせば彼女はよく、「ガルーダを倒すんだ!」(笑)とか言っていて、私はてっきりアニメ「コンバトラーV」の美形悪役の「ガルーダ」の事だと思いたが、実は梶原一騎のスポ根劇画「紅の挑戦者(チャレンジャー)」の宿敵ムエタイ選手・ガルーダの事で、彼女は梶原一騎スピリッツを継承した女性だったな!
  また、私の初監督作品「プリティエグゼクター」では、当時アニメでも少なかった「水着の女の子に武装パーツを付ける」というコンセプトを実写でやった、「X-1ハイパーテクター」役をも演じてくれた。続く監督二作目「印刷せよ!共信マン」にもちゃんと出てくれた。それらの恩義も大きい。
  少し前、体調を悪くしていると聞いていたのだが、それがまさかこんな結果になるとは思ってもみなかった。

  20代の頃から、こんな事を続けていたら、自分は早死にするだろうなと思いながら生きながらえ、こうやって友人達をどんどん失っていくのは、正直辛いものがある。
  今はひたすら二人の御冥福をお祈りするしかない。

06年末「秋山vs桜庭戦」

2007年01月11日 22時27分13秒 | Weblog
06年末に行われたおなじみ格闘技イベント「K-1Dynamite!」でのメインマッチ「秋山vs桜庭戦」が物議を醸し出したので、その動向を見守っていたのだが、主催者側から一応の結論が発表されたので、私としても感想を述べてみる。
  
  この「秋山vs桜庭戦」は、秋山が柔道着を脱いで互い裸体で戦ったが、対戦中桜庭が、「秋山の体が滑る!」みたいな抗議をレフェリーにして、タイムを要求したが認められず、そのスキに秋山にボコボコにされレフェリーストップで負けてしまったというものだった。
  どうやら秋山は全身にスキンクリームを塗って滑りやすくして、桜庭に捕まれない、組み付かれても抜け易くしていたようだ。対戦前秋山は「柔道では反則の秘策を使う。」とコメントしていたが、その「秘策」とは「全身を滑りやすくする事」だったのかっ!!と判明!調べれば秋山は柔道時代でもー

●世界柔道選手権の代表決定戦にて、中村兼三選手に「柔道着が滑る」と抗議されたことがある。
●世界柔道選手権でフランス、モンゴル、トルコの3カ国から「柔道着が滑る」という抗議を受けたことがある。
(3カ国から抗議を受けるのは史上初の珍事)国際柔道連盟のチェックでは大きな問題なしとされたが、「疑われるようなことが問題」
という山下泰裕理事の指示で柔道着が交換させられた。「洗ったばかりで石鹸が少し残っていた」と弁解。
●2003年2月4日放送のフジテレビ『ジャンクSPORTS』に柔道家として出演した秋山は、番組中に「道着を滑りやすくして有利に試合をすすめる」、「母親が柔軟剤のハミングを使って洗っている」といったコメントを残している。

  ーと、過去にも同様の事を行ってきたので、どうやら得意技だったようだ。それに対戦前、TV番組で清原選手と対談していた時も、清原選手が「じゃあ、これから桜庭選手のホテルに行って、桜庭選手がいない時に一服盛るか!(笑)」とか話していたので何かやるな!と予感していたが、こういう事だったのか!
    ・・・体に油などを塗って組みつかれにくく、また掴まれても抜け易くするという戦法は、紀元前ローマのグラディエーター達の戦い「パンコラチオン」の頃からあり,ゴレコローマン・スタイルのレスリングもそれが原型となって生まれたスポーツと云われている。・・・もっとも、油を付けていると、逆に裸締めなどは腕が入り易くなる弱点もあるが。

   そして試合直後、桜庭の抗議が無視され、一方的に秋山勝利が告げられたので、「秋山有利に進められた仕組まれた試合」と云われたのだった。
  
   ・・・まあ、こういった事は格闘技興行では昔からあったワケで、あの世に知れた宮本武蔵VS佐々木小次郎の「巌流島の戦い」も、どうやら小倉藩にとって邪魔になった佐々木小次郎を、合法的に始末するための「仕組まれた試合」とも言われる説が浮上している。そのため宮本武蔵自身が書いたオフィシャル・バトルヒストリーの中からは外され、「巌流島の戦い」は無かった事になっている。小次郎殺しに自分が小倉藩に利用された事を屈辱と思ったに違いない。

   「HERO’S K-1Dynamite!」は大会としては、視聴率確保の為だけの茶番といわれてもしょうがない状態だな。TBSとしては「紅白歌合戦」の対抗策であるので、本来なら前田日明兄さんの言う通り、アマチュア大会レベルの実力の金子賢を、視聴率が一番良かったという理由で使い続けているし、曙VSジャイアント・シルバという怪物キワモノ対決まで組んだから。(しかし怪物対決で力同士のぶつかり合いになるかと思ったら、シルバの技術にすら曙は負けてしまったのだから、曙はもう、何の値打ちも無いのに、話題性があるのか、視聴率が取れているのか、主催者はまだ使い続けているのだから、その体質をよく現していると思う。)

