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近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

県外魚その7「マハゼ」 大型ハゼです

2008年12月05日 18時05分04秒 | 日本淡水魚(県外)等
 閲覧有難う御座います県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はマハゼ。こちらも第8回ツアーで、北陸にて採取した個体です。どちらかと言えば海水魚に分類されるのでしょうが、淡水で採取したので淡水魚として紹介~
<データ>
名前:
マハゼ
分布:
 北陸地方、東海地方では確認
体長:
 150mm前後を採取
生息:
 河川の下流域~河口の汽水域、海岸の砂泥底。
特徴:
 漢字で「真鯊」と書くハゼの仲間。体形はカマツカを想像させる細長さと言いますか、巨大なヨシノボリとでも申しますかという姿。体色は背面が薄い灰褐色、腹部が綺麗な白色です。また側面には黒い斑点が並び、青白い光沢も見られます。繁殖期は春頃らしく、雄は産卵用の巣穴を掘り卵の孵化まで巣を保護します。天麩羅などにして食べられるそうで、味は美味しいらしいです。
参考・引用文献
私見:
 水陸両用ならぬ淡海両用タイプの魚。汽水域にも勿論現れるオールラウンダー
採取:
 河床を網で掬う。
飼育:
 飼育経験なし。
動画:

画像:
        
     体だけじゃなくて、頭もスマートな気が?


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近江工舎

県外魚その6「ジュズカケハゼ」 黄色い数珠

2008年12月03日 17時06分47秒 | 日本淡水魚(県外)等
 閲覧有難う御座います。久し振りに県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はジュズカケハゼ。第8回ツアーで北陸にて採取した個体です。感覚管の開孔を数えていませんでしたので、シンジコハゼとの区別はつきません・・・ですから恐らくジュズカケハゼということで。
<データ>
名前:
ジュズカケハゼ
分布:
 北陸地方では確認 
体長:
 50~60mm前後を確認
生息:
 河川の中流~下流域で河床が砂泥質なところ。
特徴:
 漢字で「数珠掛鯊」と書くウキゴリの仲間。体形は少しずんぐりしたウキゴリ型でして、頭部は丸めですね。体色は薄い茶褐色に黄色の横帯が数本入ってます(腹部は白い)。繁殖期は春頃で、トミヨ類とは逆にメスの体色が黒くなるそうです。また雄は他のハゼ類同様、産卵用の巣穴を掘り卵を保護します。近縁種のビリンゴやシンジコハゼと比べて、眼上感覚管や眼上管の開孔が無い方がジュズカケハゼであるそうです(ビリンゴは横帯が無いらしい)。また詳しくは知りませんが、東日本型、富山型、関東流域型の3つの遺伝的集団に分けられているようです。
参考・引用文献
私見:図鑑で見るのと違うな~と思ったら、
   ジュズカケハゼにも種類が色々あるんですねー
採取:
 河床を網で掬う。
飼育:
 飼育経験なし。
動画:

画像:
        
     黄色い帯が鮮やかですね。


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県外魚その5 「スジシマドジョウ小型種東海型」

2008年05月16日 10時54分40秒 | 日本淡水魚(県外)等
 今日の1匹はスジシマドジョウ東海小型種。1年以上前に懐畔泥鰌さんから頂いた個体ですが、お盆に家を空けた時に☆になっていまいました(捕食)。そして、飼育個体は何時でも写真が撮れると思い、画像を全然残せていませんでした。
<データ>
名前:
スジシマドジョウ小型種東海型
分布:
 自己未確認
体長:
 全長で40~60㎜前後くらいのようです
生息:
 農業用水路、休田、湿地など流れの緩やかなところ
特徴:
 漢字で、「筋縞泥鰌小型種東海型」と書くドジョウの仲間。体は細長い筒状で、ドジョウよりも体高が高い感じですね。また、シマドジョウと比べると体長は寸詰まり気味です。体色は淡い灰色系でして、体側面に太い波線状の暗色帯が入ります。産卵期は春~夏頃らしく、水田等で産卵されるようです。雄は胸鰭基部の骨質盤が円いとの事です。スジシマドジョウの小型種は他にも、琵琶湖型・淀川型・山陽型・点小型に分けられています。
参考・引用文献
私見:ぱっと見、胴の短いシマドジョウでして、
   スジっぽくないスジシマですよね。
採取:
 タモ網で水路をガサガサ
飼育:
 シマドジョウ類の飼い方と同様で良いかと思われます。
動画:

