ミクリ科(Sparganiaceae); ミクリ属(Sparganium); ミクリ(S. erectum)
学名: Sparganium erectum
和名: ミクリ(実栗)
北上市の和賀川沿いにある和賀川グリーンパークの池にミクリが生えていた。花軸の下の方に白く長い柱頭を放射状に突き出した数個の雌頭花を咲かせ、その上の方に雌頭花よりやや小さい雄頭花を多数咲かせる。こちらの方は白い雌しべの先に黒い葯を付けている。果実は名前のように栗のイガイガのように先が尖った実だ。雌頭花も雄頭花も果実も球形である。果実は直径約2cmだが、雌頭花と雄頭花はそれぞれ1cm、約6mmと順に小さくなる。花軸にこれら球形の果実や花が咲いている様子美しいとは言い難いが何だか楽しい。
6月中旬に丁度雌花と雄花が咲いているのに出会ったが、アブが飛びながら一生懸命雌頭花の柱頭に口先を付けていた。蜜でも吸っていたのだろうか。
ミクリの塊茎は生薬としても用いられ、生薬名を三稜(サンリョウ)と言い、漢方では腹部の腫瘤や腹痛、胸痛、月経障害、打撲傷などに用いられてきたという。
グリーンパークの池でミクリを見つけた。下に白い柱頭を出した雌頭花があり、その上に雄頭花が多数見える。(北上市和賀川グリーンパーク、2014年6月18日)
同上
雌頭花を拡大。(同上)
雄頭花を拡大。(同上)
雌頭花に一匹のアブが飛びながら口を柱頭に差し込んでいた。蜜でも吸っていたのだろうか。(同上)
7月になると果実がなり始めた。(同上、2014年7月2日)
同上
9月になると葉は枯れてしまい、栗のようなイガイガの果実だけになった。(同上、2013年9月9日)
同上
学名: Sparganium erectum
和名: ミクリ(実栗)
北上市の和賀川沿いにある和賀川グリーンパークの池にミクリが生えていた。花軸の下の方に白く長い柱頭を放射状に突き出した数個の雌頭花を咲かせ、その上の方に雌頭花よりやや小さい雄頭花を多数咲かせる。こちらの方は白い雌しべの先に黒い葯を付けている。果実は名前のように栗のイガイガのように先が尖った実だ。雌頭花も雄頭花も果実も球形である。果実は直径約2cmだが、雌頭花と雄頭花はそれぞれ1cm、約6mmと順に小さくなる。花軸にこれら球形の果実や花が咲いている様子美しいとは言い難いが何だか楽しい。
6月中旬に丁度雌花と雄花が咲いているのに出会ったが、アブが飛びながら一生懸命雌頭花の柱頭に口先を付けていた。蜜でも吸っていたのだろうか。
ミクリの塊茎は生薬としても用いられ、生薬名を三稜(サンリョウ)と言い、漢方では腹部の腫瘤や腹痛、胸痛、月経障害、打撲傷などに用いられてきたという。
グリーンパークの池でミクリを見つけた。下に白い柱頭を出した雌頭花があり、その上に雄頭花が多数見える。(北上市和賀川グリーンパーク、2014年6月18日)
同上
雌頭花を拡大。(同上)
雄頭花を拡大。(同上)
雌頭花に一匹のアブが飛びながら口を柱頭に差し込んでいた。蜜でも吸っていたのだろうか。(同上)
7月になると果実がなり始めた。(同上、2014年7月2日)
同上
9月になると葉は枯れてしまい、栗のようなイガイガの果実だけになった。(同上、2013年9月9日)
同上