   で、私の「秋山vs桜庭戦」の感想と言えば、完全に「秋山の秘策勝ち」としか言うしかない。格闘技を「武芸試合」の観点から見れば、秋山の作戦勝ちという事になる。
   武士のモラルが確立したのは、やはり平和になった江戸期の中頃だが、江戸初期では戦国末期を引きずり、先に述べたかの宮本武蔵などは、相手選手の控え室に忍び込み、後ろから裸締めにして絞め殺してしまったりともう、卑怯極まりない、まさにどんな手を使ってでも必ず勝ち、「一乗寺下がり松の決闘」に至っては「敵将を射止めることが勝利」という事で、跡継ぎという理由から、「将」に着任させられた吉岡家の子供までをも武蔵は、情け容赦なく斬り殺してしまったと云われ、まさに武蔵は「勝ったから強い」の典型的な例だった。
  実戦柔道を標榜していた木村政彦は、打撃無しルールの柔道の試合でも、脚払いを掛ける時など踵蹴りをしたり、やはり反則スレスレの事を行ってきた。しかし技だけでなく細工までした秋山のこの行為は、スポーツマンシップの側から見れば卑怯なものと云え確かに反則だが、格闘技とはきれいごとだけではない事が多い。私は秋山が、わずか二年で総合の王者になれた真の「実力」の秘密が分かった思いだ。
  だからこそ桜庭に何とか1ラウンドしのいで、2ラウンドから逆に桜庭が道着を着て、秋山がそういう手で来るならと、その道着を秋山に被せ、帯で秋山の首を締め付ければ良かったと思う。
  しかし武芸試合ではそれでもOKだが、スポーツとして行われる「K-1Dynamite!」では反則なので、結果ー

 「HERO’S」審判団は以下の処分を決定。

1.秋山vs桜庭戦はノーコンテストとする。
2.反則行為を犯した秋山成勲を「失格」とし、ファイトマネーを全没収する。

 またプロモーターサイドからはグローブチェック、ボディチェックを見過ごした審判員、桜庭のアピールに対応しなかった審判員(サブレフェリー)にそれぞれギャランティの50%を没収。また、グローブ、ボディチェック両面でミスがあった審判員1名は6ヵ月間の職務停止処分。さらにHERO’S審判団全員に厳重注意、という処分が下された。
                                    「HERO’S」

  これは紙媒体のマスコミでは、タイムラグもあり、表に意見を載せてもらうにせよ、いいように選ばれてしまったりするが、ネットの発達により、リアルタイムで直接発言する事も可能で、たとえばレフェリーのブログにフルコンタクトで叩き、2ちゃんで火災炎上したからこそ主催者側も無視出来ず、今回のノーコンテストという結論と処分決定にならざるを得ない結果となったのだと思う。
 そうでなければシナリオ通り秋山勝利で疑惑はウヤムヤのまま、新ヒーローとして秋山を今年から本格的に売り出していこうとしていたに違いない。


   かくして「秋山vs桜庭」の再戦が決まった(?)秋山は「何の弁明の余地もありません。桜庭選手、申し訳ありませんでした。どんな処分も受けるつもりでいました」と謝罪。受けて桜庭は「ボクはリングに立つときは正々堂々とやりたい。ただそれだけです」とコメントしているが、それだけに対戦者は「何をしでかすかわからない相手」という事を考慮に入れ、ルールに助けてもらうだけでなく対策を練ってもらいたいと思う。
  だから「秋山はどんな手を使ってでも勝ちにこだわる人間だ」という事を、桜庭には十分に心掛けて挑んでほしい。それにしても秋山の不自然に膨れたグローブの中には「メリケンサック」も仕込まれていたという疑惑もあるから、それで殴られたとしたら桜庭のダメージは心配だ・・・

謹賀新年

2007年01月01日 22時33分55秒 | Weblog
07新年明けましておめでとう御座います。皆様、今年もよろしくお願い致します。
  
 今年は夜でも寒さが緩んでいたので、年が明けたらすぐに地元の「村檜神社」へ初詣。甘酒を飲みながら杉の木の枝越しに見上げた夜空は風流で、もうじき満月になろうとする9、10日くらいの月齢の月が綺麗に輝いていた。
  ・・・しかし昔は元旦というと、周りはどこも休みでし~んと静まり神秘的な感じすらあり、TV番組も日本の風景などを写していましたが、今はお笑いばっかですからね。
  そんなワケで、去年も書きましたが、毎年正月は日本神話のアニメ「わんぱく王子のオロチ退治」を観てるのですが・・・
http://blog.goo.ne.jp/ryuanddoll/e/3ceeaf837fa65fc58904f07118a4e6ec
今年は更に「大魔神」も観たくなりました~。
  ・・・あれは戦国時代を舞台とした作品ですが、日本建国期、神代時代の魔神だからという事で・・・・。設定からいうと、魔神を封じて武神像を建てたけれど、女性や子供の祈りに答えて動きだしたのは、その武神像に魔神が宿ったという解釈で良いのでしょうな? 武神像は「代物」であって、飛来した青い光が魔神アラカツマの本体なのでしょうね。
                      
  ちなみに元祖ガメラの湯浅憲明監督に伺ったところ、大魔神の身長が4・5メートルに設定されたのは、実物大モデルを造るからではなく、大映京都での撮影だったので、そこでは特殊美術が存在せず、ミニチュアが作れなかったから、家のセットは実物の半分サイズまでなら造型出来るという物理的理由で、逆算して大魔神の身長が、人間の2倍サイズになり、だったら実物大も造ろうという事になったそうです。

