栄養と薬効があり栽培容易、お宅でも植えてみては ニラ

ヒガンバナ科 Amaryllidaceaeネギ属 Alliumニラ A. tuberosum
学名Allium tuberosum
英名Oriental garlic、Chinese chives
ニラ（韮、韭）

　ニラは丈夫な作物だ。一株植えておけば独りでにどんどん増える。釜石の庭に植えたニラは何の手入れもしないのに雑草に負けることなく毎年たくましく生えてくる。葉は刈り取って何回も利用できて便利だ。色々な料理に利用できるが、味噌汁の具やレバニラ炒め、餃子の具などが一般的だ。
　8月頃から花が咲き始める。花茎の先端に散形花序で多数の小さな花を着ける。花被片は6枚で長さ5～6mmで先が尖る。雄しべは6本で子房は3つに分かれている。
　古事記の時代から親しまれてきた日本人には馴染み深い野菜だ。
　生薬としても用いられてきており、種子は、韮子（きゅうし）という生薬で腰痛、遺精、頻尿に使われる。葉は、韮白（きゅうはく）という生薬で強精、強壮作用がある（ウィキペディア参照）。
　栄養もあり、薬効もあり、栽培も容易なので一株庭に植えてみてはどうだろうか。


８月中旬ニラの花が咲き始めた。（釜石市中妻、2014年8月14日）



同上



上から撮影。（同上）



花を拡大。（同上）