画像:
   

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県外魚その4 「スミウキゴリ」 墨なのに黒班無し

2008年04月23日 13時54分24秒 | 日本淡水魚(県外)等
 県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はスミウキゴリ。またまたまた静岡県産のこの魚、「静岡県淡水生物館」のきつねさんから送って頂いた個体です。絶妙なサイズを送って下さり、有難う御座います。
<データ>
名前:
スミウキゴリ
分布:
 北陸地方では確認
体長:
 80mm前後
生息:
 海に注ぐ河川の下流域、河口汽水域の砂泥底・緩流域
特徴:
 漢字で「墨浮鮴」と書くハゼの仲間。体型は筒状で、典型的ハゼ体形ですね。体色は茶褐色系のベースに暗色の班が入ります。ウキゴリと似ていますが、”墨”と書くのに、第1背鰭の後端に黒班が見られ無い方が"スミ"ウキゴリです。ウキゴリとの混生河川では、ウキゴリ程上流まで遡上しないようです。以前は「ウキゴリ汽水型」と呼ばれてたそうですが、一部の湖では陸封型も見られるとのことです。
類似種との比較
ウキゴリ  :第1背鰭の後端に黒班が見られる
スミウキゴリ:第1背鰭の後端に黒班が見られ無い
参考・引用文献
私見:ウキゴリとの区別が付き難い・・・
採取:
 捕獲経験無し。
飼育:
 現在飼育中。底層から中層辺りを泳いでいます。
動画:

画像:
        
        

 

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県外魚その3 「カワアナゴ」 小さな鰹節?

2008年04月14日 18時34分24秒 | 日本淡水魚(県外)等
 県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の2匹はカワアナゴ。またまた静岡県産のこの魚、「静岡県淡水生物館」のきつねさんから送って頂いた個体です。
<データ>
名前:
カワアナゴ
分布:
 東海地方から頂きました
体長:
 100mm前後まで飼育
生息:
 自分では未確認。
特徴:
 漢字で「川穴子」と書くハゼの仲間。体形は筒状で背面がやや平ら、鰹節のような形状ですね。ハゼの仲間ですが腹部には吸盤状の鰭を持ちません。体色は黒色(赤褐色)で、背面が砂に潜むために灰褐色から茶褐色をしています。エビ等のを捕獲するために、体の半分以上を砂に沈めて餌が来るのを待ちます(そして夜行性)。産卵期は夏頃らしく、他のハゼ同様に石等の下で産卵するとのこと。そして、孵化した稚魚は海へ下り成長と共に川を遡上しているようです。
参考・引用文献
私見:
 小さい時ってかわいいですよねー、小さい時は・・・      
関西にいる魚では、ドンコのポジションでしょうかね?。
採取:
 捕獲経験無し。
飼育:
 現在飼育中。枯葉の下や砂の中に潜んでいることが多いです。
08.10.01追記
 水温は低水温(18度)でも高水温(28度)でも飼育可能でした。餌は動物性のものを好み、冷凍赤虫やミナミヌマエビを食べていますが、人工配合飼料も食べました。底砂を敷いて、石などを組んで隠れ家を設けると、落ち着いて飼育できました。
動画:

画像:
        
        
このサイズは可愛いのですが、後には大きくなります・・・

        
 08.10.01追加画像、水面で餌を待つ飼育個体です。 

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