06年末コミケ

2006年12月30日 23時40分26秒 | Weblog
06年末、今年最期のコミケへ行ってきた。今年最期・・・というか、米沢さんが亡くなって、新体制に変わってからの初めてのコミケと言ってもいいだろう。
  昼時に会場に着くと、いつもの「Pマン」ブースへ行きメンバーに挨拶。それからコミケ準備会本部へ行く。
 米沢さんが10月に亡くなって、同時に新体制に変わって2ヶ月足らず、どうかな?という思いもあった。本部に入ると、新・代表となった一人・安田かほるさんが迎えてくれた。米沢夫人のベルさんは取材中との事、まあ、こちらは挨拶に来ただけだからと伝えると、奥に米沢さんの遺影が飾ってあるからと、本部奥へ通される。
 で、見るとスチール棚の上に米沢さんの遺影が乗せられているが、周りに色々な同人誌とかが並べられ、聞けば訪れた人が置いていってくれているそうだ。こりゃ、私としても手ブラで来たのではマズイと思い、一旦出直す事に。
 「Pマン」ブースへ戻ると拙作「サイバー美少女0指令」のDVDを一枚贈呈する事にした。この作品では、ライバルでのちに自らロボットに改造される台場有子が人気同人作家という設定で、このコミケ会場でも撮影されていたからだ。たしかビデオ版は準備会に渡していたのだが、DVD版は渡していなかったので丁度良い。
 再び準備会本部へ戻ると、米沢さんの遺影へ「サイバー美少女0指令」DVDを置く。
 「なんか、お供え物が増えちゃって、すっかり神棚か仏壇みたいになっちゃったわねぇ・・・。」と、インタビューを終えたベル夫人や安田さんが言う。良く見ると、小銭なんかも置かれていて、こりゃ完全に勘違いされてるなあ・・・(苦笑)。すると周りのスタッフからも、「じゃあ、『同人神社』でも創って、米沢さんを祀るか!」と発案が出たので、一同爆笑!! !

  本日の2日目も問題無く、無事に終わりそうで一安心。すでに61万人もお客が来たようだ。明日の最終日のラストに、米沢さんのための黙祷があるそうだが、残念ながら明日は私はコミケへは行かず、家の大掃除なのだが、同時間に家で黙祷する事としよう。
    
  「Pマン」ブースへ着くと、今回は「ゴールドラッシュ」が一番売れたそうだ。やはりNHK-BSの番組「デジスタ」に出た事が強いんじゃないかな?
 帰りはいつもの水上バスに乗船し、洋上クルージング。本日は眺めの良い露天甲板の観覧船だったので、最上甲板に立つ。なんか、ドイツ陸軍将校のコスプレしたまま乗って来ている連中もいたな。
 船が動き出すと、陸での同じコミケ帰りの客達が、テンション上がったままなのか、川岸から「お~い!!!!」と、大きく手を振ったに飛び跳ねてはしゃいでいる。当然船上の客全員も手を振り返す。
 こういう場合、海軍では被り物をした者は帽子を振って答えるものなので、私は「帽振れ~!」と叫んだが、やはり陸軍コスプレ連中、そんな海軍のしきたりは知らないのか(?)軍帽を被ったまま手を振るだけだったなァ。
  楽しく、無事に終わったが、さすがに真冬の海の上の吹きさらしは、寒かった・・・。
          では、みなさん良いお年を。

年末の訃報

2006年12月28日 02時40分41秒 | Weblog
 06年ももうわずかになったが、まだまた訃報が続いてしまった。

  11月に亡くなられた、「大戦隊ゴーグルV」や「巨獣特捜ジャスピオン」といったヒーロー特撮物にも出演された仲谷昇氏は、「カノッサの屈辱」で演じた歴史学者によって、「仲谷昇は元・歴史学者からタレントに転向した人だろう」と思われ勘違いまでされるようになっていたが、これも仲谷氏の演技のリアルさが物語るエピソードだと言える。

   米アニメ「ハンナ・バーベラ・プロ」のジョゼフ・バーベラ氏も死去。
代表作は「トムとジェリー」だが、「ゴジラ」のアニメ・シリーズも製作したんだよな。ゴジラの甥・ゴズーキーも悲しんでいる事だろう。

   そして、皆さんもニュースで御存知だと思うが、青島幸男氏と岸田今日子氏が 死去された。
  
  青島幸男氏といえば私らにとってはやはり「いじわるばあさん」ですな。都知事時代の思い出(?)としては何といっても「ゴジラVSデストロイア」で、「都市博」を見込んでビッグサイド等のミニチュア・セットを組んだら、青島都知事によってイベントはチャラになって、「ゆりかもめ」線がヘンなルートを周るようになってしまったのは、コミケの行き帰り「ゆりかもめ」を利用している人なら御存知の通り。

  岸田今日子氏はアニメ「ムーミン」の声や大河ドラマ「大奥」のナレーションとしても知られているが、私にとっては、イトコの岸田森氏と共演した「傷だらけの天使」だな。
  バラエティで「大奥では、ノンノンがムーミンの帰りを待っておりました・・・。」とナレーションしていたのがウケた!。

   皆様の御冥福をお祈り致します。

ローゼンメイデン・オーベルテューレ

2006年12月24日 21時22分48秒 | Weblog
天皇誕生日とキリストの誕生日で連チャン休みなので、夜更かししてたら、夜中のぇれー晩い時間に「ローゼンメイデン」の新作やってたから観てしまった。
  「ローゼンメイデン」とは、2ちゃんでは「ローゼン=労働組合全国連盟、メイデン=名古屋電気鉄道」の略「労全名電」だと云われている(笑)・・・いや、嘘でした、スイマセン。
  「ローゼンメイデン」とは、生きている人形のおにゃのこたちの人形アニメ(?)・・・というか、ゴシック・ロマンの香りを出している作品なのだが、「ローゼン」という人形師が作った西洋人形みたいなのに、「真紅」とか、「雛苺 」とか、名前が思いっきり日本語なのが面白い。
                               
   んで、カタキ役として登場した「水銀燈 」という人形が人気強いから、今回ではとーとー主役みたいになってしまったな!劇中やEDにばかすいしょー・・・いや、薔薇水晶 のヤツも混じって映ってたから、まだ粉砕される前のシリーズ二作目「トロイメント」の1エピソードに入る話なのだろう。
                      
