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近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「ニホンアマガエル」 カエル オブ カエル

2008年12月10日 17時25分47秒 | 滋賀県の亀・両生類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息するカエルの紹介、今日の1匹はニホンアマガエル。水辺の生物紹介しているのですが、余り水に関係が無いかも?さあ、等々アマガエルにまで手を出しましよ!どんどんネタ画像が切れて来ましたよ!
※09.02.12、ご指摘のあったTOP画像を差し替えました。
<データ>
名前:ニホンアマガエル
分布:滋賀県全域
体長:30mm程度の個体を良く見かけます。
生息:湖沼、池、小川の浅瀬など
     
特徴:
 漢字で「雨蛙」と書く小型のカエル。体色は背面が鮮やかな黄緑色ですが、保護色で周りに合わせて色を変えます(腹部はいつでも白色)。前足4本、後足5本の指全て吸盤が付いていて壁等の垂直面を登ることができます。繁殖期は4月から6月頃で、水田や池で雄は激しく鳴いて雌を誘います。産卵は水中で行われ、ゼリー状の物質で覆われた卵を産みます。アマガエルの体の粘膜には毒があり、目に入ると酷い場合は失明するそうなので、接触後は必ず手を洗いましょう!
参考・引用文献
私見:
 子供の頃、お尻から空気を入れましたゴメンナサイ。
採取:
 野原の辺りを網で掬う
飼育:
 飼育経験なし
動画:

画像:
         
 ニホンアマガエルの幼生(オタマジャクシ)です。
    

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近江工舎

「ツチガエル」 アリ喰いガエル

2008年10月31日 09時35分27秒 | 滋賀県の亀・両生類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる両生類の紹介、今日の1匹はツチガエルです。湖西の山間部の川で石を除けると姿を現しました。最初はヒキガエルの仲間か?と思いましたが、捕まえてひっくり返すとお腹がマダラ模様。恐らくはツチガエルではないでしょうか?
<データ>
名前:ツチガエル
分布:滋賀県の山側 
体長:40mm程度の採取経験あり 
生息:水質の良い河川の緩流域・止水域、水路や水田の周辺
     
特徴:
 漢字で「土蛙」と書くカエル。体型はややスマートで背中には多くの突起(皺?)を持ちます。体色は灰褐色から黒褐色で、腹部は薄い黄褐色と黒褐色のまだら模様をしています。滋賀県での繁殖期は確認できていません。カエルでの越冬は確認していますが、オタマジャクシでの越冬は確認できていません。類似種のヌマガエルは腹部が白いので区別し易いそうです。皮膚からでる粘液は、酸っぱい刺激臭がして外敵から身を守るとか?好みの餌は蟻(アリ)!別名はイボガエル
参考・引用文献
私見:
 この酸味を利用して、夏には「ツチガエルスカッシュ!」ああ、飲みたくね~
採取:
 茂みをタモ網で掬う
飼育:
 飼育経験無し
動画:

画像:
             
 裏返して見ると、腹部はこのようにまだら模様です。

    こちらは別の個体。サイズは若干大きめですね。
   
   

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「ウシガエル」 姿も声も牛ですか

2008年10月27日 11時23分39秒 | 滋賀県の亀・両生類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる両生類の紹介、今日の1匹はウシガエルです。狙って捕ることはないのですが、偶に網の中で出会ってしまう彼。捕った方も捕られた方も気まずくなりますね。
<データ>
名前:ウシガエル
分布:滋賀県の比較的平野方面(原産は北米など) 
体長:150mmまでの採取経験あり 
生息:河川や池沼など草が茂り流れの少ない水域
     
特徴:
 漢字で「牛蛙」と書く特定外来物のカエル。和名の由来は鳴き声が牛に似ている事でして、非常に大きな声を出します。体型は大きな体(オタマジャクシも大きい)に大きな後ろ脚を持ち、国内に分布するカエルでは最大クラスですね。体色は灰褐色から緑褐色で、顔の辺りは緑が強く、腹部は白っぽいですね。繁殖期は春から夏頃で、孵化したオタマジャクとカエルの両方が越冬します。通称で食用ガエル(ショックン)とも呼ばれています。
参考・引用文献
私見:
 網に入ると、結構衝撃的ですよ~。迂闊に網を除けばカエルと口づけ・・・
口づけしても、カエルが王子様になるわけではないのでご注意下さい。
採取:
 茂みをタモ網で掬う
飼育:
 特定外来物なので、オタマジャクシを含めて飼育しないで下さい。
動画:

画像:
          
  ウシガエルの子供。子供でもアマガエル以上の大きさ
          
          
  ウシガエルはオタマジャクも巨大です・・・
 
   

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「カジカガエル」 ええ声ー

2008年08月12日 09時49分12秒 | 滋賀県の亀・両生類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる両生類の紹介、今日の1匹はカジカガエルです。画像は2年前のものですして、季節は繁殖期の春でした。カジカやアマゴが生息している山間部でよく見かけることがありあます。
<データ>
名前:カジカガエル
分布:滋賀県の西部・東部・北部で確認済み
全長:40mm程度まで採取経験あり
棲息:渓流・沢・河川の上流域の平瀬など
    
特徴:
 漢字で「河鹿蛙」と書く鳴き声の美しいカエル。和名の由来は泣き声が鹿に似ていることかららしいです。体形はやや平たい体で、渓流の岩に付くために指先の吸盤が、渓流で泳ぐために後肢の水掻きがそれぞれ発達していますね。体色は背面が灰褐色~茶褐色に不規則な斑紋があり(※体色は生活環境により変化)、腹部は白色系です。繁殖期は春から夏頃で、夏にはオタマジャクシを確認しました。孵化した幼生(オタマジャクシ)は夏の終わりに変態し(カエルになる)、水際の落ち葉の下などで越冬します。
※追記
・カジカガエルの雄雌比は、極端にメスが少ないそうです。
・オスの成熟は2年なのに対し、メスは4年で成熟するそうです。
 (情報提供者 ガクさん)
参考・引用文献
私見:
 そう言えば、ええ声を聞いたことは無いですね
採取:
 石の下から誘き出してタモ網で掬う。
飼育:
 飼育経験無し。低水温&清潔な環境が必要で、特に越冬させる技術が難しいそうです。
※追記。
オタマジャクシを飼育して見ました。飼育環境は以下の通りです
 ①容器:30㎝キューブの水槽に飼育数は3匹程度
 ②底床:大磯砂粗目
 ③濾過:外掛けフィルター1台
 ④設備:冷却ファン1台、蓋は必須!
 ⑤水草:必要無いのででしょうがマツモ1株
 ⑥餌 :冷凍アカムシ、生きた水生生物
 ⑦混泳:単種飼育でした
 ⑧置物:石を入れていました
 ⑨繁殖:容易ではないと思います
夏頃にオタマジャクシがカエルに変態しました。
水槽に蓋をしていなかったので、他の水槽に逃げ込み捕食されました。
動画:

画像:
      
     カジカのお腹は白いですね~、人間は黒い(腹黒い)?
      
         
         
     カジカのオタマジャクシと飼育下で変態した子カエルです。      

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近江工舎

「トノサマガエル」 殿!

2008年08月11日 16時32分52秒 | 滋賀県の亀・両生類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる両生類の紹介、今日の1匹はトノサマガエルです。滋賀県の亀・両生類のカテゴリーを作りながら、カエルを差別していたようで・・・全然紹介していないことに気付きました。
<データ>
名前:トノサマガエル
分布:滋賀県全域
体長:70mm程度の個体を採取した事があります。
生息:水路の止水域、池沼、水田、湿地等
     
特徴:
 漢字で「殿様蛙」と書く比較的有名なカエル。体形は扁平したおにぎり形?でして、遊泳及び跳躍に優れた大きな足を持ちます。体色は背面が緑掛った薄茶褐色に黒色の模様を多数持ち、腹部は白色。繁殖期は田植えの頃で、雄は水面で大きな声で鳴いて雌を誘います。生まれた卵はオタマジャクシとなり秋にはカエルの姿へと変態しています。ですから冬はカエルの姿で土の中で越冬を行い、数年生きるそうです。類似種ダルマガエルの方はトノサマガエルより体が丸く、腹部に網目状の斑紋があるようですね。
参考・引用文献
私見:
 立派な名前だが、人々から尊敬はされていない・・・バカ殿?
採取:
 水辺でタモ網を使い掬う。
飼育:
 飼育経験無し。カムルチーの餌に向いているかも?
動画:

画像:
        

      08.12.25追加画像
   

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