  ・・・しかし、銀ちゃんがけなげ系キャラで、真紅が介護士キャラだったとは知らなかったぞ!ファースト・シーズンではひたすら強気で気丈な真紅だったが、最期に水銀燈によって右腕を切断され、その時初めて見せた弱々しい表情が、ツンデレ以上に魅力的だったが、(第二シーズンでは、ちょっと弱い面を見せすぎな感がしたが。)今回、残忍・冷酷な水銀燈が、あまりにも弱々しく、けなげ、はかなげ、「守ってあげたい系」ヒロイン萌えキャラになっていたのにもビックリ!優しい表情や満面の笑みを見せているので、水銀燈のこの意外な面に「水銀党」派閥の人々(?)のあいだで大評判になり、番組スタッフはオトコのハートの掴み方が上手いぜよ!
  そして水銀燈が実は未完成の人形で、親ともいえる造物主のローゼンに愛されたい気持ちと、完成品である真紅への嫉妬でドロドロするのは、似た例は現実にありうる、けっこーリアルな女同士のケンカを見せられた気分。オンナは怖いですな!
  銀ちゃん、「自分は何のために生まれてきたのだ?」と、己の存在理由を問うハカイダーと同じ悩みを持っていたのか、・・・ハカイダーというか、ダークサイドに堕ちるアナキン・スカイウォーカーといったら、ネタバレになるかな・・・?(笑)

                            

オール新作・海外版「Pマン」スペイン放送決定!

2006年12月20日 02時13分03秒 | Weblog
    「Pマン」スタッフにスペインから取材のオファーが入っており、先日撮影を行ってきた。・・・遂にPマンも海外から取材を受けるようにまでなったのか、まさに継続は力なり!だなと実感。
  取材はスペインのTV番組カナル・クアトロ(4チャンネル)で、内容は「現代日本のバラエティ番組、テレビアイドルやJポップ、ビデオゲームなどポップカルチャーや社会現象に目を向ける」もので、今や世界的になった「オタク文化」の発進場所となった日本の、本場の「オタク文化」をスペインの18~35才の対象視聴者に紹介するのが目的のようだ。
  日本のアニメ、マンガ等「OTAKU文化」は、スペインでも浸透しているようで、番組を観た人の感想では、「コミケッツ」や「どじんし」「もえ」「Otaku」とかが取材されていて、今回のPマンが紹介される前の回は、「石ノ森章太郎特集」だそうだ。

〇番 組 名「OTAKU RELOADED 」
http://www.cuatro.com/programas/cuatrosfera/otaku/

  ・・・で、スペインといえばあの個性派俳優・天本英世さんが生涯愛した国だが、残念ながら天本さんの代表作である「死神博士」を演じた「仮面ライダー」は、放送されていないのだそうだ。多くの日本のアニメーション作品は放映されているのだが、実写の特撮ヒーロー物は、「ウルトラマン」も「仮面ライダー」もまだ未放送なのである。さすがに「ゴジラ」は公開されているようで、私がスーツアクターだと知ると喜んでいた。・・・しかしキングギドラは知らなかったので、「ゴジラシリーズ」も何本公開されているかは分からない。

そこで何と!「Pマン」がスペイン初の日本ヒーローとなるそうだッ!おおっ、これじゃPマンが日本の特撮ヒーローの代表になってしまうぞ!いいのか?(笑)

   そしてやって来たのはスペインからの取材スタッフは、監督とカメラマンの二人のみ。そして日本側のコーディネーター兼通訳が一人。キャストは、番組のナビゲーターである、メッセンジャーとして働く若い女性という設定のMasakoさんと、おなじみPマン役の野村君。怪人役にマイミク仲間の寅さん達・スーパーロボット軍団のみなさん。怪人のボス役にダンサーの岩村君。そして私は前作「Pマン  ゴールドラッシュ」に引き続き「謎のブルース・リー男」役で出演する事となった。
  プロデューサーの山口A二郎君が一応ストーリーを作り、画コンテを描いてきたが、番組はミニルポ形式のヒーロー紹介とい聞いていたので、まあ、怪人や俺達がナビゲーターのMasakoさんにカラみ、そこへPマンが登場する程度のものだろうと思っていた。
  撮影現場はPマン・スタッフが「怪獣倉庫」に使っているコンテナの近所の公園。・・・しかし、撮影が開始され怪人達が登場すると、スペインの監督とカメラマン二人のテンションは一気に高まり、ナンかのスイッチ入っちゃったカンジだ!山口君が「叩き台」として描いたコンテだが、キチンとコンテの順番通りに順撮りして、やたら凝っているから、こりゃ昼間のうちに撮り終えられるのかいな?と、こっちが心配になってくる。でも、照明もレフ板もなく、小さなデジカメ一個で撮影やってるので、通りがかりの人達は、公園でヒーローや怪人のコスプレ演ってる連中を、珍しがってホームビデオで撮って喜んでるガイジンさん連中と思ったんじゃないかなあ・・・。
   怪人ボス役の岩村君は、メガネにチョロヒゲ顔の成金紳士姿であり外人が揶揄した日本人姿なので、スペイン・スタッフにウケていた。彼と私で少し立ち回りも行うが、岩村君はダンサーでもあるのでアクションのポテンシャルが高い。本格的な殺陣も出来るようになるんじゃないかな?

   ・・・・そうして陽が落ちる寸前ギリギリになんとか撮影終了、ミニルポ形式のヒーロー紹介のつもりがナンと!ちゃんとしたPマンのストーリー丸々一本分が出来てしまったぞ!いつも自腹を払って製作していた自主映画のPマンが、外部の予算で製作、しかも結果的に海外発注・製作のスペイン版「Pマン」が出来てしまった事は前代未門じゃないかな?!!
  ・・・てなワケで、マイペースなPマンは、いつの間にかなにげに海外進出しちゃいました~Pマン・スタッフ達のマイペースな行動力は凄いですね~(笑)しかもスペイン初の日本代表ヒーローになったからね!おいッ、ちったァ気を引き締めろよPマン!
                     
  この様子は来年2月に本国・スペインで放送されるッ、果たして日本での放送はあるのかッ?・・・「ゴジラ」の昔から、日本国内ではバカにされても、海外で評価されると見方が変わるのが、良くも悪くも日本人の体質なので、「Pマン」も是非、海外で成功してほしいものだ!・・・まあ、今回はその足掛かりになれる事を望んでいる!。

河崎実オールスター感謝祭

2006年12月11日 22時16分09秒 | Weblog

   昨日「河崎実オールスター感謝祭」に私もゲストとして呼ばれて行ってきた。
 ロフトプラスワンへ着くと河崎監督をはじめきくち英一さん、加藤礼次朗君、吉田豪氏、三枝実央嬢、名波はるか嬢、レイパー佐藤氏、ビジュアルデザイナーの子ナンペイ・デハラユキノリ両氏らが揃っている。マイミクでもある野中 聖治さんとアムロ渡辺君の仕切りなので、控え室で挨拶がてらの軽い打ち合わせの後、スタート。
  イベント開始時は客席満杯となり、テンションも高くなる。河崎監督のデビュー作「フウト」から特別上映され、「イコちゃん」のパイロット版とか、私も初めて観る作品もあった。
  休憩を挟み、マイミクで河崎作品常連女優の高嶋ひとみさん、中野貴雄監督、シルバー假面、ブルース・ウィルスらが登場。でも中野監督が連れてきたのはホントは「シノレバー暇面」だって。「シルバー假面」の脚本書いた人がシノレバー暇面なんてパチモン連れて来るなんてなんじゃらホイ?と思ったが(笑)彼女は中野監督が主催するキャットファイト・イベントで、新キャラ・キャットファイターとして登場するのだろうな。・・・ブルース・ウィルスはとーぜん、「日本以外全部沈没」に登場した、いつものブルース・ウィルスのソックリさん。こちらもパチモンかよ!(笑)
  それから新作「電エース~ハンケチ王子の秘密~」の紹介。UMA研究家・天野ミチヒロ氏、そしてクラッシャーカズヨシこと酒井一圭氏も登場。
  ・・・実は今年の夏にミクシィで本当に起きた「ニセ原型師詐欺事件」というのがあり、酒井氏も騙された過去があったのだが、それも本作ドラマで描かれ、新作「電エース」一部紹介としてよりによってその、酒井一圭氏がニセ・フィギュア原型師詐欺事件に遭う話を上映。酒井氏が騙されたトコロで終わったので、ヒーローも怪獣も登場せず、もうドキュメントのようなシャレにならない話でもあり、これじゃ詐欺事件の再現ドラマだな!(汗・・・笑)

  ・・・そして時間通りに無事終了。打ち上げはきくち英一さん馴染みの店で行ったが、主役の河崎監督は新作の撮影で、明日から沖縄ロケを行うというので辞退。そこできくちさんの音頭で乾杯となる。
 マイミクで声優のアムロ渡辺君のモノマネが受けていたので、私も負けずに、密かな特技・納屋悟朗さんの声マネやって、アムロ・レイと銭形警部の掛け合いをやったらウケたぞ!
   そんなワケで、みなさんお疲れ様でした。

ワールドキャラコン「電エースVSクラッシャーカズヨシ」

2006年12月03日 23時43分09秒 | Weblog
     本日「ワールドキャラクターコンベンション」へ行ってきた。イベントで「電エースVSクラッシャーカズヨシ」が行われるので、もちろん私は電エースを演じるためだ。「クラッシャーカズヨシ」とは特殊芸人・レイパー佐藤氏が製作したDVDヒーローだ。会場入り口に実相寺監督を追悼して、遺影とフィギュアが飾られていたので黙祷。
  しかし、入り時間を間違えたのか、控え室に入るなりいきなり、河崎監督から「あと3分で始るから!」と言われ、急いで電エースに着替える。こりゃもう、段取りも何も無しのアドリブ出たトコ勝負だ!
  そうして慌ただしく、司会のレイパー佐藤氏、河崎監督、クラッシャーカズヨシ氏、フィギュア原型師の寒河江弘氏、シルバー假面の脚本を手掛けた中野貴雄氏らがステージに並ぶ。それからレイパー氏のキッカケで、電エースとシルバー假面も舞台に登場。実はまた、電エースの新作が製作されNETムービーとして配信されるので、その宣伝を兼ねてのイベントでもあるのだが、どちらかというと、「シルバー假面」の宣伝がメインになってしまったな。シルバー假面(もちろん中身女性・演じたのは、中野貴雄氏主催のキャットファイト・プロレスにも参加している春咲小紅さん。)から、「電エースは、横チンのモッコリが目立ちますね。」と言われてしまったぞ!(笑)
                                   
  ・・・まあ、これで無事に終わり、河崎監督も帰っていったので、私も会場を一回り見学したら帰ろう思っていたら、突如会場のアナウンスで、「これより再び『電エースVSクラッシャーカズヨシ』を始めます。」だってえぇ???・・・そ、そんな話聞いてないし、だいいち河崎監督もう帰っちゃったし、どーすんの?
  あわててステージへ向かうと、レイパー佐藤氏とクラッシャーカズヨシ氏が壇上に上がっていたが、レイパー氏が私の姿を見つけるとステージ上から呼ぶので、仕方ないので電エースではなく素顔で壇上に上がる。もう、何でもイイからしゃべっといてくれと云うので、テキトーに雑談。クラッシャーカズヨシ氏は「百獣戦隊ガオレンジャー」のガオブラックでもあるが、「逆転あばれはっちゃく」などで子役として活躍した俳優・酒井一圭氏でもあったのだ。私はかつて「ミカドロイド」で初代あばれはっちゃく・吉田友紀氏と共演していた事があり、「これでファーストはっちゃくと、ファイナルはっちゃく両者と共演出来たな!」とかコメント。
 するとステージ前を電エースの弟役・加藤礼次郎氏がフラリと通りすがりやってたので、ムリヤリステージ上から呼びかけ引っ張り出す。すると話題は自然と実相寺監督の思い出話。実相寺監督はこういったイベントで萌えフィギュアやエロフィギュア買っていたぞ!とか、「『監修』ったって、ただ名前載せてるだけだからねェ。」とか言って、河崎監督作品の題字を書いたり「監修」で名前を出したりしていたが、「クラッシャーカズヨシ」に出演依頼したところ「出ねぇよ!」と断った事から、「『イコちゃんシリーズ』までなら題字を書いたり『監修』で名前を出したりして許せるが、『電エース』や『クラッシャーカズヨシ』は許せなかったんだろうなァ(笑)」とか勝手に推測して盛り上がったのだった。
・・・実は実相寺監督の訃報の直後であったので、イベント会場へ向かうまでは、みんな暗くなっていなかれば良いけど・・・と思い心配していたが、お蔭様で御覧のように実相寺監督の楽しい話題で花を咲かす事が出来きた。 ・・・これも実相寺監督の人柄だなあと、終わってからしみじみ感じる。本当に話題の事欠かさない実相寺監督の人柄・・・あのとらえようのない飄々とした様は、作品と共に語り継がれていくだろう。
  そんなカンジで楽しく終了・・・同じビッグサイト内で行われているイベント「デザインフェスタ」にはPマンが出場しているのだが、ちょっと時間切れで合流出来なかったなァ。 
                           
  写真は実相寺監督の遺影の前でシルバー假面と共に。

光の国へ帰った宮内国郎先生、実相寺昭雄監督。

2006年12月01日 21時52分49秒 | Weblog
    「ウルトラマン」シリーズや耽美な世界を描いた実相寺昭雄監督が亡くなられた。「ミカドロイド」撮影終了後、円谷プロのパーティでお会いし挨拶したのが縁。この時、「ミカドロイドの中身に挨拶されたよ!」と他の方々に話されていたとか。それから、河崎実監督作品の「監修」だったので、試写会には必ずお会いしていた。
  「『監修』ったって、ただ名前載せてるだけだからねェ。」と、平然と本当の事を公言する豪快さと飄々とした態度が好だった。

  月曜日に河崎監督に電話して、実相寺監督の容態を察していましたが、こうやって訃報がオフィシャルに発表されたのだから、今は実相寺監督安らかに・・・。

  ・・・そう思った矢先、実相寺昭雄監督と時同じくして、同じく「ウルトラ」シリーズを始め、「オール怪獣総進撃」と、数々の特撮作品も手掛けた作曲家の宮内国郎先生の訃報も届いた!。
  ウルトラマン40周年の本年に、「ウルトラ」シリーズの歴史を作った偉人が次々と光の国へ帰って行く・・・う~ん、ウルトラのひとつの歴史は完全に終わった・・・。

神秘!幻想崩壊・・・

2006年11月30日 23時06分11秒 | Weblog
格闘技は、「競技スポーツ」のカテゴリーに当てはめると不思議なものだ。普通、たとえば「野球」と「テニス」が戦うといったって、競技自体が違うので戦いようがないし、ルールでどうにかして試合したとして、その試合でテニスが野球に勝ったところで「テニスのほうが野球より強い!」という事にはならない。ところが格闘技の場合は、「相手を倒す」事が直接競技目的になっているから、「姿三四郎」の昔から、「柔道対空手」「プロレス対ボクシング」といった異種格闘技戦が成り立ってしまうのだ。
  それで、相撲、柔道、空手、プロレス、ムエタイ、ボクシング、世界中の格闘技の中で一番強いのは何だ?というのが最大の関心となり、長年のロマンであったが、1993年アメリカ・デンバー州で行われた、「目潰し、噛みつき以外はOK」というルールのまさに究極の戦い「アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC大会)」で様々な格闘技選手が出場し戦い、当時まったくの無名であった「グレイシー柔術」が連勝してしまった事で、一番強い格闘技は何と「寝技」だったという結果が出て、ある種格闘技へのロマンと神秘性が消えてしまった感があった。

  ・・・し、しかしまだ「気功」や「合気道」の達人ならまだそういう場で戦っていないぞ!そーゆー人達が戦ったらどうなる?と、最期の神秘性のロマンが残っていた。しかしそういった達人達は、「我々が行っているのはあくまで『武道』であり、リングなどに上がって試合する者ではない!」と、拒否されてきた。
  合気でバッタバッタと投げ飛ばすにも、いくつかのパターンの「型」に元づいて相手の打撃に対応して投げているので、相手が一流の空手やムエタイ選手の打撃であれば、いかに合気の達人でも対処するのは困難かと思われる。もちろん、それをやってのけられる達人もいるが、相手が何を仕掛けてくるか分からない「対決」の場ではどうなるか?それはまったくの未知の領域だ。

  それに現在行われている格闘技の「試合」は、中世ヨーロッパの貴族達が行っていた「デュエル」=つまり「決闘式」が原型にある。互い平等な条件の元、正々堂々と戦うというものだ。これが日本武道の「死合」となると、宮本武蔵の決闘に象徴されるように、戦う場所の「地の利」を利用して太陽を背にしたり、砂や水を相手の目かけたり、隠し持っている武器でトドメを刺したりといった事も容認しなければならないから、武道家の戦いというと、本当に勝負は「運」となるだろう。

  
  と、ところが!!!そういった達人の中で何と!「自分を『プライド』のリングへ上げてくれ!」と格闘技の試合希望して、自分のプロモーションビデオを自らTV局に送り付けていた「気功・合気」の達人がいたッ!しかも指一本触れずに弟子達を次々と吹き飛ばし、副業で整体業や心霊治療業を営んでいるという、おお~ッ!!!まさに絵に描いたような達人だッ!その名は 札幌の「大東流合気道」老人気功師・柳龍拳師範(65歳)!。

本人の道場のホームページを観ると、以下の事が書かれている。

◎武術エネルギーの証明のため「総合格闘技」の「プライド」に出場を強く志願し、多方面に折衝中。一流人との対戦を希望。21世紀以降の史上初の武術革命が生涯の目標である。

◎筋力、スピードを完全に消すエネルギー革命を確立し、指導中である。

◎ノールールーにて他流試合を200戦行うも無敗のままである。誰とでもノールールーで他流試合を行うことを宣言中である。

  「私は喧嘩200戦無敗。自分は本物、他所は偽物。PRIDEに出たい。私ならヒクソン・グレイシーに勝てる唯一の男だ!ヒクソンよ逃げるな! 50万円で挑戦者募集!負けたら看板を降ろす。」とまで豪語している!おおッ凄い自信だ!これは期待大の達人だ!

  そうしたら、無名のアマチュア格闘家に本当に挑戦を申し込まれてしまい、実際に試合する事になってしまった!本人大慌てかと思いきや自信満々で対戦を快諾し、逆に相手を挑発したりもしている。こりゃ凄い自信!一方の対戦相手の選手は以下のプロフィール。

岩倉 豪(イワクラ ツヨシ総合格闘家)36才

身長 165cm 体重 76㎏
武道暦 SAW2年 空手歴10年 谷柔術1年 グレイシーBHドラクリーノジャパン2年
現在 バルボーザ柔術 所属

だそうで、11月26日、「きたえ~る武道場」にて、試合は18時~20時の間で行われた。

  試合のルールは、柳氏本人が
「◎他流試合をご希望の方は、50万円が必要になります。(負けた場合返金する)気功エネルギー証明のため、異種格闘技の試合をいたします。すべてノールールで行います。結果はすぐわかります。負けたら看板を下ろす!」
とまでNETに書いているくらいなので、
「制限規制なし、ギブアップか、又はK・Oのいずれかの完全決着ルール!」
で、観戦無料で公開試合が行われた。

   で、・・・結果はどうなったか?その模様がNETにUPされ動画配信されていたので、私が観た限りでの印象を含めて実況してみると・・・
  開始の合図と同時に柳師範が両手を上に挙げて、おおっ、本当に気を発するかのようなポーズ!まったく相手を恐れず、余裕しゃくしゃく、達人の貫禄十分だ!これはひょっとするかも・・・?そして左右からまるでハエを追っ払うみたいな感じの、掌打とも思えないような神秘の動き?
  が、次の瞬間岩倉選手が柳師範の体を掴んだ瞬間、岩倉選手の膝蹴りが腹に、パンチが柳師範の口にヒット!柳師範は尻餅をつくように倒れ、立ち上がってからも口元を押さえてなんかスゲー痛そう。岩倉選手もちょっとやりすぎたかな?といったためらいの様子。しかしレフリーの「ファイト!」の声で試合続行されると、岩倉選手はためらいながらも柳師範の左袖を掴むとパンチとキックのの連打を柳師範の顔面に浴びせ、とーぜんというか、柳師範はダウン、そのままうずくまり動かなくなった。レフリーから「ダウン!」を取られ、岩倉選手の勝利が告げられたが、殴る蹴るの暴行を受けた老人気功師という図式になってしまったので、岩倉選手は心配になりすぐさま柳師範の元へ駆け寄ると、道場生に抱き起こされた柳師範はそのまま仰向けに倒れ気絶、救急車で病院へ運ばれた模様・・・。
 

  ・・・あ~あな結果になっちゃたかな?実力測定の場である「試合」に出てきた老人を評価すべきだが、パンチを喰らうまでは自信満々な態度でまったく相手を恐れる様子はみられなかったので、本気で気功エネルギーで勝てると思っていたのだろう。なにしろ道場では弟子達が、指一本触れず自分が気功エネルギーを発すると、次々と吹き飛んでくれていたのだから。それで岩倉選手のパンチを食らって初めて「あれ?ちょっとヘンだぞ?」と気づいたんじゃないかな?
  最初に柳師範が両手を上に挙げて「気」を発射しようとした時、相手の岩倉選手、空気読めよな~と言いたくなるような内容でした。柳師範が気を発する前に打撃を仕掛けたのは岩倉選手の戦術なので、合理的な行い方だ。あるいは左右からまるでハエを追い払うみたいな掌打とも思えないような神秘の動きをした時、気を発していたのかも知れないが、岩倉選手には通用しなかったのかも?。

                          
翌日の柳師範のサイトには
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柳 龍拳の他流試合は相手のパンチが顔面にヒットし出血がひどく、セコンドがストップした事による、レフリーストップ。 岩倉氏の勝ちとなりました。
彼は、パンチ(打撃)に大変工夫が見られ、素晴らしいセンスを持っていると思います。ますます研究して頑張って下さい。
当方としましては、将来的に再戦したいという希望は持ち続けてゆきたいと思っております。その時は宜しくお願い申し上げます。万全で望みたいと思います。
又、大勢の方々が観戦しに来てくださって、来てくれた事に対して深く深く感謝いたしております。ありがとうございました。
柳 龍拳
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と書かれていた。「レフリーストップ」と書いてるけど、ちゃんとレフリーが柳師範のダウンを認めた上で、岩倉選手の勝利を告げていたんだけどね。・・・そして、「負けたら看板を下ろす」宣言はHPから削除されていた。

  まあ、大東流合気柔術に気功をミックスさせ、おまけに心霊治療業までやっている、合気道の源流となった「大東流合気柔術」+「気功」+おまけに「心霊」という、かなりトンデモ武術のようで、技術的には問題アリのようで、「大東流」の歴史を語ると大変長い歴史話になるが、柳師範のHPには、甲斐の武田信玄の家臣・大東久之助が生み出したものと書いてあるが、これは明治期に武田惣角という人物によって世に出た事から源流は甲斐の武田家なのだろうと解釈したのかも知れない。
 本来「大東流合気柔術」の源流は、鎌倉時代の武将・新羅三郎源義光が流祖で、会津に伝承され、会津藩の御留め流=つまり門外不出の秘密武術となっていたという歴史がある。柳師範のHpには
 「会津系の大東流と当流とは全く関係ありません。」
とは出ているが。
  しかし本人が「インチキ」を自覚していたら、本当に対戦相手に勝負を挑まれたらヤバイと感じて対戦相手と裏取引し、両者良い形で勝負が決まるように「八百長試合」を申し出ると思うのだが、試合内容を観た限りでは、柳師範はパンチを喰らうまでは自分の技術を信じ、自分の技術に絶対の自信を持ち、純粋にあくまでも「本気」だったように感じられる。
  試合後「老人相手に何て事したんだ!」と勝った岩倉選手がバッシングを受けているようだが、その岩倉選手を柳師範はー
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柳 龍拳の希望に岩倉氏が応じてくれたことに対し感謝しております。
柳 龍拳の年齢が65才ということで世間的には無理と思われますでしょうが、当人は40代のつもりで闘いに望んだわけですので、ただ年齢だけを取り上げて岩倉氏を責めるようなメール等は一切お止めいただきたく存じます。
勝負は時の運でありますので、高齢だから負けたというのではなく、未熟だから負けたのです。
ですからこれは私からのお願いですが、岩倉氏は責任を感じないでください。
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 と、擁護して負けを素直に認めた柳師範の潔さには、私は好感を持っている。

レオ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━!!!!!

2006年11月26日 23時35分02秒 | Weblog
    「ウルトラマンメビウス」に、前回の「ウルトラマンタロウ」に続いて今度は「ウルトラマンレオ」が登場。しかも今度は人間の姿・おゝとりゲンこと真夏竜氏も出演。9ヶ月前、前シリーズの「ウルトラマンマックス」でひょうきんな駐在さんやって出演したが、今回は劇画キャラで渋い男の演技をしている。以前は「熱い男」であったゲンも、すっかり風格が出て、渋く厳しいオーラが出ているな!

  ・・・それにしても、シリーズの途中から隊の連中に正体がバレてるウルトラマンって、今回が史上初だから新鮮で面白いな。「ウルトラマンレオ」ではモロボシ・ダン隊長とゲンの二人だけが互いに正体を知っていて、他への秘密で、それもまた新鮮だったが、「ウルトラマンメビウス」では隊員の前で堂々とウルトラの国での話とかも出来るからいいよね。変身する時も、副座のコクピットから人前で直接変身出来るし、「助太刀しないで下さい。」と断りを入れてからウルトラマンになれるし。

  で、特訓シーンだが、てっきりゲンがミライをシゴいてジープで追い回すのか?と期待していたら、一人特訓か。そうなるとゴッドハンド・マス大山の清澄山山篭もりのような壮絶なものを期待するが、意外と地味でしたな。
  まあ、ジープで追い回す特訓、あれはダン隊長がもう、どんな特訓をやっていいのかわからなくなり、ヤケクソでやった感じでしたな(笑)「ゲン!ジープを恐れるな!」だからムチャもいいとこだ!ゲンが「隊長、やめて下さい!」という必死の叫びは本心だろうし、視聴者も納得だと思う(笑)しかし、当時もっと人気のあったイケメン・モデルの団時朗さんだって、丸太かつがされてうさぎ跳びやらされていたし、真夏竜さんなんか本当にジープで追っかけまわされ、転んだら轢かれてしまうから必死だったと話されていたから、そんなムチャを経験した人の前では、あんなイケメン俳優の軟弱さが目立ってしまうな!もっと本気でシゴいてやれば良かったのだ!
  リベンジ・マッチでのスピンキック、なんか思いつきでやった感じに見えてしまったが、これがレオなら、スピンキックを会得する特訓も描いただろうな。。(たしか宙吊りにされて廻らされていたよね。)
  でも最期にレオとメビウスのタッグ攻撃で敵を倒すのは燃える展開で盛り上がるけど、「一人で戦わせて下さい。」と言っていたから、これが梶原一騎スピリッツならレオに助太刀される事を拒否するんだけどね。
  最期にミライがゲンに向かって「レオ兄さん!」と言った時、コイツ本当はレオの弟アストラの人間体じゃないのか?と思ってしまったぞ(笑)